冥土院日本(MADE IN NIPPON)

仕組まれたニューエイジ運動

ディヴッド・アイクの著書『大いなる秘密』に書かれている内容で、注目したいのは『ニューエイジ運動』の真相である。1970年代後半から80年代にかけて、アメリカを中心に世界的なブームとなったニューエイジ運動の仕掛け人は、誰あろう、『バビロニアン・ブラザーフッド』そのものであったということだ。しかもその中心人物が悪名高き「キッシンジャー」であったこと。1970年代からその活動がなされてきたことであった。彼らの常套手段はいくつかの真実に多くの嘘をまぶし、人間の正しい判断基準を狂わすことであった。ニューエイジ運動もまたそのひとつであったようだ。

私も80年代のニューエイジ関連の書物には影響を受けた。ニューエイジ思想の代表的な著書も多数読んだ。しかし、その思想を知れば知るほど一種の違和感が芽生えてきたのである。とりわけ私が最も危惧したのは、ニューエイジ思想が持つ現実感覚の喪失であった。

知人の中にもいたくニューエイジ思想にかぶれた者がいた。瞑想三昧の生活をし、あちこちで開かれるセミナーに参加しているうちに、彼が社会生活から遊離していくのが傍目にも感じられた。逢うたびにオーラの輝きは消え失せ、空ろな目をした無気力な人間となっていた。私が危惧したとおり、仕事はおろそかとなり、経済的に困窮し、最後は先物取引やマルチ商法に手を出して自己破産した。彼にとっては何のためのニューエイジ思想だったのだろうか。

私は若い頃、故あって出家を真剣に考えたこともあったが、仏教の持つ厭世的で隠遁的な側面に嫌気がさして、考えを変えた経験があった。ニューエイジ思想の新しい概念は当初は新鮮に感じられたが、やがて自己の内面だけに閉じこもりがちになり、現実とのギャップが深くなることに気づき始めた。また私のような原日本人には、西洋的な神や天使達の名前は生理的に受けいれられなかった。ある日、私はそれまで読んだ総ての本を捨ててニューエイジとは決別した。今考えてみれば、正しい選択であったようだ。

コメント一覧

フォトン
神さん
神さん、コメント有難うございます。

早速、神さんのブログを訪問させて頂きました。興味深い話題が一杯ですね。益々のご活躍をお祈りいたします。これからも度々訪問させていただきます。
今後とも宜しくお願いいたします。
神新二
同感です。
http://sjin.blog69.fc2.com/
ニューエイジも、サンフランまで行き展示会にも参加してみた事もありましたが、気持ちが悪くなって会場を後にした経験があります。同じく、仏教にも・・・。体が反応するので理屈では語れませんが。やはり、当たり前のことを普通に表すことが一番尊いことだと思っております。
PS:また最近、いろんなチャネラーが訳の分からないことを言い出してますね・・・全くって感じです。

最近の「爬虫類人とプラズマ兵器」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2021年
人気記事