●「千の風になって」の詩の原作者について
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/prof/1000winds.html
以来、半世紀以上この歌がヨーロッパやアメリカで歌い継がれてきた。911米国同時多発テロでは父親を亡くした11歳の少女が、一周忌に朗読したという。またIRA(アイルランド共和軍)のテロで命を落とした24歳の青年が、“私が死んだときに開封してください”と両親に託した手紙の中に、この詩が入っていたともいう。
原題は「Do not stand at my grave and weep」という。
その冒頭の歌詞は
Do not stand at my grave and weep(私のお墓の前で泣かないで)
I am not there, I do not sleep(そこに私はいません。眠ってなんかいません)
日本人ならばスピリチュアリズムの知識がなくとも、違和感なく理解できる歌詞である。しかし、この歌詞がキリスト教徒の欧米人に支持されているということに、私は驚きを隠せない。キリスト教の教義では死者の魂はひたすら墓の下で眠るだけである。そして神と悪魔の最後の戦い「ハルマゲドン」が終わった後、唯一絶対神の「最後の審判」によって天国に行ける魂が選択され、選ばれた魂は眠りから覚め天使に導かれて昇天するのである。
昨年話題になった「ダヴィンチコード」のテーマは、逆に日本人には分かりにくかったかもしれない。原作を読んだり映画をご覧になった方で、イエスが妻帯しその子孫がいたということが何故それほどまでに重大な事なのかと思われた方も多いであろう。
ユダヤ教やイスラム教ではイエスは偉大な預言者、つまり人間として解釈されているが、キリスト教の教義ではイエスは神の子であり、いや神そのものであって、決して人間ではないのである。ゆえに母親のマリアは処女懐胎しなければならなかったし、イエスが妻帯して人間の子孫を残したなど、到底あってはならないこととなる。
世界各国での映画の公開にあたって、各国のキリスト教徒や教会が強く抗議し、公開禁止となった国もあったようである。非キリスト教徒から見れば、処女懐胎などあり得ないと思うし、イエスが肉体を持った人間であったことなど当然の常識である。しかし特定の宗教を信じるものから見れば、その宗教が説く教義は絶対なのである。見方を変えれば「ダヴィンチコード」はキリスト教の教義への疑問提示と、教会の権威への挑戦とも言えるのである。
「千の風になって」や「ダヴィンチコード」のブームは、今キリスト教徒の心に大きな変化が始まっている事の表れなのかもしれない。
次回に続く
最近の「世界宗教の真実」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 台湾(2)
- 今日のちょっと見、拾い読み(23)
- 安全保障(21)
- 米中戦争(1)
- ロシア(ソ連)の大犯罪!シベリア抑留(1)
- ディープステート(4)
- もうひとつの無法国家 北朝鮮(2)
- 韓国崩壊(0)
- 中国滅亡(13)
- 教科書検定不正問題(4)
- 大東亜戦争(2)
- アイヌ利権(1)
- アメリカ大統領選(0)
- アメリカ大統領選挙(4)
- 情報ソース(0)
- デジタル言論統制(0)
- トランプ大統領(0)
- ビックテック(0)
- チャイナ利権(0)
- お清め(0)
- スメラミコト(2)
- 日本の心(7)
- 美しの国ニッポン(32)
- 日本人に謝りたい(9)
- 日本の今を考える(71)
- 日本人必見!軍事講座(4)
- 情弱とお花畑が思考停止する「軍事と国防」(6)
- 「左翼に騙されるな」アンチ左巻き講座(2)
- WGIP覚醒講座(2)
- 知っ得、納得「政治・経済」(6)
- 反日種族主義 ビデオ講座(4)
- 売国奴・売国企業図鑑(15)
- 在日問題(16)
- 中共のウィグル人弾圧と人権侵害(4)
- 中共の蛮行・愚行(32)
- 中共の臓器移植・臓器狩り・大量虐殺 (3)
- 武漢ウィルス ・武漢肺炎(16)
- 中共の超限戦(3)
- 沖縄が危ない! 中国、北朝鮮、韓国(1)
- 体験的昭和戦後史(4)
- 国連・国際機関の深い闇 (3)
- ユダヤの陰謀(45)
- 今そこにある日本の危機(5)
- 神社と古神道の教え(25)
- スピリチュアル(59)
- 死後の世界(19)
- 世界宗教の真実(18)
- 昭和ノスタルジー(7)
- 意識のパワーレベル(9)
- 易と手相(14)
- 爬虫類人とプラズマ兵器(36)
- ケムトレイル(18)
- もったいない(3)
- 食の安全と健康(3)
- 医療の虚実(8)
- その他(24)
バックナンバー
人気記事