ことほぎ日記

ことほぎ【寿・言寿・言祝】ことほぐこと。ことばによる祝福。ことぶき。ことほがい。そんな日記になればなあ、と思っています。

やっぱり、これが大事!

2009-05-31 | 食事とか生活のこと
今朝起きたら、たっぷり寝たせいもあるけれど、
気分がとてもすっきりしている。
どうしたんだろう?

両親の元気な顔を見れてうれしかった?
そうかも知れない・・・。

でも何か違うんだよなー、
すがすがしいようなこの気分は・・・。
何だろう?




分かった!
家の中がきれいだからだ!(苦笑)。

日頃、この場をお借りして「天使は清しき家に舞い降りる」とか
「整理整頓は大事」と言っているけれど、そう言っている私本人が出来ていない(汗)。

両親が来るから、と必死に片づけをし、たまった洗濯物(乾いたもの)を畳んだ(汗)。
まだあちこちにほころびはあるけれど、とりあえず見た目はだいぶきれいになった。

せっかく見た目がきれいになったのだから、これからは引き出しとか
中身をきれいにしよう、と思う。

山咲千里さんの5月28日のブログで
「見るとは脳に写真を貼る行為」とあった
(トラックバックできそうにないので、ここに明記します)。

そうよねー、脳に写真を貼る。
ごちゃごちゃした室内の写真ばかり脳に貼られたら、
脳も休む暇があるまい・・・、かわいそうな夫と私の脳・・・。

せっかくきれいにしたので、これからは何とかこの空間を保ちたい。

無駄なものをなくす。
自分の家にある「モノ」に対して、愛情を持つ。
自分を知る。

そういうことの積み重ねで、家の中をもっとすっきりさせられたら。
ひいては、私自身の中身も外見ももっとすっきりさせられたら、と
思う5月、くもりの月末・・・。


遠方より、父母来たる

2009-05-30 | 家族のこと

車で2時間程度のとこだけれども、それでも遠方から
両親が遊びに来た。
引越し先のところへ二人そろって初めて遊びに来てくれた。
父も母も昨年は大病を患ったので、車で2時間の距離といえども
こうして来てくれた事、そこまで回復したことに
本当に感謝している。

我が家は寝室にテレビを置いていて、
ダイニングというかメインのお部屋にはテレビを置いていない。
一日中よくテレビを見ている両親からすれば不思議らしく、
「人間の話す声しかしないね」「とても静かだね」を連発していた。
環境からすれば両親が住んでいるところのほうが数倍、数十倍静かなのに
(うちは目の前が幹線道路なので)。

昨日1泊して、今朝起きてからも
「こんなにゆったりしたの初めて」とか「とても落ち着く、だんだん慣れてきた」と言ってくれた。

最初はテレビの音が聞こえないのが寂しかったらしく
「お前は耐えられるのか?」なんて聞かれたけれど、
「ないと静かでいいね」「ないから時間が流れるのがゆっくりなのね」と言っていた。

テレビがあると1時間が過ぎるのがあっという間だし、
いろいろ話もせず、みんなでテレビという同じ方向を見つめるだけになってしまう。

でも、テレビがなく、スピーカーから音楽が流れてくるだけの状態だと
否が応でもいろいろ話をするし、それはとてもいいことだと思う。

「お父さん、家に帰ったらテレビ捨てちゃおうかな?」
何事にも極端な父が言った。
まあ、そう離れていない空間で、父と母が別々のテレビを見るために
テレビが2個も置いてある人が、まあ無理だとは思いますけど・・・(苦笑)。


人が決めた味

2009-05-29 | 食事とか生活のこと
お休みの日にテレビを見ていたら、料理人が依頼者のもとへ行き、
料理を指導する、というプログラムをやっていた。
メニューはホイコーローで、普段は「レトルトを使うんです」とのこと。

すると先生役の方が「人が決めた味しか食べられないのは
お子さんがかわいそう」と言った。

目からうろこ。

私は応用が利くのが好きなので、洗剤でも調味料でも
あまりいろいろ揃えるのは好きではない。
洗剤だったら、基本的なものと重曹とお酢、
調味料だったら、お味噌、しょうゆ、お酢、唐辛子とすりおろしたにんにくを練ったもの、ごま油、などを
あわせてみるのが好き。
そしてレトルトって意外と高く、味の主張が強すぎる気がするので、我が家ではあまり食べないが、
「人が決めた味」というのは目からうろこだった。

世の中見回してみると、食べ物、飲み物には当たり前だがすべて味があり、
それも個人なり、会社なりが「うちの味はこれ」とすべて何かしら
人が決めた味なのだ。

その溢れる「人が決めた味」の中で、私の味覚に近いものを探す、ということか・・・。

夫や私はいいけれど、子どもが生まれたらやっぱり「母親の味」を教え、伝えてあげたいな。
時々面倒だったり、億劫だったりするけれど、
「人が決めた味」じゃない「我が家の味」を伝えるために、
これからも料理がんばろう、と思う。

たゆまぬ努力

2009-05-28 | 日々、思うこと

先日、上野の東京国立博物館へ、あの阿修羅を見に行った。
夫が行こう、というので着いていったのだけれど、
HPで「比較的すいています」という時間に行ったのにも関わらず、
30分待ちで、中など今まで見たこともないくらい人がわんさかいて、
あまり人ごみが得意でない私は、すっかり人ごみに酔ってしまった。

その上、メインであろう阿修羅は本当に黒山の人だかりで
阿修羅を中心として5重、6重に人の波があり、
その人たちがゆーっくり、時計回りで回っている。
その映像だけを切り取ったら、怪しい集団のように見えそうなほど・・・。

友達から「イヤホンガイドはみうらじゅんだよ」と聞いていたので楽しみにしていたら、
私たちが行った時には黒木瞳さんだった。
同じルーブル美術展は中尾彬だと聞いた。

きっと、イヤホンガイドって、語り手が有名人だろうが、
アナウンスを専門としてらっしゃる無名の人であっても、
それほど売り上げは変わらないと思う。

外国映画の吹き替えをプロの声優ではなく、有名人がするのは
いかがなものか?と思うけれど、
阿修羅展のみうらじゅんさんのガイドだったら、本当に聴いてみたかった!

知る人ぞ知る、かも知れないけれど、
イヤホンガイドの会社、がんばってるな、と思った。


後ろ髪、引かれる思い

2009-05-27 | 食事とか生活のこと

ここ2週間ほど、左足のくるぶしあたりが痛く、
歩けない、というほどではないけれど、よくならないのでカイロに行ってきた。

捻挫している、靭帯を痛めている、といわれ、
テーピングされ、包帯され、家で冷やすように、通うように、と言われる。

そして「疲れると腰が痛くなるんです」と告げると
「足よりも腰のほうがひどいかも」と言われる(泣)。
どうやら姿勢が悪く、その結果腰が痛くなってしまうよう。


世の中には病気とか体調が悪い人もたくさんいて、
「なぜ私が?」という病気もあったりする。
でも、少なくとも私の場合「身から出た錆」なので、
姿勢を正したり、運動したりすることで腰が痛くならないようにすることは
いくらでも出来ると思う。

冷え性で悩んでいたけれど、腹巻したり、自家製はちみつしょうがドリンクを飲んだりして、
今ではぽかぽかしているし(陽気のせいもあるだろうけれど)。

一昔前に「成人病」と言われた病気が今は「生活習慣病」という名前に変わったのは
聖路加病院の日野原先生のご尽力だ、と聞いたことがある。
というのも、成人なら誰しもなる病気ではなく、
生活習慣によってなる病気で、生活習慣を改めれば病気もまた改善されるから、ということらしい。

太っていたり、貧血だったり、体力がなかったり、腰が痛かったり、頭痛がしたり。
誰しも大なり小なり、何か不調を抱えているけれど、
そういった不調だったら、自分が生んだもの、自分の生活習慣や
自分が体に取り入れたものでそうなったのだから、
きっとよくなる、と私は信じている。

そして、今日も後ろ髪を引かれているような姿勢で歩いている(苦笑)。


人を喜ばす

2009-05-26 | 日々、思うこと

今日、レジで隣だった人。
1年以上知っている人だけれど、言葉を交わしたことがない、
台湾からの留学生、そしてかわいい。

ちょっと苦手だぞ、と思っていたので
思い切って話しかける。
「日本に来てどれくらい経った?」
「4年です!」
「本当に日本語上手だね、それにとってもかわいいよね」と伝える。


その時は、お客様が来たりして、それで終わったのだけれど、
あとでロッカーで話しかけられた。
彼女から話しかけられたことは、今まで1度もないのに、だ。


「あれ、日本語上手って褒めてました?
だって、1年以上前から知ってるのに、突然そんなこと言われたから・・・」


「ずっと前から思ってて、今日やっと言えたんだ!」と私。


「おまけに『かわいい』なんて言われちゃって・・・。
最近、あんまり言われてないから、なんだかうれしくってドキドキしちゃって・・・」とのこと。




あー、よかった(ちょっぴり苦笑)。




その後、私より10歳くらい下の社員の人に出会う。
きれいなフレンチネイルにしているので、その旨伝えると
「でも、上の人に怒られちゃうかな、と思って」と。
「でも、接客業なんだからきれいな方がいいですよ!」と私。

「爪もそうだけど、○○さんって本当かわいらしいですよね。
仕事もすっごくがんばってるし」と私。

「んもー、私、あなたんちお嫁に行っちゃおうかしら!」と彼女。


台湾からの留学生も社員の女性も、なんだかちょっとだけ
気分が軽くなったようだった。
私は「彼女たちの気分を軽くしよう!」と思って、そう言ったわけでなないし、
心にないことを言ったわけでもない。
ただ、たまたま思ったことを、ちょっと勇気を出して口に出してみただけだけれど、
二人の人を少しでも喜ばすことが出来て、なんだか私までとてもうれしくなった。

オノ・ヨーコさんが
「自分を喜ばせなさい。それが出来ない時は人を喜ばせなさい」って
仰っていたけれど、本当にそうだ。

自分を喜ばすことも大事だけれど、人を喜ばすと、
人も、自分も幸せな気持ちになる。

そんな二人のかわいらしい笑顔を見て、私もとっても幸せな気分になった。


大切な人への手紙

2009-05-25 | 好きな人のこと
最近は、なんだかせわしないね。

でも、洗濯物干したり、お弁当作ったり。
私が出来ることなら何でもするよ。
それは私の喜びだから。

忙しくてあんまり一緒にいる時間がないのは残念だけど、
かえって私はあなたに甘えるところが少しは減り、
少しは自覚が生まれたと思います。

大変なこともたくさんあると思うけど、
お互い、前を向いてがんばろう。
辛いときは弱音も吐いていいさ。

でも、あなたは恵まれている、ということを忘れないで。
したい仕事が出来る、やりがいのある仕事。
そして、勉強だってしたくても生活に汲々として出来ない人もいるだろうし。

あなたは恵まれているんだから、感謝してそれを受け取ろう。
感謝して、楽しみながら、お互いがんばろう。
私はいつでもあなたのこと、応援しているよ。

モン・アミ(私の友達)

2009-05-24 | 日々、思うこと
昔は、テレビって面白いな、とかどうしてこんなことが考えられるの?なんて思っていた。
中学生とか高校生の頃。

でも、その時よりは少し世の中を知り、本も読み、今は
「面白かったり、衝撃的だったり、耳目を集めれば何でもいいの?」と
いぶかしく思うことも多くなった。

森達也さんの
「世界を信じるためのメソッド-ぼくらの時代のメディア・リテラシー(よりみちパン!セ)」という
本を読んだ。
巻末に森さんの奥様の小学生の時の話が載っていた。
理科か何かのテストで「太陽はどちらから昇り、どちらに沈みますか?」という問いに
森さんの奥様は「西から昇って東に沈む」と書き、バツをもらって先生に抗議したらしい。

「テレビでそう言っています!テレビが間違っているはずがありません!」と。
このテレビは紛れもなく天才バカボンの歌のことなのだけれど・・・。


この本に限らず、理論社から出ている「よりみちパン!セ」のシリーズは
興味深いものが多く、とてもオススメ。
中学生以上のすべての方へ、とあるだけあって、
分かりやすく世の中のこと、生きていく上で大切なことがたくさん出版されている。

最近、同じ森達也さんの「放送禁止歌」という本を読み、
思考しなくなること、右へ倣えとなることの怖さを本を通して知った。
私は本を読むのが大好きだけれど、本を読むことで
自分の知識を広げることが出来る。

他人の頭の中のことを会わずして、電車の中で、家の中で
分からないところは何度も読み返しながら知ることが出来る。

だから、本は私の大切な友達。
大切にしますので、これからもずっとお付き合い願います。

なんだか不快・・・

2009-05-23 | 食事とか生活のこと

先日、テレビのチャンネルを回していたら、
お笑い芸人が、回転寿司の全メニュー、100点以上を
全部食べる、というのをやっていた。

単純に考えて、おかしくないか?

何の目的で、このプログラムをやっているのか、分からない。

テレビで10分も20分もずっと自店のメニューや自店を取り上げてもらって
いい宣伝になるかも知れないけれど、私がそのお店の人間だったらいやだ。

だって、おなかいっぱいのところにただ、押し込んでいるんだもの。
当たり前かも知れないけれど、新たな品物が来て
明らかに、いやそうな顔するんだもの。

一時「大食い」というのが、「フードファイター」と名前を変え
あちこちの局でよく見かけた気がする。

見ていて不快、という意見が多かったらしく、最近はあまり目にしないけれど
これだって、趣を変えた大食いでしょう。
そもそも、フードはファイトする存在じゃないし、
自分の適量食べる、ってことは世界規模で見れば「エコ」なことなのに・・・。


それに対抗するというわけではないけれど、
せめて私は、心をこめた食事を作り、ゆったり時間をかけて
楽しみながら味わって食べよう、と思う。
彼らだって、好き好んでそういう仕事をしている、とは思えないけれど。


奇跡

2009-05-22 | 日々、思うこと
「余命1ヶ月の花嫁」という映画がやっている。
余命1ヶ月、という単語と花嫁、という単語がすぐには結びつかない。

その映画のキャッチコピーが「明日が来るのは奇跡です」とある。
普段、明日の予定とか3ヵ月後の予定とか、
夏休みにはどこ行こう、とか10年後は家族が何人で、などとよく考える。

でも、私だって誰だって明日が来るかどうかは誰にも分からない。

当たり前に、夜寝る時に目覚ましをかけるけれど、
この音を聞けるということも奇跡なのだなあ、と映画のコピーを見て
改めて思う。

昨年は、実家の父と母が相次いで大病をし、
私自身も命の重みとか、この世に存在するという、
そのありがたさを実感ところだった。

そうすると、不思議なもので、いらっと来るお客さん(父や母と同世代)を見ても
「あなたは元気なんですね。よかった」とか
「ここに来れる元気があるんですね、一緒に買い物してる娘さんもうらやましいなあ」と
よーく、よーく思ったものだった。

=====

奇跡といえば、一昨年、10年来の友達にベビーが誕生した。
その友達はなかなか子どもが授からなかったのだけれど、
「今だからいいと思うの。子どもをほしい、と思ってすぐ授かったら
こんなにいとおしく、大切な気持ちにはなれなかったと思うの」と言っていた。

世界に60億近い人間がいて、人はあちこちにいっぱい、いっぱいいる。
これだけの数を目にしてしまうと、普通と思ってしまうけれど
子どもを授かる、生命を授かることって、
それ自体がとても神秘的で奇跡的なことなのだ、と最近思う。


知人の元気な男の子二人のお母さんがこう言っていた。
「生きてるだけで100点満点!」と。

その時はあまりピンと来なかったけれど、今はずしりと心に響く。

天井は空

2009-05-21 | 出会ったコトバのこと

接客業のアルバイトをかれこれ1年半ほど続けている。
今までは「アルバイトだし、楽にお金が稼げればいいや」くらいに思っていた(恥)。
で面倒なことや、自分の能力では処理できないようなことが来ないように
「来るな~、来るな~」と念じていると、
不思議なもので、そういうお客様としか出会わなかった。

先日、「正々堂々とレベルアップします」と上司に宣言した手前もあり、
「出来ることだけやればいい」という考えから
「出来ないことも出来るようになろう」という心構えに変わっていった。


すると、これまた不思議なもので・・・。


レシートはないけれど、「昨日買ったのは確かなの!こっちと交換して」と
英語がネイティブでない外国の方のまくし立てる巻き舌のマシンガン英語と格闘したり、
レシートではなく領収証をお持ちでサイズ交換をしたい、という方、
お客様がご購入時とは金額が違っている(値下げされている)ものの交換、とか
頭を抱えるものが次々とやってきて、上司に尋ねたりしながら何とかこなした。


私のプロデューサーを自負している夫は
「ノー・リミット!」とか「自分の天井を自分で決めるな!」とよく言われている。

仕事の上での「これしか出来ません」というのも
自分で勝手にリミットを設けていたのかな?

そして、そうして怠惰にリミットなど設けていると、「じゃ、お望みどおりに」と
ラクチンな方向にしか行かないのかしら?とちょっと恐ろしくすら思った・・・。


天井、といえば「青天井」という言葉が好き。
だって「天井は空」って意味でしょう?
なんて壮大な天井。ほんと、リミットなさそう・・・。


あなたへの手紙

2009-05-20 | 好きな人のこと
あなたの悩み、目にしました。
まず私が言いたいのは、犀の角のように独り歩め、ということ。
あなたは博士号も取り、大学で教えている。
本も出した、多くの人脈がある。
やりたいことが山ほどある。

あなたの抱えているマイナスは、
あなたにとって大きなマイナスかも知れないけれど、
解決できるマイナスでもある
(世の中には解決できないマイナスも多々あります)。

やりたいことがそもそもない。
やりたいことへのアプローチが出来ない(私もそうです)。
世間が認めてくれない。
世間に求められていない。
そんな例は星の数ほどあります。

あなたは世間に認められ、求められている人なのだから。

ミナペルフォネンの皆川明さんは、
ちょっと前まで築地でマグロをさばく仕事を早朝にし、
そのあと本業に打ち込まれたそうです。
築地の仲間に「今度、お店を出すから」と伝えたところ
皆、洋服ではなくお寿司屋さんだと思ったのだとか。


それに。
「プロフェッショナル仕事の流儀」とか「トップランナー」とか
「情熱大陸」などに出た時に、順風満帆だと話が作りづらいのでは?

くじけたり、泣いたり、挫折したり、笑ったり。
そういう方が劇的で、番組のプロデューサーも喜びますよ。

一度電話でお話しし、数回メールのやり取りをしただけで
すっかり知人気取りなのですが、何か私に出来ることがあるのなら、と思い
こういう形で「あなたへの手紙」を書きました。

天使は・・・

2009-05-20 | 食事とか生活のこと

「天使は清(すが)しき家に舞い降りる」という本を目にしたことがある。
内容はたしかナチュラルクリーニングに関することだったと思うけれど。

そこで考えてみると、教会もお寺も雑然としていたり、ホコリがたまっていたり、
そういうところは見たことがない。
天使も神様も仏様もやはり清しい、清められた空間がお好きなのだ、と思う。

翻って我が家。
夫はきれい好き、整理整頓好きだけれど、私はお世辞にも好きだとは言えない。
服をクローゼットにつるす、戻す、という簡単な動作すら
ともすると怠りがち。
クローゼットに脱いだ服のチョロランマ(林真理子さんの著書から引用)が出来
とても悲しく思う。

もっとこの服たちを大切にしてあげなくちゃ。
誰かがせっかく作ってくれた服。
そして夫や私が働いたお金で買った服。
値段の高い、安い関係なく、もっと大事にしなくちゃ、と改めて思う。

しわくちゃになっているのは洗濯機に放り込み、
着れそうなものは吊るしたり、たたんだり、しまったり。

小さい頃、「モノを大事にすることは、結局自分を大事にすること」って
父が言ってたっけ。
言いえて妙。

自分の元にせっかく来てくれたのだから、これからは愛着を持って
お世話させていただきます。
今まで、邪険にしてごめんなさい。


楽しい!

2009-05-19 | 職場や仕事のこと

最近、自分でもびっくりするほど仕事が楽しくなってきた。
今までは与えられた最低限の仕事しか出来なかったけれど、
少しずつ出来る枠が広がってきたから、だと思う。
あと、入ってから1年半ほどが過ぎ、人にも仕事にもなれた、というのも
あると思うけれど。

昨日は外国のお客様(英語圏ではない)の
レシートがない買い物の交換、しかもクレジット、という
私にとってはエベレストみたいな険しい山道だったけれど、
ひいひいふうふう言いながら、何とか無事下山。

お客様のカードの磁気が弱く、なかなか読めなくて
20分くらいお待たせしてしまったように思うのだけれど、
日本のお客様と違って、あまり待つこと自体は気にならないよう。
お国柄?

仕事で使うくらいの英語(少々)は出来るつもりだけれど、
「差額をクレジットから頂きます」とか「こちらはお客様の控えです」などが
上手に言えず、家に帰ってすぐ辞書を引く。
「こちらを保証書にお貼りください」も、もう言えるようになった。

レジでの応対、商品知識、人間関係、お客様の心理(どうされたらうれしいか?)
少々の英語、こんな風に自分の持ち駒を増やすことが出来たから
こんなに仕事が楽しいのだ、と思う。

今日はラッピングの自主トレをするつもり。
新聞紙と箱でしたりしながら、今日も持ち駒を増やすべく、
楽しく格闘中。


栴檀は双葉より芳し

2009-05-19 | 食事とか生活のこと
最近、ガーデニングならぬフードニングというのが流行っているらしい。
食べられるガーデニング、ということでフードニング、というのだとか。

我が家も例に漏れず、サニーレタス、ねぎ、にら、
アスパラ、しそ、バジル、ミント、ローズマリーなどを植えた。

大体は苗で買ってきたのだけれど、
しそとバジルは種を購入。
種をまき、1週間ほど経った頃ひょっこり芽を出した時のうれしかったこと!

まだかいわれ大根みたいな状態なのだけれど、
それでも水をやる時などに触るとしそはしその、バジルはバジルの香りがする。
小さくても、しそもバジルもちゃんといい香りがするのだ。
あれ、こういう時に使う言葉って何だっけ? と
広辞苑の逆引きで引くと「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」だった。

栴檀、というのは白檀の異称でもあり、白檀とは全く違う木を指す、とも辞書にあり、
この場合の栴檀はどちらを指すのか分からないのだけれど、
芳し、とあるのできっといい香りがするのだろう・・・。