☆わたしたちの望むものは☆

わふっ。サッカー日本代表のみなさん、お疲れさま&おかえりなさいー！！
フィールドに浮かぶ、選手の歓喜・勇姿・絶望。
そういうのの、ひとつひとつに心がぷるぷるしました。
そうそう、寝不足な体を引きずっていたであろう
日本のみなさまもお疲れさまでした。岡ちゃん、あなたはすごい人だ☆

世界がサッカーに揺れているそんな最中、今年で53回目を迎える、
「世界報道写真展2010」へ行ってきました。
地下のほの暗い展示室へ足を踏み入れるとすぐに、
今年の大賞写真を目にすることができます。
自宅の屋上から、イランの現体制への抗議を叫ぶ
女性を写した場面が、今年の受賞作。


ピエトロ・マストゥルツォ／イタリア

他にも自然の部、現代社会の問題の部、スポーツ・アクションの部など
部門ごとの受賞作が、解説とともに整然と並んでいます。

世界報道写真展は、以前同美術館で開催された「世界報道写真50周年記念展」も
含めて、ここ何年か見ている。
背中にじっとり汗を掻くころになると、今年もそろそろ行かねばと思う写真展。
そして、毎回ガツーンとやられては、しばらく悶々とする写真展。
それは、受賞作の殆どが悲惨な場面であるがゆえのガツーンであり、
殆どが物理的にも精神的にも、遠い国の出来事であるがゆえの悶々。
空調の効いた、近代的な美術館で一体何を思えばいいのか
いつもわからなくなってしまう。
世界を巡る、うれしいことや楽しいことがほんとうであるのと同じように、
この場面もほんとうなんだっていうことを、思ってとぼとぼ帰る。
私にとってはそういう写真展。
８月８日まで、恵比寿の東京都写真美術館で開催中です。

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