団塊団子

団塊世代の暇潰し冗談 ぼやき と たわごと

作法と手本

2014年05月06日 21時48分04秒 | 歴史

杉良太郎が切腹シーンで豚の臓物をばらまき大混乱、
ヒーローを死なすより、どう死ぬかへのこだわりか

佐藤忠信は
義経逃避行の際に襲われた時
剛勇な兵(つわもの)が腹を切る有様を御覧あれ
東国の方にも忠誠心を持ち首を取られまいと
自害する者がいるであろうが
これこそ後々までの手本であるぞ

刀で左の脇の下にズバッと突き刺し
右方の脇の下にするりと引き回し
胸元へ突き立て
ヘソの下まで斬り下ろし
腸(はらわた)をつかみ出し
切先を口にくわえガバと倒れた

村上義光は
南朝が攻撃された際に
身代わりとなって切腹したが
我が自刃するを見て
汝等死す時の作法とせよ!
と叫び腹を一文字にかき切りはらわたを掴み
敵兵に向かって投げつけた

内臓露出の意味
人の魂や真心がその腹部に宿るとする考えがあり
腹を切ることが武士道を貫く上で最も相応しい行為と考えられ
名誉を守る為、死んでお詫びする、最後を飾る手段
切腹は人間の最も重要な部分である はらわたを
露出させることにより勇気、真心、
真情(いつわりの無い心)を示すと共に
身の潔白を証明したり抗議を示す意味もあった

切腹を命じられた家臣が切り口から
はらわたを露出させるのを無念腹といい
一応切腹するものの本心ではそれに反抗
無念を示す意志表示とみなされた


コメント
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