ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

ROXY

2014-07-22 14:30:41 | Weblog
先日、氷室京介さんが
「ステージ上で自身の音楽活動への引退の意向を表明」
されました。

奇しくもその発表の前2週間ほど、
私は氷室さんのソロデビューアルバム「Flowers for Algernon」と
布袋寅泰さんのソロデビューアルバム「GUITARHYTHM」を
数十年ぶりに猛烈なリピートで聴いておりました。

「BOOWY以前、BOOWY以後」
なんてフレーズがよく音楽雑誌で叫ばれていましたが、
彼らの音楽に熱中していた私はBOOWY解散と同時に
自身の中のポストBOOWYを日々模索したのも懐かしい思い出です。

そんなときに両人のソロデビューアルバムがリリース。
それはもう登下校時の私のヘッドフォンを独占したものでした。

BOOWYの残骸を探して聴いていた私には
それが不毛だということを確認して寂しさを感じたものの、

「臆病な俺を見つめなよ ANGEL
今飾りを捨てるから
はだかの俺を見つめなよ ANGEL」

といった具合に、
一方ではBOOWYという束縛から解放された自由と
照れのような感情も感じて
それはそれで新しい音楽への期待を感じたのでした。


そんなことを懐古的に述べてきましたが
私はその後ずっと両人を追いかけるほどの
熱狂さは持ちませんでした。

勝手なもんですみません。

しかし、
何百回、何千回と聴いた両人の音楽は
すでに不肖な私の血肉となっています。

それが
氷室さんがステージ上の活動を引退して
“歴史”として風化してしまうような気がして
それがなんとも寂しいですね。

しばらくはお気に入りの”ROXY”を聴きながら
当時感じたあの自由なヒムロックらしさを
味わおうかと思います。


小林朋広



PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
オリジナル・デザインのPINS(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ)を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp
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