ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

こういうことか…。

2009-08-03 19:13:22 | Weblog
毎日、すし詰めの満員電車に乗って通勤してます。
行きも帰りもギュウギュウです。
先日、帰りの電車に飛び乗ったところ、
ポッカリと2人分ほどの吊り革が空いてたんです。

満員電車の中で
「こりゃラッキー」
と空いている吊り革にボジショニングしましたよ。
手すりや吊り革とかをつかめるのなら、
その方が楽ですもんね。


そしたら目の前に座っていた男性は
明らかに見た目がコワイお兄さんでした。

短髪に黒のタンクトップ。
肩口から肘にかけてあしらわれている、
赤と緑を基調とした大胆な彫り物。
欲張りな太さの金のネックレス。

そんなルックスのお兄さんが
達也と和也のように2人で同じ格好をして、
惜しげもなく股を広げて鎮座していました。

その周辺の吊り革が空いている理由はこれだったのかと、
僕は遅すぎる後悔を始めてそのまま家に帰りました。



また別の日も同じように電車に飛び乗って、
空いている吊り革にガッシとつかまりました。

そしたら目の前に座っていたのは、
20代中盤のいたって普通の真面目そうなカップルでしたよ。

しかし電車の中で必要以上にラブラブなんです。

彼女は彼の肩にしなだれかかってるし、
彼は彼女の手を取って親指を優しくスリスリしてるし。
たまにお互い目があってウフッて
静かに微笑み合ってるし。


そんなストロベリーな二人などお構いなく、
僕はビジネス本を読もうと果敢にチャレンジしました。
しかし見事にダメでした。
あの甘~い何かが僕の心を乱すんですよ。
頑なに本を読もうと思えば思うほど、
まともに本を読めなくなる、蟻地獄のようなこの苦しみ。
僕はこの甘い何かに屈して本を諦めました。


「必ず最後に愛は勝つ」って
20年前にKANが言ってましたもんね。



小林朋広



PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
オリジナル・デザインのPINS(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ)を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp
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