南の海から流れてやってくる季節来遊魚たち。
今年もどんどんNEW FACEが登場しています。
おなじみのこのミツボシクロスズメダイも
アチコチのイソギンチャクで見かけるようになりました。
横向きの姿を見ていると、
黒に白い点が2つ。
反対の横顔にも2つ。
全部で4つの白い点じゃないの・・・?
とお思いの方も多いはず。
正面顔を見てみると・・・
おでこで白い点が繋がっているんです。
全部で3つの白い点で「ミツボシ」でした。
伊豆ではこの幼魚の姿が定番ですが、
成魚になるとこの星(白い点)も消え、
イソギンチャクと共生することもなくなり、
あんまり可愛くないんだなぁ~。実は。
海の中で一際目立つ青い海草。
これが「ウスバワツナギソウ」
個人的に好きなんです。
キレイですよね~。
メタリックに光ってて・・・。
水中では光合成をしてこんなにキレイなのに、
陸にあげるとただの赤茶っぽくなってしまうらしい。
このキレイな姿を見れるのは、ダイバーだけの特権ですね。
今度潜ったら、意識してみてくださいね~。
今日の雨はすごかったですね~。
東海地方はまだ梅雨明けてなかったらしく、
すっかり梅雨空に逆戻りでした。
ここ最近、よく見かけているのがネコザメの赤ちゃん。
可愛いんですよ~。
この小ささが・・・。
前に私の手を一緒に写しましたよね。
今日は違ったものと一緒に写してみました。
私が使っている手作りの指示棒。
いまいち大きさが分かりづらいですね~。
そこで・・・
私のダイコンと一緒。
これだと分かりやすいかな?
私のダイコンは全長27cm。
それよりも小さいですね。
20cmちょっとってところでしょうか?
じっとしてるから、
今度ものさし持参してみよっかなぁ~。
先日、お伝えしたクマノミの♀。
白内障のように目玉が真っ白になり、
病気・・・?と心配していたら、
6/23、イソギンチャクの傍らで横たわっていた姿を
最後にいなくなってしまいました。
死体は・・・見当たらず。
住んでいたイソギンチャクが食べたのかなぁって。
住処を提供してもらっていたクマノミは、
我が身をイソギンチャクに捧げるこれも共生。なんつって。
しばらくの間(私が沖縄へ行っていた間)
残されたクマノミ(♂)は独り身だったようです。
久しぶりに潜ってみると・・・新たなパートナーが見つかり、
ちゃんとペアになっていました。
ちょっとビックリ。
10mほど離れたイソギンチャクに住んでいた
若いクマノミ(♂)が移り住んで来たようです。(写真右)
「嫁に来ないか~」ってクマノミ語で唄でも歌ったのか?
(正確には「婿」ですが・・・)
それとも、プロポーズしに行ったのか?
メスがいなくなったことをかぎつけての、押しかけか・・・?
謎は深まるばかりです。
現状はオス同士で、2匹とも尾びれがキイロです。
ホモではありません。
大きい方がメスに性転換します。
どれくらいでメスに変わるか・・・楽しみです。
今年の夏もこの新たなペアで産卵が見られるといいなぁ。
今週末、石垣ツアーがあるし・・・
そろそろウエットの時期も間近だし・・・
っていうわけではありません。
断食をはじめたのは、私ではなくこの子達です。
水温20℃。
ネンブツダイやクロホシイシモチの口内保育の季節です。
写真のネンブツダイ、手間のオスの口の中には
メスが産んだタマゴがいっぱいで
アゴが膨らんでる様子がわかりますね。
この間、オスは約1週間~10日間は絶食です。
なかなか出来ないことですよね~。
中には、空腹に耐え切れず、
口の中の我が子を食べてしまうオスもいるとか。
どこの世界にも・・・いるんですね~。
そういうお調子者って。
この時期のオスは、口をパクパクさせて
タマゴに新鮮な海水を送ったりしてます。
その姿が念仏を唱えているようだから、ネンブツダイ。
この時期ならではの、念仏を唱えているネンブツダイ。
是非じっくり観察してみてくださいね。
岩の亀裂をのぞくと、よくいるのがこのサラサエビ。
一角獣のように凛々しい角に、
よ~く見ると、目がうるうるしてるっていうか、
漫画チックでキラキラしてるというか・・・かわいいです。
昼間は亀裂の奥にピョンピョンと跳ねながら逃げ込んでしまいますが、
是非今度、じっくり見てみてくださいね。
たまにウツボの上に乗っかったり、
口の中に入ってクリーニングしたり、なかなかの度胸のあるエビです。
ナイトダイブでは、このサラサエビの目にライトが当たると光を反射します。
ちょうど、暗い夜道をドライブしている時に反射する猫の目のようです。
以前、「かっぱえびせん」と書いてこのエビを紹介したら、
エギジット後も、「へ~。かっぱえびせんの原料なんだ」と
本気にした人がいたので、そのネタは今は使っていません。
でも川エビみたいに唐揚げにしたら美味しそうな気がします。
今日は雲が多く、肌寒い一日となりました。
というかコレが5月の平年並みなんですが、
夏日が続いた後は、なんだか妙に寒く感じますね。
ここ数ヶ月、私の水中でのマイブームは
アジ根の亀裂にたむろしている「ムスメウシノシタ」。
ウシノシタとは、体長10cmくらいのカレイ目(もく)の魚です。
別名「舌平目」とも呼ばれます。ムニエルで食べますよね。
ウシノシタって名前もスゴイですよね。
牛の舌ですよ。牛タン。
ま、そんなことはさておき、このムスメウシノシタ
よく見るとかわいい顔をしています。
寄り目がちな円らな瞳で、こちらを見ているくせに
とっても動きがスローです。
生きてる?と指でツンとすると、やっとヒラヒラと泳ぎます。
たまに私の指先につかまってしまうドジな子もいて、
パタパタともがく姿がメチャクチャ可愛いんです。
親亀の背中に子亀をのせて~♪
じゃないですが、よく小さい個体と重なっていたりもします。
多いときで5個体くらい見かけます。
是非、今度探してみてください。
カワイイですよ。
ゴールデンウィーク、ファミリーでのシュノーケルを担当したときのこと。
岩の上にいっぱいいるバフンウニを手に取り、
手のひらの上に置いてしばらくすると、
手のひらを逆さにしても落ちない手品を子供に見せる。
(ダイビング中にもよくやりますが・・・)
「こっちには黒いウニもいるよ~」
と岩の隙間のムラサキウニを見せると
「トゲ何本あるの?」
「うっ」
スルドイつっこみに答えられない私。
「ハリセンポンの針は何本か?」という疑問を抱いたのは昔。
ウニのトゲは考えたこともなかったなぁ。
ウニウニと()トゲを動かしている水中では、数えるのは不可能。
ってことで、よく拾ってくる殻の毛穴のようなハリの痕を数えてみました。
ちなみに写真の上は「バフンウニ」
下のうす紫のが「ムラサキウニ」
縦に10本×20列で約200本かな・・・
「ほっ」
これで来週から始まる修学旅行のスノーケル教室で
質問されても大丈夫。
伊豆の海ではどこでも潜るたびに見かける「イラ」
パステルカラーの体色に似合わず、
飛び出たおでこに、出っ歯の特徴的な顔をしています。
いつも私はこの子を見かけると
「でこっぱち」と書いて紹介しています。
昔のアニメ「もーれつア太郎」の「でこっぱち」に似ているから
そう紹介しているんだけど、
誰もその事だと気付いた人はいないんだろうなぁ。
ちなみに以前、イラの姿煮(酒蒸し)を食べたことがあります。
顔に似合わず、白身でフワフワして美味しかったです。
今日は埼玉県からスノーケリングに来たお客様と
のんびりスノーケリング。
ぷか~ぷか~と水面に浮かび、波に揺られながら
覗く海の世界もたまにはいいもんですね。
今は、海の中も新緑で海草が多いです。
それを上手く利用していろんな魚が隠れています。
海草ばっかり見ていると、
ゆらゆら自分も揺れているようで酔ってしまいますが
酔わない程度に探してみてください。
これは・・・笹の葉っぱではありません。
アオヤガラという細長い魚の子供です。
「アッ、みつかっちゃった」
と、照れたように、ほっぺが赤くなってるのがカワイイですね。