マトマイニ

ケニアの言葉で『希望』という意味 

京都御苑 閑院宮邸跡 記念講演

2016-04-24 16:18:37 | Weblog
新緑の美しい4月の日曜日

御所の中の西南部にある閑院宮邸跡の
公開10年を記念した講演会が開催されました

毎朝の散歩コースで馴染みの深いわりに
何も知らないので参加してみることに

「御苑の遺跡」がテーマで御所の土地から発掘された
縄文から明治までの遺跡のお話でした

烏丸丸太町界隈は縄文の頃の集落の跡があるようですが
やはりいろいろなものが出土するのは平安時代以後のよう
お屋敷の敷石、道路の跡、陶器、土器などから
多くのことが分かるようです

京都は地震はそんなになかったようですが
何度も大火事で消失し
何度も再建しているようです

御所のまわりに囲むように公家屋敷があって
明治天皇が東京に行かれた時に
多くの公家も東京へ引っ越したので
当時の京都御所はたいへん荒廃して
それを嘆いた明治天皇が
今のような公園に整備したというのは有名な話ですが
御所の周りに公家屋敷を集めたのは
豊臣秀吉!
平安の昔からそうなんだと思っていたのでこのことに驚きました

秀吉といえば、御土居を作って京都の街を囲んだり
寺院を強制転居させて寺町を作ったりの都市改造しているもんね

今の私たちが思う以上に
大きな力を持って
すごい大改造をしたのでしょうね

普段はなかなか聞けないお話でした

手入れされた中庭、もみじの新緑が美しい


玄関 日本建築っていいですねえ


青もみじが床に写って綺麗です


古地図に則って再現した池なのだそうです


ここは入場無料なのです
建物内にはちょっとした展示もあり
美しい庭も散策できて
意外と知られていない観光の穴場ですね