「狼王~運命のつがい」剛しいら・著 イラスト・タカツキノボル 幻冬舎リンクスノベルズ
2008年11月30日初版 260ページ 855円+税
シリーズ2作目です。
ストーリーは・・・勇猛な戦いぶりで恐れられているスペイン王の異母兄・アナシス。オスマン帝国に囚われた魅惑の歌声を持つガレーシャが同族の人狼だと気付き、番にするべく略奪する。一目で恋に落ちた彼と体を噛み合えば甘美な衝撃が貫き、番の証である“同調”によって身も心も繋がったかと思えた。だが幾ら愛を囁いても、生神として崇められて育ったがゆえ俗情に疎いガレーシャの心が掴めない。その隙を突くかのように、人狼ハンターの銀弾がガレーシャを襲い… というもの。
シリーズ物。主人公はそれぞれ違うので、これ一冊で読んでもいいですが、最初から読むほうが断然よいと思います。
人狼の一族がいて、それは世界中に分散していて、番の相手をみつけてどうのこうのという話です。
人狼は500年生きるので、この話は、中世に二人が出会ってから現在までを描いているので、ちょっと駆け足です。しかも、前作と次作のキャラクターもちょっと出てきますので、この本のボリュームではちょっと詰め込みすぎかな、と思いました。
脇のキャラが死ぬシーンがあるのですが、普通の作家さんだと「ここが泣かせどころ」とばかりにお涙頂戴に書くのでしょうが、剛先生は相変わらずサラリと書かれています。だからこそ伝わるものもあるのですが(老いや死はある意味、日常ですからね)、人によっては平坦だと感じる人もいるかもしれません。
読む人の年齢で評価が分かれるかも。
獣人モノといえば、獣と人のエロシーンがあるだけでもBLではかなりチャレンジングだと思いますが、この話は狼×狼のラブシーン(しかもちゃんとやってる)もあります。これは結構、珍しいのでは?
あと、貞操帯も出てきました。お好きな方はどうぞ。
2008年11月30日初版 260ページ 855円+税
シリーズ2作目です。
ストーリーは・・・勇猛な戦いぶりで恐れられているスペイン王の異母兄・アナシス。オスマン帝国に囚われた魅惑の歌声を持つガレーシャが同族の人狼だと気付き、番にするべく略奪する。一目で恋に落ちた彼と体を噛み合えば甘美な衝撃が貫き、番の証である“同調”によって身も心も繋がったかと思えた。だが幾ら愛を囁いても、生神として崇められて育ったがゆえ俗情に疎いガレーシャの心が掴めない。その隙を突くかのように、人狼ハンターの銀弾がガレーシャを襲い… というもの。
シリーズ物。主人公はそれぞれ違うので、これ一冊で読んでもいいですが、最初から読むほうが断然よいと思います。
人狼の一族がいて、それは世界中に分散していて、番の相手をみつけてどうのこうのという話です。
人狼は500年生きるので、この話は、中世に二人が出会ってから現在までを描いているので、ちょっと駆け足です。しかも、前作と次作のキャラクターもちょっと出てきますので、この本のボリュームではちょっと詰め込みすぎかな、と思いました。
脇のキャラが死ぬシーンがあるのですが、普通の作家さんだと「ここが泣かせどころ」とばかりにお涙頂戴に書くのでしょうが、剛先生は相変わらずサラリと書かれています。だからこそ伝わるものもあるのですが(老いや死はある意味、日常ですからね)、人によっては平坦だと感じる人もいるかもしれません。
読む人の年齢で評価が分かれるかも。
獣人モノといえば、獣と人のエロシーンがあるだけでもBLではかなりチャレンジングだと思いますが、この話は狼×狼のラブシーン(しかもちゃんとやってる)もあります。これは結構、珍しいのでは?
あと、貞操帯も出てきました。お好きな方はどうぞ。