私はベジタリアンだから今は肉料理を食べないけれど、以前肉料理を食べていた時に好きだった中国料理がある。そのうち三つを紹介しよう。以下に紹介する料理は日本では意外にあまり知られていないようだ。
1)宮爆鶏丁(GongBaoJiDing)
中国料理の王様で、中国では知名度がすこぶる高い。中国に住んでいる外国人が大好きなのはこの料理。宮爆鶏丁は鶏肉、ピーナッツ、野菜などを香ばしいたれで炒めたもの。私は一時期レストランに行くたびに宮爆鶏丁を頼んでいた。
この料理はソースとピーナッツがみそ。日本でも食べられるようだ。
醤爆鶏丁と言う似たような名前の料理もあるが、これにはピーナッツが入っていないため、私はあまりこの料理は好きではない。(宮と醤の字が違う)
一人前の宮爆鶏丁は、北京では大体12元(日本円で180円)くらいした。12元でもボリュームはそこそこあった。
宮爆鶏丁(絵) http://cdcd.scol.com.cn/Modus/Homely/2373.aspx
宮爆鶏丁の作り方(動画・中国語)http://jp.youtube.com/watch?v=KdNWxLaEy2k&mode=related&search=
2)水煮魚(ShuiZhuYu)
水煮魚は1キロから3キロくらいの中型の魚を切らず鍋にぶち込み、調味料や大量の唐辛子・山椒などを入れて煮込むもの。食べる直前にレストランの店員が大量の唐辛子をすくい取ってくれる。水煮魚はたいてい30センチから40センチくらいの大きなボールの中に入れられている。
水煮魚は食べるととても辛くて舌がぴりぴりするが、非常においしい。確かこれは四川料理。
たいていは魚の重さ500グラムごとに水煮魚の値段が決まる。重ければ重いほど高くなる。もし料理の値段が魚の重さによって決まる場合、特に外国人が北京や上海以外の警察の管理があまり行き届いていない小都市にあるマナーが悪いレストランで食事をする場合、レストラン側が外国人をなめて、客に隠れて実際より重く魚の重さを記録する事がある。よって、できれば水煮魚を注文する時には自分で厨房まで行って、魚の重さを自分の前で計ってもらうのがよい。中国人の中には魚料理を注文した時自分で魚を選び、目の前で重さを計ってもらう人もいる。(私は青島のレストランで魚料理を注文した時、自分が食べた魚は小さく重さも明らかに500グラムから900グラム程度しかなかったのに、会計の際に1.5キロ分の料金を請求された。)
まれに定額の場合、一人前の水煮魚は30元前後する。
上に貼った絵は水煮魚の写真。http://image.baidu.com/i?ct=503316480&z=0&tn=baiduimagedetail&word=%CB%AE%D6%F3%D3%E3&in=9&cl=2&cm=1&sc=0&lm=-1&pn=8&rn=1より引用。
3)四川火鍋(HuoGuo)
たいていは中が二つに区切られた鍋を使用し、一方にさっぱりとしたスープを、もう一方に辛いスープを入れる。スープの味はナツメグなどの植物性材料でとる。野菜や肉はしっかりとスープでゆでた後、生菜(生野菜)を入れたゴマだれに入れて食べる。火鍋を食べる際に羊肉を注文する人が多い。
四川出身の人から聞いたが、美味しい火鍋スープで煮込んだ食べ物はゴマだれにつけなくても美味しいらしい。だから、うまい火鍋屋では通はゴマだれを注文しないと言う。
北京で女性二人がおなか一杯火鍋を食べたとして、大体80元前後(日本円で1200円くらい)しかかからない。鍋のスープ(鍋底)やゴマだれが無料なレストランと有料のレストランがある。鍋のスープが有料の場合、スープは大体5元から20元くらいする。ゴマだれは大体3元から5元で売られている。
四川火鍋はビーガン(魚、肉、牛乳、卵などを食べない人)でも楽しめると思う。なぜなら、火鍋スープは肉などでだしをとられていないし、肉や魚を避けて野菜などを茹でて食べれば肉を食べる必要はないからだ。
四生片火鍋の作り方(これは四川の火鍋の作り方ではない。)(動画・中国語)http://jp.youtube.com/watch?v=r-qbzmaRL78
火鍋の参考写真 http://www.foood.com.cn/Ufile/UploadFile/2005/1122/20051122172027692.jpg
その他、華夏民族村:精品菜肴http://video.syhxr.com/sub21.jspには多種多様な中国料理の絵が載っています。
問題は、日本における中国料理の価格が中国のそれと比べて高すぎると言うことですね。勿論日本の物価は高いから料理の値段も多少高くなるのでしょうが、それにしても高い。
ちょっと東京にある中国料理レストランのメニューを見たら、火鍋のスープ(鍋の中に入っているスープ、中国語で鍋底GuoDiと言う)はたいてい有料で、日本円で2000円はするじゃないですか。それに、日本の中華料理屋さんでは醤爆鶏丁などは広く扱われているが、宮爆鶏丁はあまり見かけない。
日本で中国料理を食べる場合、できれば中国人が開いている店か、中国で修行をしてきた料理人のいるレストランで食べた方がおいしい。中国人が中国の味をそのまま日本で料理すると口に合わない日本人が出てくるので、中国人シェフも多少は料理の味付けを日本風にしている。だが、やはり中国料理に囲まれた生活を送ったことのない日本人と、中国料理に囲まれて育った中国人の作る料理には差がある。(中国料理とは対象的に、日本にあるレストランで日本人シェフの作る本格フランス料理やイタリア料理はおいしい。もしかしたらイタリアやフランスで出される料理とほぼ同格かもしれない。)
上に列挙した料理に比べれば、八宝粥や八宝菜は中国ではあまり人気がないようですね。
宮爆鶏丁(絵) http://cdcd.scol.com.cn/Modus/Homely/2373.aspx
宮爆鶏丁の作り方(動画・中国語)http://jp.youtube.com/watch?v=KdNWxLaEy2k&mode=related&search=
2)水煮魚(ShuiZhuYu)
上に貼った絵は水煮魚の写真。http://image.baidu.com/i?ct=503316480&z=0&tn=baiduimagedetail&word=%CB%AE%D6%F3%D3%E3&in=9&cl=2&cm=1&sc=0&lm=-1&pn=8&rn=1より引用。
3)四川火鍋(HuoGuo)
四生片火鍋の作り方(これは四川の火鍋の作り方ではない。)(動画・中国語)http://jp.youtube.com/watch?v=r-qbzmaRL78
火鍋の参考写真 http://www.foood.com.cn/Ufile/UploadFile/2005/1122/20051122172027692.jpg
その他、華夏民族村:精品菜肴http://video.syhxr.com/sub21.jspには多種多様な中国料理の絵が載っています。