もともと心房細動があるのに、
アスピリンしか処方されていなくて、
がっつり脳梗塞になってくる症例は毎年何例かは診ます。
以下気になった新聞記事の更に気になった部分。
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脳梗塞いろいろ 塞栓症や血栓症 症状同じ、異なる原因
2007年7月17日 中日新聞
ウェブ魚拓
>専門医で作る「脳卒中データバンク」の資料によると、脳塞栓症で倒れた患者のうち、あらかじめ抗凝固薬ワルファリンを投与されていた患者は全体の13%にすぎず、15%が抗血小板薬を投与され、69%が血栓を防ぐ薬を与えられていなかった。長尾医長は「抗凝固療法は、強い処方というイメージがあり、投与量を微妙に調節しなければならないため、敬遠されているのでは」とみる。
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ちょっとこのデータの元が知りたかったけど、このような脳卒中データバンクのホームページがあることも今日はじめて知りました。パスワードも持っていないので中には入れませんが、情報は求めなければ手に入りませんね。近いうちに関連施設に入っている先生に聞いてみようかと。ワルファリンは確かに使いにくい薬ではあるのですが、何らかの理由でワルファリンが止まったままの方の脳塞栓症を多数診た者としては上手に使って欲しいかなと思う。
ガイドラインをみると仕方ないのかな?
とも思いますけど・・・。
脳卒中治療ガイドライン;
http://www.jsts.gr.jp/guideline/022-023.pdf
心房細動治療ガイドライン;
http://www.jhf.or.jp/a&s_info/guideline/sinbosaido.html
(2) 基礎心疾患をもたない場合:リスクをもつ場合には、抗凝血療法を考慮する。70才未満ではINR2.0~3.0を目標とする。70才以上では1.6~2.6を目標とする。リスクをもたない場合には、60才未満では抗凝血療法は不要、75歳以下では抗血小板薬、75才以上ではINR1.6~2.6のワルファリン療法とする。
とあるが、果たして本当に良いのかデータを見てみたい。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
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