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ぴち子の忘れられない話…人、オウム、インコ、犬、猫等にまつわる実話

今まで出会った動物達とのエピソードや、素敵な人達の話を綴っていきます。

エリーゼっていう犬の思い出

2013-05-02 22:44:14 | 

子供の頃にエリーゼと名付けた柴系の雑種犬を飼っていました。
ダンボールの箱に他の兄弟達と一緒に入れられて捨てられていたのを妹が拾ってきたのです。
しかし、当時 家では犬を飼う事を禁じられていました。猫を飼っていたからです。
妹は友達と箱をかかえて家々を回り、必死になって里親を探しました。
努力の甲斐あって2匹、3匹と貰われていきましたが、どうしても最後の雌の行き先がありませんでした。子供たちが必死で頼み込み、とうとう親が根負けして、家で飼うことが許されたのです。
なので良い犬に育てなければという思いが私達にありました。
我家の子供達だけでなく、隣家の子供までもが犬の教育係です。
しかし、努力の甲斐なくエリーゼは手に負えない犬になってしまいました。
おすわりやお手はできるんですが、食べ物を前にすると凶暴になる。おあずけをすると歯をむいて唸り、待てないし噛みつこうとする。食べたくない物をもらうと埋めて、しかも埋めた事をずっと覚えていて、近くに寄れないし、掘らせない。傷んだ物を掘り出して食べるといけないので散歩に連れ出している間にかたずけるとかしていました。
空になった食器も抱え込んで離さないので、エリーゼから食器を取り戻すのも一苦労でしたよ。
そしてとにかく吠えまくる。裏口の鍵はいらない位の超番犬。
困ったのが近所からのうるさいとの苦情でした。
母はよく近所に謝っていました。
ある時、近所一体が軒並み泥棒に入られ何軒も被害にあったのです。
が、家の周り、エリーゼの目の届く範囲には一軒も入られなかったのです。
それから吠え声の苦情は無くなりました。
飼っていた猫は大人なので上手にエリーゼをやり過ごしていましたよ。
その頃 家の前の神社にはよく子猫が捨てられておりました。
母はそれを拾って来て保護し、美猫にして里親を探すということをしていました。
ある日保護していた子猫がうっかりエリーゼに近づいてしまったのです。
エリーゼの傍には食器が…
かみ殺される!と一瞬思いました。
ところがエリーゼはとても困った顔をして鼻で子猫をぐいぐい押して私の方に寄せてきたんです。
動物達にはとても優しかったんです。
九官鳥や鶏、猫とも仲良く同居できたんですよ。
エリーゼは妹の結納が入ったその日に、妹の幸せを見届けるように夕方静かに息をひきとりました。14歳でした。
長文、最後まで読んで下さってありがとうございます。

こちらに出品しています。
ハンドメイド・手仕事・手作り品のマーケットプレイス

やんちゃコーギー 茶太郎

2013-01-07 14:51:41 | 
昨日紹介したコーギーの茶太郎の在りし日の出来事
茶太郎が居た頃、庭の一角を仕切ってフェンスをたて、ミニドッグラン的な遊び場が作ってありました。引き散歩ではとても運動量が足りなかったからです。
思いっきり遊んだ後は、フェンスの中に係留してありました。
脱走しないようにです。もう1つ敷地の入口に門扉があるので、3重のセキュリティにしてありました。
ところが ある日脱走してしまったのです。
まず、弱くなっていたワイヤーリードを引きちぎり、フェンスを飛び越え、更に知らずに帰宅して門扉を開けた主人の足元をくぐり、猛ダッシュでした。
呼んで戻る茶太郎ではありません。
よそ様に迷惑をかけず、事故にも合わずに無事帰宅する事を祈るのみでした。
30分程探し回った頃、女性がコーギーを抱いてこちらに歩いてきたんです。
同じくコーギーを飼っているご近所さんでした。
お宅のコーギー在宅ですか?と
茶太郎でした。よくこんなあばれ犬捕まえられたものです。
呼んだら嬉しそうに寄って来てすぐ抱けましたよ。ですと。
かわいい子ですね。と言われました。
外面のいい犬なんです。
茶太郎は1度ちょっとした病気をした事があるんです。
膀胱結石です。血尿が出たのでびっくりして病院に連れて行き、そのまま入院、手術という事にになりました。
手術の翌日、エリザベスカラーをした茶太郎が帰って来ました。
術後なのに、いつものように暴れ回っていました。
夕方ふと見るとカラーが外れています。そしてなんと、お腹の傷口が開いてしまったんです。
バスタオルでそっと巻き、病院へ再入院する事になりました。
再手術料はもちろんタダにしてもらいましたよ。良かった(タダとかそういう問題か)
そういう経緯があって、茶太郎は病院が大嫌いになりました。
ある年のこと。フィラリア検査と予防接種を受けに病院へ行った時の事です。
どうしても中に入りたくなかった茶太郎は入口で暴れて首輪がすっぽり抜けてしまったんです。病院は県道沿いにありました。
猛ダッシュしてくる犬を見て県道を走る車は全てストップしてしまいました。
県道を独占した茶太郎は走る走る、それを追いかける私と主人、それを見守る車の人・人・人
生涯であんな恥ずかしい思いをしたのは初めてでした。
私達の方が疲れ果てて諦めて戻りかけた時、茶太郎が戻ってきたのです。
追いかけるから面白がって逃げたのでした。犬は追いかけると逃げ、逃げると追いかけてくるという基本を忘れていました。
その後、脱走した時には こちらがわざと走って逃げるふりをしてそのまま家に走りこむという手段を使いました。
懐かしい思い出です。
今はあの時程若くないので、もうあんな犬は二度と飼えませんね。



犬育て

2013-01-06 13:27:07 | 
これ迄に飼ったわんこ達を紹介します。

これは実家で飼っていたエリーゼです。雑種の雌で2か月位の時に拾って育てました。
柴位の中型ながら猛犬でした。時々怒り狂ってアルミの食器を穴だらけにしたり、家族に咬みついたりして恐れられていました。でも とても優れた番犬でした。ある職業の人以外には絶対に懐かなかったからです。実家の飲食店に納品していた、ペプシコーラのお兄さんには 絶対服従でした。例え初めての人でも、コーラの制服を着てビンケースさえ持ってればうれション状態でデレデレスリスリです。犬好きの主人が何とか手なづけようとしていましたが、初めて触れられたのは、それから2年程して14歳で☆になった時でした。


次に飼ったのは結婚後に新居ができるのを待って連れてきたクロです。
実家の近くの家で生まれた雑種のメスです。
ずっと母犬と一緒に居て、家に来た時にはもう大人になっていました。
とても優しい犬でした。ガサツでじっとしている事の苦手な犬でしたが、当時幼かった長女と長男の傍らに居る時は、我慢してそっと見守っていました。

クロが14歳で☆になった後にブリーダーからお迎えした茶太郎です

アメリカチャンピオンの父を持つコーギーの雄です
兄弟の中で一番元気な子をチョイスした所…
成長して破壊魔犬となりました。
まず 庭の物置に毎日跳び蹴りアタック、物置小屋の扉を壊し、側板を割り、ボロボロにしてとうとう撤去する羽目になってしましました。
次に丸太作りの犬小屋。これはかじり攻撃で破壊。皮の首輪、鎖は早い時で1カ月で引きちぎり…
感情表現も凄まじい。毎朝、出勤する主人や登校する子供達に吠え攻撃。羊や牛の群れをまとめるDNAが家を出るのを許さない。「群れを離れるな」と吠えるんです。
遊んで欲しい時に遊んでやらないと、歯むき攻撃。更にエスカレートして咬み咬み攻撃。
娘のトレーナー、靴下、おじいちゃんの腕も被害に
茶太郎は12歳で虹の橋を渡りました。

ここまで来てはっと気づいたんです。
私って犬育て下手?
母犬が育てたクロ以外の2匹共 扱いづらい猛犬になってしまいました。

次に来た犬は現在同居している茶々です。


チワワとミニチュアダックスの雌のハーフ犬で保護犬出身です。
他家で飼われていたのですが、訳あって里犬に出されたのを譲りうけたんです。
3歳になっていましたので、もう犬格が出来あがっておりました。
なので、とっても良い子です。他人には懐きませんが、家族にはベタベタ舐め舐め甘え攻撃を仕掛けてきます。ちょっと目を離すと飲み残しのコーヒーを飲んじゃったり、食べかけのお菓子を盗み食いしちゃったりしますが。可愛いから何でも許しちゃう。何をしても怒れません。
「お母さんは甘すぎるからいけないのよ」 という娘の声も聞こえませんよ。
名誉の為に言っておきますが子供達はちゃんと育っております。
ちょっとおばかな茶々だけど 最高の癒しを与えてくれてます。

いつでも里親募集中