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ぴぴぽんの「世の中を斬ってみる」 - 中国韓国の国家犯罪を暴く

世の中や自分の身の回りで起こった出来事を、主観と偏見で切り刻む所です。
(犯罪国家中国・韓国がメイン)

秋葉原通り魔事件は日本社会が生み出した 日本の若者が晒されている危機を海外メディアが報道・分析

2008-06-12 | 国内一般(一般ニュース)
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まずは引用。
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日本社会が生み出した「若者の危機」

 東京・秋葉原で起きた通り魔事件の衝撃は、海外へも広がっている。各国メディアは、「オタクが集まる街アキバ」で起きた事件の背景を、日本社会が抱える教育や格差問題に焦点を当てて分析している。

 「あまりにも多くを要求し競争を求める教育が原因で、日本の若者は(容疑者と)同様の圧迫感に直面している」と指摘したのは、9日付米誌タイム(電子版)だ。タイムは、静岡大の間庭(まにわ)充幸(みつゆき)名誉教授の談話を引用し、教師や親が子供に失敗に対する責任を持つよう求めるため、「若者は逃げ場のない立場に追い詰められてきた」と教育の在り方に疑問を投げかけた。

 若者が感じている重圧を8日付英BBC放送(電子版)は、日本社会が個性に不寛容であるという側面から分析している。
 「人々が圧迫感を抱いているのは、日本社会が失敗や他人との違いを認めないせいでもある。社会に適応できず、職もなく、他人と同じように行動しないと疎外されるのだ」

 こうした疎外感は、最近の日本社会の変質とも関係があるようだ。9日付英紙インディペンデント電子版は「加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が犯行場所に秋葉原を選んだのは、偶然ではないかもしれない。日本が急速に終身雇用制から脱皮し、核家族化していく中で、伝統的な男性の役割に対する不安定感の増大が、オタク現象に拍車をかけていると専門家は分析している」と報じた。また、インディペンデントは、「(これまで通り魔事件に関与した)男たちの人物像を見ると、パートタイマーや職が不安定な人であることが多い。こうした男性が、社会から疎外されていると感じ、鬱積(うつせき)した怒りを爆発させる」との社会学者の見方も紹介している。

 疎外感は、社会に根ざす格差によっても助長されている。9日付英紙ガーディアン(電子版)は、「日本の若者の危機」と題する分析記事を掲載。その中で、立正大の小宮信夫教授は、「孤立を打ち破ろうとして極端な行動に出る若者の下層社会を、日本で拡大し続ける収入格差が作り出していることが事件の要因の一つ」と述べた。

 しかも問題が深刻なのは、こうした事件を予防するためのシステムが社会に欠落していることだろう。ガーディアンは、「日本には、切れそうになった若者のための安全弁がない」と指摘する。「カウンセリング・サービスが欧米に比較してかなり遅れている。精神的な疾患に付随する個人的な問題や恥ずかしい事情については話さないという日本文化の中の強い抵抗感がその理由の一つだ」という。

 この点で情報化社会は、若者をさらに殻に閉じこめさせようとしている。「インターネットは、人々を他人とまったくかかわらなくてもやっていけるし、人生で探しているものをみつけられると思いこませ始めている」(小宮氏)。加藤容疑者も実際、犯行前、携帯サイトに頻繁に書き込みを行っていたことが明らかになっている。

 各国のメディアは、「日本は相対的に犯罪率の高い国ではない」(9日付韓国紙中央日報・電子版)との認識でほぼ一致している。しかし、繰り返される凶悪事件で日本の信用を傷つけないために、何か打つ手はないのか。日本社会のありようが改めて問われている。
(産経新聞)
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※厳密には「無差別殺傷事件」なのでしょうが、ここでは記事に合わせて「通り魔事件」で統一します。

世界でも安全な部類にあると言われる日本(最近は国民生活の不安定化や凶悪犯罪の急増で安全神話は崩れ去っていますが)の、世界的に著名な秋葉原。そこで6月8日の白昼に起きた通り魔事件。男がトラックで歩行者天国に突っ込み、トラックから降りたらナイフで次々と人を刺し、7人が死亡したわけですが、この事件を海外メディアもこぞって報道。世界的にも関心の高い事件であったと言えます。

で、そんな海外メディアがこの事件についてそれぞれ分析を行っている模様。あながち誤ったことではないようで、結構正論を突いてきているようにも思えます。

通り魔事件を起こした彼は、今の日本社会が必然的に産んでしまった存在なのかもしれません。

考えられる点としては、主に以下の要素があります。

日本という国は、近年若者に対して必要以上の重圧を与えてきました。就職氷河期がその代表例で、不幸にもその被害者となってしまった者を社会はおろか国も手を差し伸べることなく放置し続けてきており、そういう者達に対するサポート体制は敷かれてはいるもののまるで機能していない様子で、解決の兆しすら見えません。その結果、派遣やアルバイトなどの不安定を強いられる立場にならざるをえない者が急増してしまったわけです。(当然、国は何も対策をしておらず放置状態です)

また、日本は人と人との繋がりの希薄化が進行していますが、孤立化する人が増加するのも不思議ではないのかもしれません。個人を尊重しない社会風潮も一役買っているとも言えるでしょう。

…長くなるのでこの辺で切り上げますが、そういう点を鑑みると、決して今回事件を起こした男だけの問題だけではなく、現代日本の社会的要素が必然的に産んでしまった問題でもあると思えてくるわけです。要するに今回の通り魔事件は起こるべくして起こった事件であるとも考えられるのです。

この男に対して憎悪を抱くのは決して間違ったことではありませんが、真に憎むべきはこの男ではなく今の日本社会なのかもしれませんね。(だからと言ってこの男を擁護するわけではありません)

日本社会が生み出した「若者の危機」 - izaニュース

参考過去記事:就職氷河期やワーキングプアは国や企業に大きな責任がある!もはや個人の責任だけでは片付けられない




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