卓球ノート

いろいろな卓球情報を発信できたらと思います。   
練習の時、試合の時にちょっと思い出してみてください。

夏の大会

2010年07月30日 | Weblog
いよいよ夏休みに入って、大きな大会が始まりますね。
強い選手の卓球を見ることも、良い勉強になります。
暑い日が続きますが、試合に出る選手の健闘を祈ります。
残念ながら今回は応援や見学の選手は、秋に向けて充実した夏休みとなるよう祈っています。

情報交換については、コメント欄を有効にご利用ください。
スパムでなければ、基本的に承認します。

熱中症について

2010年07月24日 | Weblog
暑い日が続いていますね。
みなさんも、練習を頑張っていることと思います。

こういう暑い日は、熱中症に注意が必要です。
熱中症なんて他人事だと思っていること自体がが危険なことです。
「体調が悪い」と感じたら、すぐに先生・コーチに言いましょう。

発汗作用や代謝は人によって違うので、ウォーターブレイク以外でも自由に水分補給が出来るようにしておきましょう。
スポーツ活動中の水分補給は決して悪いことではありません。

○環境条件を把握して、それに応じた運動・水分補給などを行う
  強制飲水と自由飲水の両方を併用して行いましょう(←どちらかだけではよくない)
○個人それぞれの条件を考慮する
○休憩時間には、風に当たるようにする
  (風通しの良い日陰に行ったり、うちわを利用したり)

めまい感やクラクラと立ちくらみするような時は、熱中症の始まりと考えて、すぐに水分・塩分を補給します。
吐き気や倦怠感があるときは、涼しい場所に横向きで寝かせて(吐いていなければ足を高くすると良い)、うちわ等で風を当てましょう。

意識障害が起きていると思われる時の処置は緊急を要します。
救急車を呼ぶ一方、素早く体温を下げるために、
●涼しいところに運び、足を高くして寝かせる
●水分を飲ませる(コップ一杯の水に塩一つまみ、砂糖五つまみを加えると吸収されやすい)
●体温を下げるための処置を講じる
  ・手足や全身に水をかける
  ・ぬれタオルを首筋や脇の下に当てる
  ・うちわで扇ぐ
  ・霧吹きで身体に水分を吹きかける
  ・氷を脇や股に挟んで熱を放散させる・・・等

夏休みの間には、全中やインターハイ等、大きな試合があります。
また、秋の試合に向けて、大切な時期でもあります。
ついつい頑張りすぎてしまって、体調管理がおろそかにならないように注意が必要です。
 

執念のボールはフォアハンドで打て

2010年07月17日 | Weblog
練習を頑張っている中高生選手の皆さんに、言葉を贈ります。
明治大学体育会卓球部の平岡前監督からのお言葉です。
(勝手に転載しています。平岡先生、ごめんなさい。)
意味を良く考えて、試合で実践できるよう頑張ってください。

◆『執念のボールはフォアハンドで打て』

これには二つの意味があります。
一つは、難しいボールや苦しい場面でも何とか相手コートに執念で入れることです。
二つ目は、相手が執念で入れてきたボールを確実に打って得点することです。
執念で打ってきたボールは、回転がかかっていたり、サイドスピンになったり変化があります。
タイミングを合わせ辛い微妙な緩急にも惑わされます。
浅く入ってきたり、深く入ってくることもあります。

「相手の執念ボールはフォアハンドで打て」

普段の練習では、相手の攻撃はバックハンド技術で処理することが多くなります。
例えば、相手がフットワーク練習するとき、ほとんどの選手がバックでブロックしますよね。
フォアハンドで動き回って攻撃することは、現在の卓球で有効な戦い方とは思いませんが、
相手の攻撃に対してフォアハンドで攻め返す技術は重要です。
特に相手の『執念ボール』に対しては、フォアハンドで処理するほうが、体の構造的にも有効だと思います。

以上の通り、平岡先生のブログは、とてもタメになることが書いてあります。
実践に役立つことばかりです。
ブログのアドバイスを卓球ノートに書いておくだけで、立派な卓球参考書ができちゃいますよ。

私の夢は、あと5年くらいで仕事を引退して、平岡先生の卓球教室に入れてもらうことなんです。

ルール変更について

2010年07月10日 | Weblog
日本卓球協会のホームページに、接着補助剤に関するルール変更が掲載されていますので、選手の皆さんは確認しておいたほうが良いと思います(少し古いニュースですが・・・)。
http://www.jtta.or.jp/news/2008/08rule0913.pdf

■日本卓球協会( JTTA ) の決定
日本卓球協会は、国際卓球連盟からのルール改定通知を受け、2008 年10 月1 日以降に開催される全ての大会において、新に、本会未公認ではありましたが、ITTF 用具委員会から指摘を受けた接着補助剤( ブースター) についても使用を一切禁止とします。
尚、Enez を用いた検査は従来通り実施します。競技者は事前にEnez によるボランティアラケット検査を受け、赤ランプが点灯した場合にはそのラケットは使用出来ません。審判長や関係者の指導を受け、試合ではグリーンランプが点灯する( した) ラケットを使用して下さい。

■上記ルールの実施にあたり、競技者は再度以下の点に留意して下さい。
 1) 新しいラバーを使用する場合、包装材からラバーを取り出し、ラバーに残っているかも知れない揮発性のある有機溶剤(VOC) を除去するために、72時間以上、空気にふれさせた後に、ラケットにラバーを接着させて下さい。
 2) ラバーを接着させた後、ラケットケース等密閉した容器にラケットを連続して長時間入れていた場合は、その時間と同程度の時間、ラケットをその容器から外に出してから、プレーに臨んで下さい。
 3) 競技者は予めスペアラケットを必ず用意し不測の事態に備えるようにして下さい。

自分を信じれば、何かができる。

2010年07月03日 | Weblog
新聞記事で、北京オリンピックに出場した「ナタリア・パルティカ」というポーランドの卓球選手を読みました。
インターネットでこの名前を検索していると、中央日報に素晴らしい文章を見つけましたので、ここに紹介します。

【中央日報/社説】 ■五輪が美しい理由

少女は将来を嘱望された有望な水泳選手だった。14歳のとき国家代表に選抜され、英連邦競技大会にも出場した。しかし3年後、スクーターで出勤中に交通事故にあい、左足を失うことになった。それでも退院後、再びプールに通った。足を失ったが、夢は相変わらず水の中にあった。翌年の02年英連邦競技大会では障害者レースの自由形800メートルで決勝進出を果たした。メジャー水泳大会に肢体障害者が出場したのはこれが初めてだった。北京オリンピック(五輪)でオープンウオータースイミング(OWS)が新種目に採用されると、種目を変えた。足をほとんど使わない長距離水泳に勝算があると判断した。今月20日、オープンウオーター女子10キロでは義足をつけず水に飛び込んだ。24選手のうち16位でゴールした水泳選手ナタリー・デュトワ(24、南アフリカ共和国)。デュトワは競技後、「同じ夢を持っているなら、みんな同じ人間だ。ロンドン五輪ではベスト5入りを目指す」と語った。

卓球のポーランド代表ナタリア・パルティカ(19)。生まれたときから左腕のひじから下がなかった。サーブはヒジの上にボールを乗せて打つ。今回の五輪で団体戦に出場した。ポーランドはC組予選でドイツを制したが、香港とルーマニアに敗れて脱落した。パルティカは話す。「私にとってはまだ始まりにすぎない。ロンドン五輪ではシングルスにも必ず出場したい」。

アテネ五輪のフェンシング男子サーブルの銀メダリスト、キース・スマート(30、米国)。今年3月、血液の血小板が減る難病で「生命は長くない」という診断を受けた。5月にはがんで闘病中だった母親が亡くなった。スマートは2カ月間入院し、集中的に治療を受けて五輪に出場した。米国代表の男子サーブル団体の銀メダルに貢献したスマートは「今年は私の人生において最も苦しい年で、最も素晴らしい年だ」と語った。

五輪が美しいのは選手が金メダルを取るからだけではない。スポーツだけでなく生涯全体にわたって最善を尽くしてきた人間の姿を見ることができるからだ。身体の障害も、致命的な難病も、精神力とスピリットで乗り越える選手たち。我々はこうした選手たちに感動し、慰安を得ながら、霊魂が浄化されるのを感じる。今回の五輪ではその美しさへの関心が高まってほしい。各国のメダル獲得によるランキングだけではなく…。


ポーランド代表のナタリア・パルティカ選手。
彼女は生まれつき右ヒジより先がないそうです。(上の記事は間違っていますね)
サーブは、わずかに残る関節にボールを乗せ、左手のラケットで打ちます。
物理的に左右の体のバランスを取ることがかなり難しいはずですが、強い足腰でカバーしています。
個人の世界ランクは147位。実力で、オリンピックの舞台に立ちました。
北京オリンピックと、北京パラリンピックの両方に出場します。
本当にすごいですね。

「ほかの障害者に刺激を与えたいんです。自分を信じれば、何かができるということを。私は、五輪に出るという夢がかなった。」