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パリの日記 パティシエ卵の話

フランスでの留学生活・パティシエ生活・画家生活を綴ります。夫(アゼルバイジャン人)と息子も登場します。

トルコ旅行 その2(イスタンブール②)

2013-06-04 18:14:09 | トルコ旅行
今日の記事は長いよ。堪能してね。



前日のことはすでに思いでに、、。
元気よく!?朝目覚めて、昨日買ったパンやソーセージなどを食べて、早速観光に行きました。この日は観光の日。見まくります!イスタンブールの滞在は丸2日間しかないのです!!


地図を見ると、私たちのアパートはとてもよい立地にありました。旧市街にあり4000店舗以上集まったグラドバザールから
徒歩5分もしない距離。有名なブルーモスケも至近距離です。

アパートを出て坂を上りましたが、すぐに気が付いたことは、、、
この地区は、靴屋の問屋がたくさん!!ぐるぐるに巻かれた皮や、靴を作る製品や、店の奥をみると、ミシンなど。
へー、靴を作る地域なんだ。ということがすぐにわかりました。靴を20箱くらい一片に担いで店からでてくる男性を何度も見かけました。お店の前にはたくさんの靴がずらーーーと並んでありますが、一方で、ガラスにWhole saleの張り紙もしてあります。大量買いでしか買えないお店です。


ここは、靴の紐やかばんのベルト?などを専門に売っていました。





朝9時も過ぎれば、みな働き始めます。チャイ(お茶)の国トルコではお茶で一日が始まるのですね。道端でお茶を売る人。
飲み終わったチャイグラスを至る所で見かけました。






まず最初に目指したのが、ブルーモスクこと「スルタンアフメット・ジャーミー」です。
通常4本のミナーレ(塔)がここは6本あるというのでも有名なところで、夜景の写真を見てからはここには行ってみたいと思っていました。


ジャーミーこと、モスケに入るには服装の規定があります。女性のみならず、男性も肌を露出した短パンなどでは入れないので、腰にスカートを巻いていました。





ブルーモスクの入口。






入るのに行列が!!お祈りの時間は観光客は入れません。観光できる時間帯が決まっています。






靴を脱いで中に入ります。私はスカーフを持参しましたが、持っていない人のために、スカーフやスカートを貸してくれます。
わたくし、どこかのおばちゃんみたいね。





モスケに入った瞬間にスカーフを取ってしまう女性を見かけましたが、そうすると監視員?の方が来て、ちゃんとかぶるように注意していましたよ。





男性も短パンの方は、このように巻きスカートをしていました。






このモスケに入ってびっくりしたことは、なんと、足臭い!!のです。本当に臭かった!!

彼が言うには、通常は、手や足、耳、口など洗ってからモスケに入るので、モスケは臭くはならないのだそう。でも、ここは観光地化しているので、信者以外は靴を脱いだまま入るから、臭くなるのでは。と。
そういう私も裸足で入りました、、、。


絨毯が汚くならないように、ビニールが敷かれていましたよ。なるほどね~。





モスケの真ん中は男性専用のお祈りをする場でした。一応柵があって、男性信者はそこから中に入っていけます。女性はそこには入れず、モスケの後方に女性専用のお祈りの場所がありました。






柵の先の絨毯にはビニールシートはかかっておらず、普通の絨毯でした。





ブルーモスクを出た後は、すぐ近くの「アヤソフィア博物館」へ行きました。ガイドの私はここに入る予定はなかったのですが、アゼルバイジャン人の希望で入ることに。ガイドブックでの情報しか知らない私にはただの博物館ですが、トルコと関係が深いアゼルバイジャンの彼にとってみたら、ガイドブック以前の知識で、ここはとても有名なんだとか。


西暦360年ギリシヤ大聖堂として完成→1453年モスケに変えられた→1932年博物館として一般開放

という、時代とともに役割が変わっていった建築物なんだそう。

入場料25TL(外国人の値段ですが、トルコ人の入場料はもっと安い)




一部広範囲にわたって改修作業中でした。









はっ!、これはガイドブックに載っていた「聖母マリアの手形」では!
大の大人が必死になって遊んでいます。
くぼみに親指を入れて、360度手首を回転できたら、願い事が叶うとか。



もちろん私もやりましたよ。願い事はかなうのでしょうか。



2階からの眺めも良かったです。





モザイク画もたくさんありました。
時を超えて、このように美しく残っているとは、、感慨深くなります。
私の絵も100年後も残っているかな。






さてさて、お昼の時間になったので、レストラン探しをしましたが、彼が疲れていたので、手っとり早く近くのレストランに入りましたが、それが大外れ!!
メニューの写真とは違うものが出てきましたよ。今回の旅行で一番イケテなくて、しかも1食あたり一番高かったです。二人で60TL(25ユーロ)でした。ここのレストランでいろいろ学んだので、この後からは良いレストランを探せるようになりましたが。



お昼の後は、私が行ってみたかった「地下宮殿」へ。さっきのアヤソフィアのすぐ目の前。
入場料金は10TL(彼は、受付の人がトルコ人と間違えて、5TLで入れました。)




ガイドブックには地下宮殿とありますが、昔の地下貯水地です。
ライトアップが神秘的な雰囲気でした。




今でも水が溜まっています。時たま、水が頭上から降ってきました。鯉?がたくさん泳いでいました。
昔の人は、この貯水池の上に家を建てて、下から水をくんだり、魚を釣ったりしていたそう。


メディウサの頭部も迫力ありました。






貯水池の柱に、しかも水で隠れて見えなくなるであろう部分に逆さの頭を掘るなんて、とても凝っていますね。






地下宮殿から出ると、彼の疲労がピークに!! って、まだ3件しか観光してないぜ。
昼寝がしたいというので、機嫌が悪くなる前に、ガイドは近場の公園に案内いたしました。
ガイドの予定には入っていないトプカプ宮殿の庭?公園で休むことにしました。

地元の人や学生の憩いの場ですね。みなさんピクニックしてました。





疲れて弱った彼が寝ている間に、ガイドのわたくしも、日光にあたって気持ち良くなったのですが、ふと、、、辺りを見渡して、気付いたことが、、、。

大学生っぽい女の子グループが近くにいたのですが、その子たちを遠目から囲って見ている青年が何人もいるのです。寝たふりしながら、女の子のほうをチラ見していたり。男同士で体育座りしながら、その子たちを観察していたり。
なるほど、こういう「場」が男女の出会いの場なんでしょうね。と思って彼に聞いたら、男性が女性を観察しているだけとのこと。私はそういう人を観察するのが好き。だははは。



ガイドの予定は狂ったものの、40分も昼寝ができてご機嫌が回復したアゼルバイジャン人。さて、この後は、路面電車で橋を渡って新市街地に行きました。
ぶらぶらして、一旦は通り過ぎたジュース売りのおじさんのところで、ジュースを買いました。オレンジ(1TL)とザクロ(3TL)があって、私たちはザクロを。




うまい!!





さらに、まだ喉が渇いていたので、お茶することに。
このカフェは地元の人がたくさん入っていました。みなチャイを飲んでいましたよ。





ふと通りかかった八百屋で、「この緑の何?」と彼に聞いたら、
「あー!!これ、懐かしい!!小さい頃によくおやつに食べていたよ。」と早速買ってきましたよ。
フランスでは見たことがない果物です。味は、りんごみたいですが、そこまで甘くなく酸味が強く、食感はシャリシャリ。中に種が1つ入っていました。





新市街地の中心はブティックやレストラン、ケバブ、お土産屋、銀行などが立ち並び、人でもすごかったです。





イスタンブールに来てびっくりしたことは、野良犬と野良猫が多いこと。野良猫はみなやせ細って、毛並みは埃まみれでした。
レストランではテーブルの下にいたり、食事をしはじめるとどこからともなくやってくる、そんな感じでた。
これは多分、飼い犬↓




うちのアゼルバイジャン人はフランスで大型犬を見るとホンキで怖がります。何をそんなに怖がっているのか理解できませんでしたが、トルコに来てようやくわかりました。アゼルバイジャンもトルコのように街中に野良犬が多く、襲われたり噛まれたりすることがあるそう。なので、犬が恐いということもそうですが、噛まれた後の狂犬病が怖いという感じでした。
この時は、野良犬の怖さをまだ知らず、、、、あとあと、私は知ることになるのですが、、。



新市街地からアパートのある旧市街地へ戻るため、ガラタ橋を渡りました。




橋では釣りをする人がたくさん!!イワシを釣っていましたよ。





マモンも真剣です!!この直後、たくさん釣れていました。





お昼が大外れだったので、夕飯は、ガイドブックに載っているお店を目指しました。
スィルケジにある「Et-is」というロカンタ(大衆食堂?)です。




さすが、ガイドブックに載っているだけのことはあります。
お店のギャルソン(といってもおじさん)はとてもコマーシャルでツーリスティックなところでした、、、。汗
日本や韓国、中国、マレーシアのガイドブックに載っていて、みんな来てくれると、、、。だははは。
なので、その国の人には特別料金のメニューを提供していると言って、持ってきてくれました。
通常のメニューよりも値段が安いらしい。でも、そのおじさん、普通のメニューは持ってきてくれなかったから、本当に安いのかは不明です。

でも、確かにこのボリュームで、12TL(5ユーロ)は安いね。
味は、、、まさかの大味でした。




しかし、アイランが一本6TLは高すぎでしょ!!


ということで、ガイドブックに載っているお店も「ナニか」あるということが判明。レストラン選びがだんだん賢くなってきまいした。

・地元の人でにぎわっているお店を選ぶ。
・看板メニューに値段を書いてないお店は避ける。
・ユーロ表記の値段のところも避ける。



翌日に続く、、、。


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