北京日記

北京滞在中に観たこと、エピソードや感じたことなどを紹介し、中国との友好を深めたい。

中国ではトイレットペーパーをトイレに流してはいけない

2007年07月01日 12時24分12秒 | Weblog
 以前中国人女性M(ルームメート)と生活していた時、私は中国に着いたばかりだった。そのため、中国の水道管は細いから中国でトイレットペーパーをトイレに流すとすぐに詰まってしまうと言う事を私は知らなかった。そんな私は毎日せっせとトイレットペーパーをトイレに流した。案の定中国に行って一週間ほどたった頃、トイレが詰まってしまった。

 トイレが詰まった後、Mさんに助けを請いアパートの管理人を呼び、トイレを直してもらった。トイレのつまりを直す修繕費は50元かかった。

 私は何も悪気があってトイレを詰まらせたわけではない。もしMさんが私に一言「トイレットペーパーはトイレに流してはいけない」と教えてくれていたら、トイレを詰まらせなかっただろう。だから私だけが修繕費を払うのは何となく癪だった。そこでMさんにも修繕費の20%である10元を払うように求めた。Mさんは10元を払ってくれた。

 Mさんは「トイレットペーパーがトイレに流れないのは世界の常識でしょう。教えることもないと思いました。」と言った。しかし、Mさんは以前イギリスに留学していた。私はイギリスに行ったことはないが、マルタ、イタリア、オーストラリア、アメリカなど多くの欧米諸国ではトイレットペーパーをトイレに流せる。そのため、イギリスでもトイレットペーパーがトイレに流せると考えるのが自然だ。もしそうであるとするならば、やはりMさんはイギリスでトイレにトイレットペーパーを流したはずだし、私に一言注意しても良かったはずだ。

 なんで中国の水道管はあんなに細いのでしょう。トイレだけではなく、台所、風呂の水道管は全て細く、直ぐに詰まった。中国の人口は多いから、水道管を細くすることで金属を節約しているのでしょうか。

 中国に来たばかりのアメリカ人なども、うっかりトイレットペーパーをトイレに流してしまう。そのため、アメリカ人がよく訪れる北京にある宿舎では、トイレの壁に英語で「トイレットペーパーはトイレに流さずにくずかごに入れてください。」と書いた貼り紙を貼っている。

 さて、ここで日本の話。中国人観光客が多く訪れる日本の観光地のトイレには、よく「トイレットペーパーはくずかごではなくトイレの便器に捨てて流してください」と中国語で書かれた紙が貼られている。私はこの貼り紙をお台場にある日の出埠頭の女子トイレの中で見つけた。(上の写真がこの貼り紙)

 日本に来たばかりの中国人は「日本ではトイレットペーパーをトイレに流す」と言う事を知らないため、日本でも紙をくずかごの中に捨てるのだ。だから観光地を管理している日本人はこの種の貼り紙を貼り、紙をトイレに流すよう求めている。 

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