彩水のしずくー自分と向き合う

わたしは多発性硬化症です。体の症状などに対する自分の取り組みとその結果、自分と向き合うことで生まれるもの書いて行きます。

ポツンと佇む存在

2019-10-05 11:22:39 | 日記
気がつくと、舞台全体を感じていた。
1人で立って舞台を感じる。

ふと、前に誰かいるような気がした。
雰囲気がこっちを向いて笑っている。

小学生くらいの人。。
空気のその存在が何かをわたしに伝えようとしてる気がした。

なんだろう???

でも、見つめていってもわからないものはわからない。

先生に声をかけられた。
彩水ちゃん大丈夫?

周りから見たら、ボーとしてるように見えるよね笑笑

そんなこと思いながら、舞台から降りた。
大きい舞台から見た、小さな空気のような存在。
全体の中にいる不思議な一つの存在

なんだろう?

それが気になりながらも、帰りの支度をした。


着替えは大変だから、舞台に出た服で帰ることになった。
ロビーに出て、迎えを待つ。
母に迎えにきてもらう約束をしていた。

ロビーの椅子に腰をかける。
発表会が終わったんだ。
ふと今日全体を感じてる自分がいた。

この会場全体をグルーと見渡す。
そこには、今日の自分がいるようだった。

感じてたら、何か変化を感じた。
あれ?と思って感じていくと、、
自分の雰囲気が変わってるみたい。

中がふんわりとした空気に変わるみたいだった。
なんだろう?
そう思って自分を感じ直していた。

ふんわりしてて、雲みたいな空間。
何にもないんだけどふわふわしている。
突然、そこに明るい声が聞こえた。

発表会終わったよ^ ^
難しい曲弾けたよ^ ^
みんなどう思ったのかな?

今のわたしの声ではない。
でも、すごくやんちゃな声。
でも、他人ではなく、自分の声みたいだった。
抵抗がなく、ただそこにある声。

さっき舞台で感じた存在が降ってきた。
小学生、、ピアノの発表会、、、

過去のわたしだった。
小5の時の発表会。

発病前に立った舞台だった。

10年前なんだ

今あの時の感覚があるから、遠い感じがしなかった。

過去も未来もない自分があるみたいだった。

病気になってもならなくても変わらないもの。
でも、病気をきっかけに本気で向き合ってきたからこそ、見えるカタチがあった。

今でる一音に込められる自分自シン。

それが、10年いろんなことあったけど変わらないものがあるように、

どんなことがあっても、何をしても、
たどり着く先は元の自分って示してるようだった。




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