墨

梅雨の晴れ間だろうか、昨日も今日も雨は振らず。
昨日なんて、うっすらと青空がのぞめたりした。
気温の方は着々とあがっていて、部屋の温度計は30℃を記す。
気づけばもう六月も半ば。無理もないかも。

髪の毛をカットしてもらうべく美容室へ。二カ月ぶり。
去年から美容院を変えたんだけど、今のところ正解のような。
いつ行ってもそこそこお客さんが来ているし、
何より美容師さんのスキル、けっこうレベルが高いと思う。
カットから日数がたってもスタイルが崩れない。
まあ気にしてるのは自分だけだと思うけど。

ほんとにおしゃれな人は月1くらいでケアしてもらうはず。
そんな余裕はない自分。
それはそうとして、今回驚いたのはドライしてくれたお兄さんのこと。
彼自身は鹿島のマルキーニョスみたいな髪型。
それは置いといて、ふと鏡を見たらお兄さんの右腕に目が釘付けに。
ひじから手首まで青々とした刺青が……。タトゥっていうのかな最近は。

さすがに唐獅子ボタン風なやつではなくて、Hの字を一直線に並べたような柄。
シール式に貼り付けるタイプもあるらしいけれど、あれは彫ってあった。
と思う。あまりじっと見るのも恐ろしいので、週刊誌読むふりをして
チラチラと観察しただけ。

何なんだろう。堅気なのかこの人は。ファッションかなあ？
ベッカムとかNBAの選手とかデカデカとタトゥしてるし。
よりによって美容師なんだから、右手はめっちゃ目立ちますからー。
一見おとなしそうで、話し方もけっこう女性的。

いつもカットしてくれる美容師さんはノータトゥだからいいようなものの。
やっぱり刺青には抵抗あるよなー。古い人間ですから。
しかも青い模様沿いに何か赤い引っかき傷がいくつか並んでたっけ。
かゆくて無意識のうちに掻いてしまうのかもしれない。