冥土院日本(MADE IN NIPPON)

太平洋戦争と原爆投下の真相

随分前のことであるが、仕事で国際セミナーを企画・運営したことがあった。「科学は人類の未来に真に貢献できるか」というのがテーマであった。パネリストの一人にノーベル賞受賞者の老物理学者がいた。かの悪名高き原爆開発プロジェクト『マンハッタン計画』にも参加したユダヤ系アメリカ人の物理学者であった。彼は過去を反省し、今では反核の立場をとっているとの事であった。

セミナー終了後、海外からのパネリストに対して、慰労の意味での国内旅行が行われた。そして旅行スケジュールの中に広島の平和記念資料館の視察が予定されていた。
視察に同行したスタッフの話によると。老物理学者は展示室に入るなり絶句し、しばらくの間立ち尽くしたままであった。やがて意を決して館内を回ったが、通訳の説明に対して終始無言であったそうだ。資料館を出た時、物理学者の顔色は土気色に変わり、今にも倒れそうな様子であったという。そして、その後の昼食ではほとんど料理に手をつけなかったそうだ・・・。

8月6日からアメリカのCATV局(HBO)でドキュメンタリー映画『ヒロシマ ナガサキ』、米題名『White Light/Black Rain』の放映が開始された。今後1ヶ月間に渡って放映される予定だ。この作品の監督は日系アメリカ人『スティーブン・オカザキ』氏である。アメリカは原爆を誇らしげに展示するようなミュージアムを平気で作るような破廉恥な国だけに、広島・長崎の被害の実態は、国民にはほとんど知らされていない。この映画を観た一般市民のショックは相当なもののようである。原爆開発計画に加わった科学者でさえ、被害の実態を認識していないくらいであるから、市民レベルでの認識度は限りなくゼロに近い状態であろう。

原爆は誰が作り、どのような背景の中で日本への投下が決定されたのか、そして、その後の核兵器の軍拡競争と冷戦はどのようにして画策されたのだろうか。日本人なら是非とも次にご紹介する「原爆ホロコースト」の実態~「原爆」と「冷戦」の舞台裏 ~をお盆休みを利用して読んでいただきたい。さらに時間が許すなら、太平洋戦争が起こった原因と背景も理解していただきたいと思う。これらのサイトを読めば『原爆投下はしょうがなかった』という発言が、被爆国の防衛大臣の口から飛び出すことや、自虐史観を堂々と展開する大手新聞社が跋扈する、この国の異様さにも気づかれるだろう。

『ヘブライの館』は関連書籍の膨大なエッセンスと写真資料を集めて編集されている。世界の歴史の裏に隠された真相とその歴史的経緯を理解するには最適だ。『反ロスチャイルド同盟』と並んで一推しのサイトである。是非とも多くの人に教えてあげて欲しい。明日は長崎の原爆記念日そして15日は終戦記念日である。先の戦争の真相を知り、真の歴史を理解することこそ、戦争の犠牲となった方々への何よりの供養だと思う次第である。

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■「原爆ホロコースト」の実態
      ~ 「原爆」と「冷戦」の舞台裏 ~
 
http://inri.client.jp/hexagon/floorA4F_ha/a4fhc700.html#01

■「大東亜戦争」の光と影の歴史
      ~ あの戦争の遠因と背景を探る ~

http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/_floorA6F_he.html

■World War II

http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F/_floorA6F.html

■ヘブライの館 2 THE HEXAGON 総合案内

http://inri.client.jp/hexagon/floorA0F/_floorA0F.html 

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●映画『ヒロシマ ナガサキ』のスティーブン・オカザキ監督について
 (「原爆ホロコースト」の実態より引用)」

1952年ロサンゼルス生まれの日系3世で、「日系人強制収容所」を描いた作品『待ちわびる日々』(1991年)で米アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞を受賞。

広島・長崎の原爆問題に関心を寄せるようになったのは、英訳の『はだしのゲン』を読んだのがきっかけで、1981年に広島を初訪問して以来、25年の歳月をかけて、500人以上の被爆者を取材し続けてきたという。

●オカザキ監督は新作映画の発表に向け、こう語っている。

「偏見もあり、特別扱いされていた被爆を、普通の人間の体験として伝えていきたい。

1995年の米スミソニアン協会の原爆展で長編を作る予定だったが、当時はアメリカ国内の反発で実現しなかった。

2005年にアメリカの記録映画会社から『手遅れになる』と、制作を持ちかけられ、ようやく実現した。被爆者にとって、あの日の体験は今も生々しい。高齢化で今語らなければという緊迫感もある。若者には、自分にも起きたかもしれない体験として見てほしい。」

(引用終了)

■『ヒロシマ ナガサキ 』公式サイト (予告編ムービーあり)
http://www.zaziefilms.com/hiroshimanagasaki/

(7/28から東京・岩波ホールで公開中。日本国内での公開スケジュールもあります)

■HBO『White Light/Black Rain』放映スケジュールのページ
http://www.hbo.com/apps/schedule/ScheduleServlet?ACTION_DETAIL=DETAIL&FOCUS_ID=621813

コメント一覧

フォトン
ミューシャさん
ご訪問とご丁寧なコメント有難うございます。
ミューシャさんのブログを興味深く拝読させて頂いております。今後ともよろしくお願いいたします。
ミューシャ
歪曲された歴史認識
http://sakuragainouta13.seesaa.net
TBをありがとうございました。

私は最近になって原爆投下の事実を知ったのですが、歪曲されたものを教え込まれてきたことに愕然としました。
ただ、今はネットもあり、多くの見解を知ることができる時代なので、しっかり自分の目で見つめていくことが出来、それは救いかなとも思います。

また、ここのブログでは興味深そうなことをいろいろと書いておられるのですね。後々、読ませて頂きたいと思いました。

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