パリの日記 パティシエ卵の話

フランスでの留学生活・パティシエ生活・画家生活を綴ります。夫(アゼルバイジャン人)と息子も登場します。

メロンパン レシピ

2017-05-25 15:25:48 | お菓子と研究

ということで、メロンパンのレシピです。
パン生地とクッキー生地は別々に作るので、それぞれの分量を記載します。

小8個分
⭕️パン生地
小麦粉T55 (強力粉) 150g
グラニュー糖 30g
卵 1/2と牛乳を合わせて110g
バター 15g
イースト菌 3g
塩 2g

⭕️クッキー生地
バター 30g
グラニュー糖 50g
卵 20g
レモン汁 大さじ一杯
レモンの皮を擦ったもの ティースプーン 一杯弱
小麦粉T45(薄力粉) 100g



○パン生地の作り方
バター以外を全部投入。混ぜる!手動の方は手がべちょべちょになりますが、20分こねるの頑張って!
室温に戻したバターを投入して、再びこねる。約40分発酵する。

○クッキー生地の作り方
室温に戻したバターを泡立て器で撹拌し、グラニュー糖を入れ白っぽくなるまで混ぜる。卵を少しづつ入れ、さらにふあっとなるまで混ぜる。レモン汁、皮を擦ったものを入れさらに、混ぜる。振った小麦粉を入れ、ヘラでサクッと混ぜる。練らないように。
ラップに棒状に乗せて、形を整えて冷蔵庫で休ませる。


○パン生地とクッキー生地を合体させましょう!
パン生地の発酵が終わったら、8等分にして天板に並べ、約15分発酵する。1.5倍くらい大きくなったら、クッキー生地を冷蔵庫から取り出し、それも8等分にする。それをラップの上で伸ばして、そこにパン生地を乗せて包む。(パン生地が半分以上隠れるくらいクッキー生地を伸ばしておきます。)
グラニュー糖の入った容器にクッキー生地の方を浸して?つけて?完成!
そのまま天板に戻し、切り込みを入れる場合はここで入れる。(包丁よりもっと鋭利でないものでお願いいたします。)約10分発酵させ、そのまま焼きにはいる。180度で10分、その後150度で2分。


はい出来上がり‼️



レモン汁と擦った皮が良いアクセントです。
個人的にはバニラビーンズよりも美味しい。と思う、、、。

メロンパンの研究 ②

2017-05-24 13:57:56 | お菓子と研究

はいどうもー!

メロンパン研究3日目です。

・クッキー生地を1日寝かした。(というか前日に余ったものを冷蔵庫にいれておいた)
・パン生地も1日寝かした。(というか前日に余ったものを冷蔵庫にいれておいた)

クッキー生地を1日寝かすと、伸縮性が良くなって発酵中にクッキー生地割れないと、いうのがネットに書いてあったので試しました。タルト生地のようですね。 結果は生地は扱いやすく?滑らか?になっていましたが、発酵中に割れました。というのも私のやり方が悪くて、パン生地の方を冷蔵庫から出してた後、冷たいままクッキー生地を重ねてしまったので、最終発酵に時間がかかりクッキー生地が暖かくなりすぎて割れたという感じです。

教訓:パン生地は室温で使いましょう‼️


そしてメロンパン4日目です。
そろそろ、最後にしたいものです。
今までのつくり方を変えました。
今まではパン生地の上にクッキー生地を乗せて最終発酵(30分)をして、そのまま焼成でした。
今回は最終発酵の段階でパン生地を途中まで発酵させて、その後にクッキー生地をのせて10分ほど発酵させ焼きました。

結果はめちゃ美味い‼️ でした。
パン生地の発酵が最後まで進んでいたので、パン生地部分はフアフアです。
クッキー生地はパン生地がある程度発酵してから乗せているので伸縮もそれほどしてなくて割れませんでした。
割れるまでに焼いてしまうので、この方法はいいですね。
この方法なら、模様をもう少し強めに入れても大丈夫そうです。




そして、模様を入れてないものも試しました。





ということでメロンパン研究、4日目で一旦終了です!

レシピは後日載せます。

メロンパンの研究 ①

2017-05-19 14:02:25 | お菓子と研究
はいどうもー!

毎日覗きにきてくださってありがとうございます!

こちらはみな元気ですが、息子が保育園に通うようになってからというもの風邪ばかりひいているのですが、先々週40度を超える熱が続いたため救急で病院へいきました。結果、中耳炎にかかっていました。風邪が治ったりぶり返したりしていたため、そんな感じで中耳炎になったようでした。中耳炎にかかっている最中も風邪をひいて、結局未だに鼻水がでます。お医者さんが言うには保育園一年目はこんな感じだそう。2年目になれば、もっと強くなるんだそうです。


それは、おいといて、今、メロンパンの作り方を研究中です。メロンパン、特に好きと言うわけではないのですが今度知り合いに教えるので。

ということで、久しぶりのお菓子の研究です。


初メロンパン、1日目!初メロンパンはなんと、ひどいことに、食べれたものじゃありませんでしたよ!!
そんなレベルのものを作ったのは久しぶりです!!というくらいひどいものでした。汗

クッキー生地がバリバリするメロンパンのレシピだったのですが、私の作り方が悪かったのでしょう、こんなんでました。




作っている最中からクッキー生地が固いなー。と思っていましたが。案の定、中身のパン生地の発酵についていけませんでした。





クッキー生地は甘さ控えめのレシピなのか、甘くなくて、小麦粉の分量が多いので硬すぎました。
中身のパン生地は、こね不足か、潤い不足か、ぱさついて、もさついてました。

ということで、パン生地とクッキー生地の両方を研究することしました。


メロンパン 2日目!
・パン生地の改善点
砂糖の量を増やす。水でなくて牛乳を使い、かつ水分量を増やした。こねるのは機械に頼る。この三点を変えました。機械にこねてもらいまいしたが、全行程15分程です。
砂糖の量を増やしたのは、もっと甘味が欲しかったからです。

・クッキー生地の改善点
小麦粉の量を減らす。砂糖を増やす。レモン汁を入れる。
砂糖を増やして、レモン汁を入れたのは、生地を緩くするためです。パン生地の発酵で大きくなるのに、クッキー生地も伸縮性がないと切れてしまうので。

結果


美味しいー!!
中身のパン生地が めちゃ美味しくなってましたー。機械のおかげか?、グルテンがよく出てもっちり、しっとりです。牛乳に代えて保湿効果もでていました。クッキー生地はさくさくで、敢えてバリバリ感を出さなくても、これで良いのでは。と思います。




しかし、このクッキー生地は発酵中に、パン生地が大きくなるにつれて切れていく傾向があったので、そこが改善の余地ありです。クッキー生地の食べた食感はとても良いのですが。

ということで、次回は

「メロンパン3日目」でレシピ確定したいものです。




オレンジピール オランジェット orangette

2014-03-19 20:20:51 | お菓子と研究

先週は用事があって、お菓子を大量に作っていました。
その中で、初めて「オランジェット」を作りました。(オレンジピールにチョコレートがかかっているやつ。)
以前書いたゆずピールのレシピを見ながら、そしてクックパッドを筆頭にネットでいろいろな情報を集めました。うむ~。書いてあることが違うんでないの?というものもあって、今回のオランジェット作成は情報収集から調理完成までなかなか面白かったです。

しかし、そうして完成したオランジェットが自画自賛レベルでした。
大量生産したので、この3倍の量を作りました。





これは、自分のためにもレシピを載せないと!!ということで、レシピです。
自分で気になったポイントも書いておきます。
ちなみに、目指すオレンジピールは「苦くない、でもオレンジの香り満載、固くない柔らかめ」です。ゆずぴーるの時は固めに仕上がって噛みごたえあるレシピですが、今回はチョコレートを付けるのでチョコレートの固さに合わせたかったのです。その分柔らかく仕上がっています。


○オレンジの皮(無農薬) 好きなだけ。今回は9個分
○グラニュー糖(大抵のレシピは皮の重量の80%だったので私もそれで)
○レモン汁 適量 今回は1個分

○あとで振りかけるグラニュー糖 適量



1、皮を洗う。

2、皮に4等分に切り込みを入れて剥く。この時、ヘタの部分から皮をはがします。
今回は、皮の白い部分を活かします。なのでできるだけ白い部分が残るように皮をはがすには、ヘタの部分からはがすと良いです。
柑橘系の苦さは、内側の白い皮にあるわけではありません。表面のつぶつぶに入っているオイルが苦いのです。なので、白い皮を残すからといっても苦さはありません。ご安心を。白い皮を残すことによって、ピールがふっくらして、厚みがでます。

3、皮が浸るように水を入れて一晩置く(12時間くらい)。苦みの成分オレンジ油を少し取り除きます。
水がオレンジ色、そしていい香り。オレンジ油が全部出ちゃうんじゃないの?!と思いますが、心配無用です!そんなに簡単にエキスと香りはでまくりません!

4、鍋に皮と浸るくらいの水を投入。強火にかけます。沸騰して5分したら、お湯を捨てて、再び水を投入。
これを全部で3回繰り返します。が、この3回目の時は、自動的に5分でお湯は捨てないで、3回目は皮の硬さを見ながら煮てください。爪で皮が切れるくらい柔らかくなったらOKです。お湯を捨てて皮を水にさらします。(6時間くらい。)
1回目、2回目、と煮ている最中はオレンジ油のいい香りに包まれます。お湯もオレンジ色。湯でこぼしを3回も繰り返して、オレンジの香りも全部飛んでしまうのでは!?と思いますが、心配ご無用。オレンジ油は強いのです!ここでちゃんと煮ることで油の苦みが取れます。でも香りはちゃんと残っています。水にさらすのも最後に苦みを取り除くためです。

5、皮の重量80%のグラニュー糖を計る。
水から皮を引き上げる。白い部分に水が浸透していますが、水切りは適当でOKです。ざっとで。そのままお鍋へ投入。砂糖の3分の1も投入。中火で煮ます。グツグツ言い始めてから20分煮ます。

6、20分経ったら、再び砂糖の3分の1を加えます。再び20分煮込みます。

7、20分経ったら、残りの砂糖を加えます。レモン汁も加えます。煮ている最中は皮から水分が出てくると思いますが、水分が減ってきて水あめ状態になりそうであれば、少し水を加えます。中火から弱火で3度目の20分煮込みです。
最後は20分が目安ですが、皮の仕上がり状態で判断します。食べてみて固ければ煮込み時間を追加してください。
この時点で多少苦くても平気です。後から乾燥させていくと苦みが消えたので。
汁が水あめ状態だと乾燥させる時に時間がすごくかかるので、汁はなるべくさらさら状態にして皮を鍋から取り出すようにします。


網やお皿に広げます。




8、ここで良く乾かします。湿度にもよりますが、1日~2日室内で放置します。ホコリがはいらないように、紙など乗せてね。
たまにひっくり返して、皮の部分と白い部分の乾燥度合いを見ます。

9、乾燥したら、グラニュー糖を付けます。
ほどよく乾燥させておかないと、グラニュー糖が溶けます。



10、室内で1日乾燥。ホコリ防止で紙をかぶせてね。

11、乾燥させると砂糖もしっかり定着して弾力がでてきます。煮た直後に比べて苦みも消えています。オレンジ油が落ち着いた!? 食べやすい細さに切ります。

12、オランジェットにはビターチョコレートが合うと良く見かけますが、私はビターはあまりすきでありません。ビター(75%)のものと、ビターよりのミルク55%を試しましたが、個人的には55%の方が美味しかったです。
チョコレートの温度調節は面倒ですが、チョコレートの艶にもろにでてしまうので、なんとか頑張りました。久しぶりに温度計を使いましたよ。チョコレート作業は好きでないのでホント一苦労でした、、。
湯煎でチョコレートの温度調節です。一度50度前後まで持って行きます。その後かき交ぜて冷やしながら28度まで落とし、その後再び温めて30度に持って行きます。
でも、やっていて感じたのですが、30度だと綺麗になりませんでした。かなり低い温度のほうが綺麗な仕上がりになりました。なんでだ?
なので、お手持ちのチョコレートとご相談しながら温度を決めてみてください。






ちなみに、レモンも作りました。



レモンは最初から細切りにして作業をしました。オレンジの4枚皮と作業的にどっちが良いのかを比べたかったのです。
結果:最初から細切りの方が煮る時間は短くなりますが、ちゃんと真っすぐにならないものがあります。チョコレートをつけたり、またはまっすぐの仕上がりにしたい場合は皮4枚切りで煮込んで、最後の段階で細切りにするほうが真っすぐな仕上がりになります。

ちなみにレモンピールには、チョコレートは付けずに、砂糖を振っただけにしました。レモンのさわやかな香りを楽しむためです。フランス人の間ではオレンジェットよりもレモンピールの方が評判がよかったらしいです。
友人にもさしあげたのですが、友人は○○のオランジェットよりもはるかに美味しいと言ってくれました。嬉しい!!


ということで、無農薬のオレンジやレモンを発見したら、是非お試しあれ!!


久しぶりのお菓子作り

2013-12-18 20:22:52 | お菓子と研究

昨日、今日と久しぶりにお菓子をつくりました。
昨日は、お友達が遊びにきてくれたので、ティラミスを作りました。
以前、アゼルバイジャンの友人(イスラム教)の家に招待された時は、お酒を使わないティラミスを作ってもっていきましたが、味ははやりイマイチでした。友人たちは美味しいと言ってくれましたが。
なので、ティラミスにはお酒は不可欠!だとあれ以来思っています。
今回はラム酒多めで作りました。やはり、こっちの方が美味しいです。





ココアパウダーがなくなったので、今回はこういうココアを買いました。





色が若干薄いです。そして、驚いたのは、これをティラミスの上にかけて1日置いておいても、、、なんと湿っていないのです!
普通なら、まぶして結構すぐにティラミスの水分を吸って湿るのですが、これはなんで湿らないのでしょう。油分が多いのか?



そして、今日は、ダックワーズです。
スケッチクラブの先生の個展が今日から始まります。ヴェルニッサージュに行くので、ちょっとですが、ダックワーズを作りました。


卵白3つで、この量です。意外と量が多くないですね。まぁ気持ちということで、、、。





ガナッシュを挟みました。




表面がつやつやで、しっかり焼けました。良い感じにできました。






スケッチの先生の個展は
12月6日~12日まで。
Galerie METANOIA:
56, rue Quincampoix 75004 Paris
TEL: 01 42 65 23 83