「やすらかな夜のための寓話」崎谷はるひ・著 イラスト・蓮川愛 幻冬舎ルチル文庫
2009年12月15日初版 377ページ 680円
またしても同人誌などからの再録作品主体の再販本です。
ストーリーは・・・刑事の小山臣は、人気画家で恋人の秀島慈英とともに赴任先の小さな町で暮らしている。ある日、慈英の従兄・照映がふたりのもとを訪れ…。慈英十三歳、照映十八歳の夏が語られる書き下ろし「ネオテニー“幼形成熟”」、商業誌未収録作「やすらかな夜のための寓話」「SWEET CANDY ICE」「MISSING LINK」「雪を蹴る小道、ぼくは君に還る」を収録 というもの。
「~の ~情」シリーズの短編集。
同人誌で発表していた数編に書き下ろし1本をプラスしたもの。
一度、同人誌で有料で売ったものの(実質的な)再販なわけで、崎谷先生は一粒で二度おいしいんですね。
ちょっと「ん?」と思ったのが、あとがき。
これまでも崎谷先生は、同人誌で出したものを商業誌で出しなおししてきてましたよね。あとがきでその旨、記載されていたんですけど、なぜか今回、「同人誌」云々という記述がないんです。
かわりになんて書いてあるのかっていうと、「趣味で書いていたもの」とのこと。
へぇ~、趣味で書いて、人様にお金払って買ってもらえるなんて羨ましい。これまでも「趣味で書いてきた」と、記載してたんならわかるんですけど、なぜ、「同人誌で書いていた」を「趣味で書いていた」に変更したんでしょう。
サイト掲載作は従来と変わらず「サイト掲載作」って書いてあるので、この温度差が気になりました。
同人活動は趣味といえばそうなのかもしれませんけど、商業誌の作家さんで、かつ、イベントでの崎谷先生のサークルの売れっぷりをうわさで聞くたび、とても「趣味」というレベルではないように思いますけど・・・。「趣味」の割には、できあがった同人誌は原価程度で売られているというより、かなり上乗せされているとしか思えないお値段のように私には見えましたけれども。
内容に関してですが、二人の日常生活(というか日常性活)を描いた短編。
思いついたシーンだけ書いてみましたって感じで、ストーリーらしいストーリーはありません。書くのはラクだったのではないかと思われます。
そのうちひとつの話で、アイスクリームが小道具で出てくるものがりまして。
受けの臣が棒アイスを食べていたら、上司が「アイスモナカにしろ!」と怒ります。
というのも、臣は色気がダダ漏れでそんな奴がアイスを食ってたら公衆ワイセツじゃないんですけど、けしからん感じになっちゃう!ということらしいです。
いったいどういうことなんだかわかりませんが、ディープスロートとか、レロレロ超絶舌づかいとか、エロい食べ方をしていたんでしょうか?
いやね、たとえば、ものすごくエロい雰囲気の女性が居たとするじゃないですか。フェロモンむんむん、みたいな。
その人が普通にアイスを食べていたからって、「ヤバっ」とか思います?
臣の上司ってヘテロって設定なんですよ。それが少年の時から知っていて、子供のようにかわいがっている部下がアイスを食べているのを見て、「色気を振りまいている」と思う食べ方って何よ!?と思いました。
女性でたとえるからわからないのかな?私が男性がアイスを食べているところを見たら何か思うのかと思いきや、やっぱり、「アハ~ン」とでも言いながら食べているのならともかく、普通に食べていたら何とも思わないと思います。
そう考えると、この話で臣は、セクシーハーゲンダッツのCMのような食べ方をしていたんでしょうか?「エクスタシー!」みたいな表情で。
馬鹿らしい。
2009年12月15日初版 377ページ 680円
またしても同人誌などからの再録作品主体の再販本です。
ストーリーは・・・刑事の小山臣は、人気画家で恋人の秀島慈英とともに赴任先の小さな町で暮らしている。ある日、慈英の従兄・照映がふたりのもとを訪れ…。慈英十三歳、照映十八歳の夏が語られる書き下ろし「ネオテニー“幼形成熟”」、商業誌未収録作「やすらかな夜のための寓話」「SWEET CANDY ICE」「MISSING LINK」「雪を蹴る小道、ぼくは君に還る」を収録 というもの。
「~の ~情」シリーズの短編集。
同人誌で発表していた数編に書き下ろし1本をプラスしたもの。
一度、同人誌で有料で売ったものの(実質的な)再販なわけで、崎谷先生は一粒で二度おいしいんですね。
ちょっと「ん?」と思ったのが、あとがき。
これまでも崎谷先生は、同人誌で出したものを商業誌で出しなおししてきてましたよね。あとがきでその旨、記載されていたんですけど、なぜか今回、「同人誌」云々という記述がないんです。
かわりになんて書いてあるのかっていうと、「趣味で書いていたもの」とのこと。
へぇ~、趣味で書いて、人様にお金払って買ってもらえるなんて羨ましい。これまでも「趣味で書いてきた」と、記載してたんならわかるんですけど、なぜ、「同人誌で書いていた」を「趣味で書いていた」に変更したんでしょう。
サイト掲載作は従来と変わらず「サイト掲載作」って書いてあるので、この温度差が気になりました。
同人活動は趣味といえばそうなのかもしれませんけど、商業誌の作家さんで、かつ、イベントでの崎谷先生のサークルの売れっぷりをうわさで聞くたび、とても「趣味」というレベルではないように思いますけど・・・。「趣味」の割には、できあがった同人誌は原価程度で売られているというより、かなり上乗せされているとしか思えないお値段のように私には見えましたけれども。
内容に関してですが、二人の日常生活(というか日常性活)を描いた短編。
思いついたシーンだけ書いてみましたって感じで、ストーリーらしいストーリーはありません。書くのはラクだったのではないかと思われます。
そのうちひとつの話で、アイスクリームが小道具で出てくるものがりまして。
受けの臣が棒アイスを食べていたら、上司が「アイスモナカにしろ!」と怒ります。
というのも、臣は色気がダダ漏れでそんな奴がアイスを食ってたら公衆ワイセツじゃないんですけど、けしからん感じになっちゃう!ということらしいです。
いったいどういうことなんだかわかりませんが、ディープスロートとか、レロレロ超絶舌づかいとか、エロい食べ方をしていたんでしょうか?
いやね、たとえば、ものすごくエロい雰囲気の女性が居たとするじゃないですか。フェロモンむんむん、みたいな。
その人が普通にアイスを食べていたからって、「ヤバっ」とか思います?
臣の上司ってヘテロって設定なんですよ。それが少年の時から知っていて、子供のようにかわいがっている部下がアイスを食べているのを見て、「色気を振りまいている」と思う食べ方って何よ!?と思いました。
女性でたとえるからわからないのかな?私が男性がアイスを食べているところを見たら何か思うのかと思いきや、やっぱり、「アハ~ン」とでも言いながら食べているのならともかく、普通に食べていたら何とも思わないと思います。
そう考えると、この話で臣は、セクシーハーゲンダッツのCMのような食べ方をしていたんでしょうか?「エクスタシー!」みたいな表情で。
馬鹿らしい。