今年も4月から某美容学校の選択授業である「和装技術」の講師としての勤務が始まりました。
こちらの学校でお世話になるのも4年目となります。
美容師さんのお仕事は、
「シャンプー、カット、パーマ、カラーリング、ヘアセットメイク、ネイル、エステ、マツエク…」
と、本当に多岐にわたり、それらの全てが専門性の高い技術習得が必須となるので、学生たちは本当に大変な訓練が続いていくのだなぁ、と想像します。
美容師の国家資格を取るのには技術試験と筆記試験がありますが、技術試験ではそれらの分野全てが出されるわけではないので学校では必要最低限の単位を取り、試験に出るところを絞って徹底的に学べば美容師免許を取得することができるかもしれません(それも相当大変なことだと思いますが…)。
ですが、免許が取得できても実際に現場に立ち、お客様に施術してお金を頂戴出来るレベルになるのには、その後も実践の訓練が必須になるとのことです。
私が担当する和装技術については美容師国家試験の実技科目には入っていませんのでひょっとすると学生さんたちにとってみれば私の授業は「息抜き」の時間になっているのかもしれません。
彼女たちが将来美容師として、また着付け師として活躍できるようになるには、先ず目の前の目標である美容師国家試験に合格し美容師になって、美容師としての日常の職務をこなしながら、再度着付けの勉強をし直すことになる方が多いのかな、と思っています。
今回選択授業で学んで単位を取得したのちに、これらを全くやらない期間が数ヶ月や数年も経つと、折角学んでこられたことを忘れてしまう学生さんたちが多いであろうことも推測しています。
こういった状況下で私としては、任された授業の中で、
⚫︎知っておいて欲しいことを最小限に絞って、徹底的に覚えてもらうことができるように
⚫︎和装を嫌いにならない(できれば興味を持って好きになってもらう)で授業を終えることができるように
そしてそのうえで、
⚫︎いずれまた着付けの勉強をし直したい、と思ってもらうことができるように
頑張りたいと思っています。しかしながら、
「言うは易し」
ですね。
さてどうしたら私の目標が達成できるのか?
模索しながら今年も私の挑戦が続きます。
川口着付個人教室
http://www.wbcs.nir.jp/~yoko