卓球ノート

いろいろな卓球情報を発信できたらと思います。   
練習の時、試合の時にちょっと思い出してみてください。

執念のボールはフォアハンドで打て

2010年07月17日 | Weblog
練習を頑張っている中高生選手の皆さんに、言葉を贈ります。
明治大学体育会卓球部の平岡前監督からのお言葉です。
(勝手に転載しています。平岡先生、ごめんなさい。)
意味を良く考えて、試合で実践できるよう頑張ってください。

◆『執念のボールはフォアハンドで打て』

これには二つの意味があります。
一つは、難しいボールや苦しい場面でも何とか相手コートに執念で入れることです。
二つ目は、相手が執念で入れてきたボールを確実に打って得点することです。
執念で打ってきたボールは、回転がかかっていたり、サイドスピンになったり変化があります。
タイミングを合わせ辛い微妙な緩急にも惑わされます。
浅く入ってきたり、深く入ってくることもあります。

「相手の執念ボールはフォアハンドで打て」

普段の練習では、相手の攻撃はバックハンド技術で処理することが多くなります。
例えば、相手がフットワーク練習するとき、ほとんどの選手がバックでブロックしますよね。
フォアハンドで動き回って攻撃することは、現在の卓球で有効な戦い方とは思いませんが、
相手の攻撃に対してフォアハンドで攻め返す技術は重要です。
特に相手の『執念ボール』に対しては、フォアハンドで処理するほうが、体の構造的にも有効だと思います。

以上の通り、平岡先生のブログは、とてもタメになることが書いてあります。
実践に役立つことばかりです。
ブログのアドバイスを卓球ノートに書いておくだけで、立派な卓球参考書ができちゃいますよ。

私の夢は、あと5年くらいで仕事を引退して、平岡先生の卓球教室に入れてもらうことなんです。

ルール変更について

2010年07月10日 | Weblog
日本卓球協会のホームページに、接着補助剤に関するルール変更が掲載されていますので、選手の皆さんは確認しておいたほうが良いと思います(少し古いニュースですが・・・)。
http://www.jtta.or.jp/news/2008/08rule0913.pdf

■日本卓球協会( JTTA ) の決定
日本卓球協会は、国際卓球連盟からのルール改定通知を受け、2008 年10 月1 日以降に開催される全ての大会において、新に、本会未公認ではありましたが、ITTF 用具委員会から指摘を受けた接着補助剤( ブースター) についても使用を一切禁止とします。
尚、Enez を用いた検査は従来通り実施します。競技者は事前にEnez によるボランティアラケット検査を受け、赤ランプが点灯した場合にはそのラケットは使用出来ません。審判長や関係者の指導を受け、試合ではグリーンランプが点灯する( した) ラケットを使用して下さい。

■上記ルールの実施にあたり、競技者は再度以下の点に留意して下さい。
 1) 新しいラバーを使用する場合、包装材からラバーを取り出し、ラバーに残っているかも知れない揮発性のある有機溶剤(VOC) を除去するために、72時間以上、空気にふれさせた後に、ラケットにラバーを接着させて下さい。
 2) ラバーを接着させた後、ラケットケース等密閉した容器にラケットを連続して長時間入れていた場合は、その時間と同程度の時間、ラケットをその容器から外に出してから、プレーに臨んで下さい。
 3) 競技者は予めスペアラケットを必ず用意し不測の事態に備えるようにして下さい。

自分を信じれば、何かができる。

2010年07月03日 | Weblog
新聞記事で、北京オリンピックに出場した「ナタリア・パルティカ」というポーランドの卓球選手を読みました。
インターネットでこの名前を検索していると、中央日報に素晴らしい文章を見つけましたので、ここに紹介します。

【中央日報/社説】 ■五輪が美しい理由

少女は将来を嘱望された有望な水泳選手だった。14歳のとき国家代表に選抜され、英連邦競技大会にも出場した。しかし3年後、スクーターで出勤中に交通事故にあい、左足を失うことになった。それでも退院後、再びプールに通った。足を失ったが、夢は相変わらず水の中にあった。翌年の02年英連邦競技大会では障害者レースの自由形800メートルで決勝進出を果たした。メジャー水泳大会に肢体障害者が出場したのはこれが初めてだった。北京オリンピック(五輪)でオープンウオータースイミング(OWS)が新種目に採用されると、種目を変えた。足をほとんど使わない長距離水泳に勝算があると判断した。今月20日、オープンウオーター女子10キロでは義足をつけず水に飛び込んだ。24選手のうち16位でゴールした水泳選手ナタリー・デュトワ(24、南アフリカ共和国)。デュトワは競技後、「同じ夢を持っているなら、みんな同じ人間だ。ロンドン五輪ではベスト5入りを目指す」と語った。

卓球のポーランド代表ナタリア・パルティカ(19)。生まれたときから左腕のひじから下がなかった。サーブはヒジの上にボールを乗せて打つ。今回の五輪で団体戦に出場した。ポーランドはC組予選でドイツを制したが、香港とルーマニアに敗れて脱落した。パルティカは話す。「私にとってはまだ始まりにすぎない。ロンドン五輪ではシングルスにも必ず出場したい」。

アテネ五輪のフェンシング男子サーブルの銀メダリスト、キース・スマート(30、米国)。今年3月、血液の血小板が減る難病で「生命は長くない」という診断を受けた。5月にはがんで闘病中だった母親が亡くなった。スマートは2カ月間入院し、集中的に治療を受けて五輪に出場した。米国代表の男子サーブル団体の銀メダルに貢献したスマートは「今年は私の人生において最も苦しい年で、最も素晴らしい年だ」と語った。

五輪が美しいのは選手が金メダルを取るからだけではない。スポーツだけでなく生涯全体にわたって最善を尽くしてきた人間の姿を見ることができるからだ。身体の障害も、致命的な難病も、精神力とスピリットで乗り越える選手たち。我々はこうした選手たちに感動し、慰安を得ながら、霊魂が浄化されるのを感じる。今回の五輪ではその美しさへの関心が高まってほしい。各国のメダル獲得によるランキングだけではなく…。


ポーランド代表のナタリア・パルティカ選手。
彼女は生まれつき右ヒジより先がないそうです。(上の記事は間違っていますね)
サーブは、わずかに残る関節にボールを乗せ、左手のラケットで打ちます。
物理的に左右の体のバランスを取ることがかなり難しいはずですが、強い足腰でカバーしています。
個人の世界ランクは147位。実力で、オリンピックの舞台に立ちました。
北京オリンピックと、北京パラリンピックの両方に出場します。
本当にすごいですね。

「ほかの障害者に刺激を与えたいんです。自分を信じれば、何かができるということを。私は、五輪に出るという夢がかなった。」





凄いですね、上野選手(ソフトボール日本代表)

2010年06月27日 | Weblog
北京オリンピック開催中です。
卓球個人戦は、残念ながら日本選手はすべて敗退。
でも、団体戦・個人戦ともに、すごく良い試合が多かったと思います。

愛ちゃんが旗手を務めた開会式、卓球選手が旗手を務めるなんて、本当に凄いことですよね。
それから、昨日の「愛ちゃんvs張怡寧」。
なんと、ラジオでの実況中継です。私は、卓球のラジオ中継を聞いたのは初めてですね。

もちろん、試合のほうも男子・女子とも、素晴らしいプレーを見せてくれました。
来年の世界選手権(横浜アリーナ:4/28~5/5)が本当に楽しみです。

昨日は、ソフトボールの決勝をずーっと見ていました。
日本選手の活躍、チームワークが「金」という結果に結び付きましたが、特にピッチャーの上野選手、「凄い」のひと言です。
2日間で3連投、28イニング413球を投げました。

今朝の朝日新聞を読みました。
上野選手の考え方を、毎日卓球を頑張っている中高生にぜひ伝えたいと思いましたので、ここに紹介します。

上野由岐子選手は、福岡市立柏原中学3年のとき全国優勝。
周囲から「由岐子ちゃんは才能があるから」と言われた。
反発した。
「才能なんかじゃない、それだけの練習をしているから勝てるのに」。

大人になっても、その姿勢を貫いた。
朝4時に起きて、走った。夜はゴムチューブを引っ張った。
「自分の持っている24時間を、どれだけソフトボールのために使っているかが結果につながる」。

本を読むときも、腹筋運動をした。
腹筋500回、背筋300回が日課だ。
遠征先のホテルでは、ドアにゴムチューブをつけて腕を鍛えあげた。
「人が20分走れば、自分は30分走る」。
それが世界一への道だと信じてきた。

頭が下がります。。。

ちょっと長くなりますが、卓球女子主将の平野早矢香選手のことも紹介しますね。

五輪卓球女子団体では、日本卓球界初のメダルには届かなかった。
メダルだけを目指してやってきた「練習の虫」はコートで、人目をはばからず涙した。
主将の平野早矢香(ひらのさやか)23歳。
ドライブがネットにかかった。幕切れ。しばらくぼうぜんと立ちつくし、天を仰いだ。「卓球だけにかけた4年間でした」。そう言った途端、涙がポロポロこぼれた。
現住所は練習場だ。大阪にある卓球場の上階の寮に住む。
朝から晩まで練習。一度寝床についてからもふと起き出し、卓球場に行ってサーブ練習をすることもある。
卓球に役立つなら何でもする。
左右のバランスが大切だと思うと、歩き方を習った。
体の使い方を学ぶため古武術に取り組み、勝負勘を養うため、元プロマージャン士の桜井章一さんに教えを請うた。
主将に指名されたのも、そのひたむきさを買われてだった。

「反省」が必要です。

2010年06月20日 | Weblog
上達には「反省」も必要です。
試合で気が付いたことは、ノートに書いておきましょう。

試合会場では、大会審判員の方からルール上の注意を受けている場面をよく目にします。
私が不思議なのは、なぜ指導者の方が日頃の練習できちんと教えないのでしょうか。
指導者の方自身が、サーブの打球点がちょっと見えなかったり、ぶっつけサーブをしたりしても、得点できれば良いと考えているのでしょうか。

ルールを知らなければ、それは失点につながります。そして、ちょっとしたことが試合の流れを変えます。
技術を教えることと同様に、ルールを教えること、マナーを教えること、こういったことも大切なのではと思います。
もし、今日の試合で審判員の方から注意を受けたことがあれば、そのことは絶対にノートに書いておきましょう。そして、その項目はあなたがまず最初に取り組むべきことです。

夏の試合・練習では

2010年06月13日 | Weblog
みなさん、こんにちは。暑い日が続きます。
くれぐれも、体調の管理に気を付けてください。

「こまめに水分補給を行うことと、風に当たること。」
これが大切です。
汗と一緒に塩分も失われますので、夏場の水分補給にはスポーツドリンクが良いでしょう。
試合などの予定がある時には、前日に睡眠をしっかりとって、体調を整えておく事が必要です。
緊張して眠れない時も、布団に入って目を閉じてください。
お腹に手をあてて、ゆっくりと腹式呼吸します。
緊張が和らぎ、身体が休まり、気持ちも落ち着きます。

さぁ、日頃の練習の成果を思いっきり発揮してください。

コーチのあり方

2010年06月06日 | Weblog
中学生の試合を見に行って、ちょっと疑問に思ったことが・・・。

セットの間にコートからだいぶ離れたコーチや先生に、報告やアドバイスを受けに行くのはどうなのかなって感じました。
相手選手はコートでぼけーっと待ちぼうけです。試合進行の妨げにもなりますし、だいたい、そんなに離れていてゲームなんか見ていないのに、どんなアドバイスができるのでしょうか。
私の近くにいたコーチ(らしき人)のところにも、会場の反対側で試合をやっていた選手が来ました。
選手:「11-9で1セット取りました」
コーチ:「なに?一生懸命やらないと次は負けるよっ」
当たり前です。だいたい、選手は一生懸命やっていますよっ。
そんなこと言うために、会場の端っこからダッシュさせてアドバイス受けさせに来ているのですか?

それから、もう1点、色々な試合を見て、気が付いたことがあります。
相手の打球がオーバーミスをすると、ラケットにわざと当てて球を捕るシーンをよく見ました。
私が学生の頃は、「ラケットミス」と言って、相手の打球をノーバンで打ったら、たとえオーバーしてエンドラインを越えていても、ミスになりました。
現在のルールでは、台上のボレーだけがミスとなり、エンドラインを超えてノーバンで触っても良いことになっています。
でも、これって怖いですよね。
オーバーミスを直接ラケットで触るクセがついていると、自分ではオーバーすると思ったボールにもラケットを出しに行きます。そうすると、つい、台上で触ってしまうことがあるのです。出るか出ないか、微妙なボールを台上でボレーすることは、絶対に良くありません。審判の判断によっては、もしかすると、ミスを取られる可能性があるのです。
なるべくなら、オーバーする球にはラケットを当てず、手で取るか、地面に落ちるまで触らないほうが無難です。
私なんかは、昔のクセで、オーバーする球に対しては、すぐにラケットを引っ込めてしまいます。

それに関連して、問題を出します。分かる方はいるかな?
サービスがネットして、相手コートにバウンドせずにオーバーしたボールを、ボレーした場合は、サーブミスとなりレシーブ側の得点です。
では、サービスがネットして、バウンドする前に台上でボレーをした場合は、レットですか?それともサービス側のポイントですか?

中高生のみなさん、卓球のルールを知りつくしていますか?
まさか、どちらのポイントか分からない場合、「もう一度やり直し」なんてルールを勝手に作っていませんか?
ルールを知ることが、得点につながるケースがあります。よく勉強しましょう。

ちょっと長くなりましたが、今回は、思ったことを書いてしまいました。
もしかするとお叱りの指摘を受けることがあるかも知れません。
でも、私は、選手のことを大切に思うからこそ、あえて書きました。
選手を育てるということは、指導者の方の考え方や卓球に取り組む姿勢も重要なんだということをご理解いただきたいと思います。
ぜひ、「卓球を離れても尊敬される人格を持った指導者」であって欲しいと思います。


(追伸)
さっそくお叱りをいただきました。
「同時に何人も試合をしている場合はしょうがない」「先生が大会の進行をしているから」などです。そうですね、その場合の理由は理解しているつもりです。
私が言っているのは、大会進行の先生でもなくても、同時に何人も試合をしているわけでもなくても、そういった場面が見られたからです。
以上、追記させていただきます。
でも、卓球のルールには、試合進行をスムーズにするためにタオル使用の規定があるくらいですから、どんな理由にせよ、セット間に相手をずーっと待たせるというのは如何なものかとも思っております。

試合会場では

2010年05月30日 | Weblog
中高生の試合を見に行く機会があります。
自分の試合が終わったら、すぐに観客席に戻って、チームメイトとペチャクチャお話をしている選手を見かけることがあります。携帯でメールやゲームをしている選手もいます。

個人戦でも、「応援」は重要な力になります。
そして、強い選手のプレイを見ることも、とても勉強になります。
「あの人のサーブ、オレもマネしてみよう」「あの人のカット、フォームがキレイだなぁ」という気持ちが大切です。

試合会場では、この「応援」と「観戦」を意識してみてください。

卓球道

2010年05月23日 | Weblog
きょうは、地元の試合の見学に行ってきました。
マナーの悪いオジさん・オバさんばかりで腹が立ちました。
武道は礼儀を重んじるスポーツです。
卓球は、武道ではないので、礼儀やマナーはどうでも良いのでしょうか。
「卓球道」という考えに則って、「礼儀を重んじ自己に克つ」という意識があっても良いのではないでしょうか。
試合の前後の挨拶、応援のマナー、球を拾ってもらったときのお礼を言わない、ラケットを投げたり、ボールを蹴飛ばしたり・・・。
ホント、子供たちには見せられない光景です。
「こんな人たちも、得意げに子供を教えているのかな」と思うと悲しくなります。
『強い・弱い』以前の問題です。
私が試合に出ていたら、顔にスマッシュぶつけてましたよ。
(おっと、これも良くない行為でした・・・)

熱中症にご注意

2010年05月16日 | Weblog
暑い日が続きますね

みなさんも、この暑い中、練習を頑張っていると思いますが、くれぐれも「熱中症」に注意してください。
熱中症は、気温・湿度・風(空気の流れ)がポイントです。
体育館の中は、高温多湿になりますので、炎天下でなくても、熱中症を起こしやすい環境です。
空気の流れ(風)があれば、からだから熱が奪われていきますので、熱中症を防げるのですが、体育館の中では窓を閉め切って練習することが多いので、空気の流れがなく、体温が上昇しやすくなっています。
十分な水分補給と、休憩時には涼しい風にあたるなどして、「熱中症」から身を守ってくださいね。
「なんか、からだの調子がわるいなぁ」と感じたら、絶対に我慢せず、すぐに先生やコーチに言ってくださいね。