湘南発♪

音楽などなど。

エフゲニー・キーシン

2006-04-29 23:55:44 | コンサート
みなとみらいにてキーシンのリサイタル。
神童と騒がれたあの少年も34歳、すばらしいピアニストぶりは円熟味を増している。
キーシンのコンサートはS席の範囲が広くて、B席になると3階の2段目。
センターではあるけれど、かなり遠い感じ。
それでも、彼の音楽は強く太く迫ってきた。

プログラムは
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番「告別」
ショパン:スケルツォ 第1番
ショパン:スケルツォ 第2番
ショパン:スケルツォ 第3番
ショパン:スケルツォ 第4番

どれもお馴染みの曲で、自分も弾いたし生徒にもよくやらせる曲なのだが、キーシンの演奏では新しい発見がいっぱいあった。
ここまでの本プロが終わってからキーシンの第3部が始まる。アンコールが多いことで有名なのだが、1曲ごとに四方向への丁寧なお辞儀と花束攻撃で拍手しているほうも疲れてきた。

アンコール曲目
シマノフスキ:練習曲Op4-3
ショパン:練習曲Op10-4
リスト:ハンガリー狂詩曲第10番
モーツァルト:ソナタ第11番より第3楽章
ブラームス:ワルツイ長調Op39-15
ショパン:子犬のワルツ
ベートーヴェン:コントルダンス
ショパン:ワルツ第7番
ベートーヴェン:エコセーズ変ホ長調
チャイコフスキー:ナタ・ワルツOp51-4

シマノフスキのしみじみとした音色、10-4は超高速の凄い技、リストではグリッサンドにあんな表情がつくなんて!モーツァルトは伸び伸びと楽しいトルコマーチ、ブラームスで
気持ちも穏かになり後ろ髪引かれつつも帰宅。

コンサートはすごーく良かったけれど、あの花束を渡す人たちのばらばらだらだらとしたタイミングはなんとかならないのかしら?

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