償

薄い陽ざしの初冬の一日。
そこそこ寒いかも……というくらいの寒さ。
カニサボテンが花盛り。
実家から持ってきた、ピンク系の花の方が元気。
挿し芽でけっこう増えた。推定年齢は約40歳。
オレンジ系の花をつける株は、いつの間にか少数派に。
そんなこんなで、先ほどから木枯しの音が……。
薄く黄葉したケヤッキー、心おきなく葉を降らせるはず。
明日の朝は、ケヤキの落ち葉掃きではじまるのでせう。
三日ほど前、駅前を通りかかったら、異様な叫び声が。
踏み切りのちょっと先に回送車が停車していた。
事故？　喧嘩とか？　踏み切りのそばにはフォーマルな制帽を
かぶった駅員が十人ほども待機してるし。
それにしても、あの絶叫はいったい何……。
で、思いあたったのが、先月の早朝、車庫内で起きた信号見落とし事件。
けが人こそなかったものの、脱線事故になったらしい。
あれが、いわゆる日勤教育？？
信号の確認を、最大限の大声で繰り返していた風だったけど。
あくまでも未確認情報なんですが。
喉がつぶれそうな叫びは、どれくらいの時間つづいたんだろう？