ブレハッチ ショパンコンクール入賞者コンサート

行ってきましたみなとみらいホール♪
昨年10月に毎晩夢中で聴いていたショパコンの入賞者の生演奏を聴いてきました。先行発売日朝10時、電波時計をにらみながら、携帯と家電を左右の耳に当てて必死でリダイヤルかけまくったおかげでＰ席（舞台の裏側のパイプオルガン下の席）２列目のチケットを確保。
　ご覧のようにすぐ目の前にオケ、その向こうにピアノ、そして一般客席です。今回は関本君：コンチェルト１番、ドンヒョク＠イム弟：２番、山本君：ノクターン、スケルツォ４番、ブレハッチ：コンチェルト１番というラインナップ。オケはワルシャワフィル、指揮はヴィット氏という超豪華ステージ。

　４人とも本当に素晴らしかった。確実なテクニックとフレッシュな音楽性で会場中を沸かせていた。個人的にはドンヒョクの２、３楽章が面白かった。思えば２番全楽章を生で聴いたのは初めてかも。１番に比べて演奏される機会は圧倒的に少ないと思う。３楽章のマズルカ風なフレーズと弦のコルレーニョ（弓の毛ではなく木の部分で弦を軽く叩くような奏法）の部分が印象的だった。
　また、ブレハッチ君はなんといってもさすがの１位、格段の音楽性を感じた。なんといってもフレーズの息の長さが音楽全体のスケールを大きなものにしている。オケもその音楽性を受けてソロを支え、ピアノとオケが本当に調和し合って惹きこまれた。また風貌も「ショパンの再来！？」とチラシにあったとおり、ショパンの肖像画とよく似ている。

　７時開演からたっぷり３時間、最後は拍手も鳴り止まず、マズルカのアンコールで終了。その場を去りがたいような余韻を残していた。