団塊団子

団塊世代の暇潰し冗談 ぼやき と たわごと

芸術の人々は貧しい

2024年08月11日 23時48分59秒 | 台北第二

藍蔭鼎は
18歳のとき台湾から日本に来た。

余分な小遣いも授業料も持っていなかったので
美術学校の外に座らなければならず、
唯一の 窓の外にいる聴講者 であった。

雪が降ったとき、先生は窓の外に立って全身が凍りついた子供を見つけ、
呼んで暖房の効いた教室の後ろで講義を聞かせた。

20歳の藍蔭鼎が皇室展に入選したことをきっかけに
石川欽一郎から台北第一高等女学校の美術教師に推薦され、
日本の学校で唯一の台湾人教師となった。


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