神道の葬式の特徴や、独自の作法について

小学校時代のクラスメートの父がご逝去されたのこと。
現在、日本の主要な宗教は仏教であるが、彼の家は 神式で執り行うとのことである。彼の家系は由緒あるもので遠くは皇族につながるとのことである。神道について知っている人は少ないと思われる。
　愚人様は参列するときに戸惑わないよう、神道について調べてみた。神道と仏教では葬式の意味が異なり、様式も手順も全く別のものであった。
仏教での葬式の場合、故人を極楽浄土に送るために行われ、故人は仏のもとで安らかに暮らすとされている。これに対して神道式の葬式である神葬祭は、つまり神道における葬式の意味は故人を極楽浄土に送るのではなく、家に留めて守護神とするための儀式とされている。
つまり、このことからわかるように、先祖崇拝はもともと神道の考え方だったのです。
また、本来仏式の葬式は寺で行われるが、神葬祭が神社で行われることはほとんどない。
神道では死は穢れであるとされていて、 神社のような神の聖域に穢れを持ち込むことはよくないとされている。神葬祭での注意点について調べて結果
数珠は使わない
仏教の葬式では定番となっている数珠であるが、これは神葬祭では使いません。数珠はもともと僧侶がお経を読む際に数を数えるために使っていたものなので、神道には必要ないとされている。服装は一般的な喪服で 別変わったものは必要なく、仏教の場合と同じく喪服を着用しする。
男女ともに色は黒で、靴下やストッキング、バッグ、靴といった小物も黒で合わせます。小物やアクセサリー類は派手なものはNGです。結婚・婚約指輪以外のアクセサリーは極力着用しないようにしする。この点仏式と同じです。
また、不祝儀袋の選び方と表書き は不祝儀袋にはさまざまな種類がありますが、神道では蓮の花の入っていないものを使います。水引は黒と白の結び切りです。
表書きは「御霊前・御神前・御玉串料」などが使われます。
死に対する考え方が仏教と神道では異なるので、仏教用語は使ってはいけません。
神道と仏教とでは、死に対する考え方や葬式の意味が異なる。
そのため、神道の葬式に参列する際、 弔意を伝えるための仏教で使われる挨拶の言葉や作法を使ってしまうと、 かえって失礼にあたるらしい。