ぴち子の忘れられない話…人、オウム、インコ、犬、猫等にまつわる実話

今まで出会った動物達とのエピソードや、素敵な人達の話を綴っていきます。

ラルが黄泉がえってきたよ

2013-05-14 17:01:10 | 

妹が羊毛フェルトで今は亡きワカケホンセイインコのラルを作ってくれましたよ。

おしゃべりの語彙は無数、持ち歌は5曲という天才インコでした。
オウムのサラはラルを神とあがめておりましたので、よみがえったラルと対面させてみました。
が、後ずさりして固まってしまいました。ああ、やっぱり忘れてしまったのか…
それで、思い出させるために取った手段は?
ラルの持ち歌を腹話術風に歌ってみたのです。
「ぽっぽっぽっぽー、はとぽっぽー まーめが欲しいか そらやるぞー…」
サラはフェルトのラルにそーっと近づいてきて、歌に合わせて踊り出しました。
実にうれしそうに、頭をふりふり、羽を広げて体を左右に揺らして。
そしてフェルトのラルに向かって 「おはよう、おはよう」
サラがラルに教えてもらった最初の言葉です。
ラルのことを思い出したのでしょうか。
大事に飾っておきますが、時々はサラに会わせてあげるよ。
この次は、でんでんむし 歌ってみるかな。
ありがとう。妹akutaさん ブログはこちら
雛の頃のラル

ピーナッツ食べてるラル


鳥の先生

2013-02-19 22:05:41 | 
子供の頃にひよこを飼っていました。
ひよこはすくすくと育ち、やがて立派なオンドリになりました。
ぴよぴよ鳴いていたのが変声期を迎えました。
そして初めての雄たけび「コケコッコー」ではなく、「コエー」「ケー」「コケケー」
なかなか上手に叫べません。
そこで リコーダーで「ピピピッピー」
とりあえずメロディーとリズムの見本を吹いてやりました。
何度も吹いて聞かせて3日位経った頃、やっとまともに「コケコッコー」と鳴けるようになりました。
飼っていた九官鳥にウグイスの鳴き真似を教えたこともあります。
これは口笛で教えました。自慢じゃないけど、私はとてもうまく口笛が吹けるのですよ。
やがて九官鳥は先生の私よりも上手にウグイスの真似ができるようになりました。
そして大人になった今でも…
今年2月初め頃より、遠くで聞こえていたウグイスの声がだんだん近くにやってきました。
若鳥らしく、鳴き声が変。「ホー」だけだったり「ホーホケケケケー」だったり「ホーホケホケケキョ」だったり、もう聞いちゃいられない。
昨日の事です。
隣の庭で「ホー、ホー」とやってるので、おせっかいな私が教えてあげることにしました。
ウグイス「ホーホケケケー」
おせっかいおばはん「ホーホケキョ」(口笛で)
ウグイス「ホーホケキョ」
おせっかいおばはん「できたじゃないの、もう一度、ホーホケキョ」
ウグイス「… 」 どこかに飛んで行ってしまいました。
かわいそうなウグイスは劣等感にさいなまされたか それとも先輩ウグイスの縄張りを荒らしちゃいけないと思ったのか、もう二度と来てくれませんでした。
ああ いらん事したなあ。