「プリマダム」が始まって以来、触発されたのか、なかなか行けなかったバレエレッスンにちょっと真面目に通うことにした
レッスン始めのストレッチをやっていると、時々思い出すことがある。
バレエを始めて、かれこれ6年くらいになるだろうか。
始めた頃は、「体型・姿勢が美しくなる」「体が柔らかくなる」という希望を胸に、熱心に(週一だけど)通ったものだった。
和気藹々で楽しいけれど、バレエ団の教室だったこともあって初心者でも結構細かいところまで直される、ある意味厳しいレッスンだった

おかげでその頃は周囲からも姿勢がよくなったと言われ、自分でも体型が変化したことに気づくようになっていた
ところが、一向に体は柔らかくならない

コッチコチの体は、さすがに週一では直らなかった。
レッスン前のストレッチが大の苦手だった私。嘆いていると、わたしよりずっと年下の高校生がいつも励ましてくれた。
「自分も硬かったけれど、バレエレッスンと家での毎日のストレッチでこんなに柔らかくなったんですよ。がんばりましょう。」と

素直でない大人の私は「嘘だよ~絶対前から柔らかかったんだよ~」と思いながら、バレエを高校になって始めたという彼女に感心していた

「身長もあるし、ダンスも巧いしセンスもある。何より努力家だし、宝塚行ったらいいのに」
その後、体調を崩してレッスンをしばらく休んで復帰してみると、彼女はいなかった。話を聞くと何と!宝塚音楽学校に入学したんだと

やっぱり目指して頑張ってたんだなぁ。その彼女も無事に初舞台を踏み(うれしくて見に行きましたよ)、生徒さんとして頑張ってます。名前は「華央あみり」さん。月組です

まぁ彼女はこんな出来事覚えてないだろうし、今さら言われても迷惑かもしれないけど、ほんの少し同じ教室で習っていたことをわたしは昨日の事のように思い出します。あの時は本当に励まされた

今は親のような気持ちで、陰ながら見守っているといった感じで
結局その教室は体調を崩してやめてしまった

でも結局しばらくのブランクの後、また始めちゃいました

カルチャーセンターだけど、通っていたバレエ団の方が先生ということもあって毎回楽しくやってます。相変わらずというよりますます体は硬くなってるし、脳がどんどん老化するので振りが覚えられなくなっている現実

始めて6年くらいにはなるけど、実質2年行ったかどうか・・・
それでもレオタードを着てシューズを履いて鏡の前へ立つと、気分はすっかりバレリーナ

いつまでも若くいたいのは誰もが同じなんですかね。「プリマダム」の黒木瞳の気持ちがちょっとわかるんだなぁ。
またいつか、月組公演、華央さんの姿を見に行きたいな。宝塚見ると元気をもらえるもので