秋の七草の一つ 藤袴
平安の昔は当たり前のように京の市中に咲いていたそうですが
いつの間にやら数が減り
いまでは絶滅危惧種なのだそうです。
今から25年ほど前の1988年、京都市西京区大原野の古池の堤で
藤袴の原種が発見されました
その後「乙訓自然を守る会」の方々によって
約200株の藤袴が育てられました。
その後、2007年にKBS京都が「守ろう藤袴プロジェクト」を立ち上げ
2008年には源氏物語千年紀のイベントがあり
源氏物語にも出てくる花としても脚光を浴び
京都のあちこちの神社仏閣、公共施設、小学校に藤袴の鉢が置かれ
広がりました。
プロジェクトは2010年で終了したようですが
その頃、京都新聞社や烏丸通りに近いこの場所に引っ越してきた我が家にも
家の前に置いて咲かせませんか?と申し出があり
喜んでお受けしました。
プロジェクト終了につき開花後も鉢はそのままもらってください
という嬉しいお話で
その後は我が家の一員として大切に育てています。
今年も開花し良い香りを漂わせています。