#萩尾望都
#一度きりの大泉の話
竹宮さんの本「少年の名はジルベール」も読んだが
この萩尾さんの本の方が真相に近いのだろうなと思う
トキワ荘と同じように少女漫画でも萩尾望都と竹宮恵子
の2大ビッグネームが練馬区大泉の借家で共同生活を二年間
行い、その場所で風と樹の詩とポーの一族が生まれ、そして
突然共同生活が解消され、それ以降二人は一切交流を断って
いることは、一時期それなりに話題になっていた。
だが、その絶縁の真相は当人のみが胸に秘めていればいい
ものであり、それが特にトラウマのように痛みを伴うもの
であるならば、興味本位で我々が詮索するべきではない。
ましてや、勝手にトキワ荘やまんが道みたいな勝手な理想郷
やサクセスストーリーを思い込みで作り上げ、ワレワレこそ
善意の思い出発掘人だ!と独善独裁者になるなんて論外だ。
創作者の世界には嫉妬も共鳴もあり得ることであろうし
そこでの心情も結論も外野が口を出すべきではないのだ。
この本で繰り返し登場する 勘違い親切正義感で
あわよくば糞でお手軽な企画書で一発決めたいと迷惑振り撒く
マスコミ新聞社テレビの輩には嫌悪感しかない
もうこの心やさしい天才をこれ以上煩わさないでいただきたい