脳梗塞の治療成績に病院間で差があるなんて。
いまさら当たり前のことを新聞が載せています。
医療が平等なんて幻想です。人は生まれながらに不平等です。
住んでいる場所・持っている医療知識で生死がわかれることがあります。
いま日本でおきようとしていることはこの格差がますます
大きくなろうとしているということです。
是非、180日以降のリハビリの有無による生命予後のデータ
をとって欲しいですね。
あと今回の結果をもって、内科医が脳卒中の初期診療から遠ざからないか心配です。
毎日新聞 2007年3月22日 3時00分
脳梗塞:患者の後遺症の程度、病院間で大きな差
脳梗塞(こうそく)で入院した患者の後遺症の程度は、病院によって大きく異なり、同じ病状の患者が、ある病院では自力で歩いて退院できるのに、別の病院では歩けなくなるなどの差が出ていることが、厚生労働省研究班(班長=岡山明・国立循環器病センター予防検診部長)の調査で分かった。脳卒中専門の内科医が多く勤務する病院ほど後遺症が軽く、専門でない内科医が治療にあたる病院で重かった。福岡市で開かれる日本脳卒中学会で、22日に発表する。
研究班は、国立病院機構に所属する病院のうち、脳梗塞の治療に熱心な26病院を対象に、05年から06年にかけて入院した脳梗塞患者合計1775人について、入院時の病状や、退院時の後遺症の程度を調べた。後遺症は、国際的な尺度に従い、全く症状がない「0」から、死亡の「6」まで7段階で点数化した。
最初の病状を考慮して回復の度合いを比較すると、50人以上の患者を治療した病院に限っても、最も軽い病院の患者は、最も重い病院の患者より約1.2点分、退院時の後遺症が軽かった。患者数の少ない病院も加えると、差は2・3とさらに広がった。
分析すると、治療チームに脳卒中専門医が9人以上いる病院は、5人以下の病院と比べ約0.4点、後遺症が軽かった。大規模な病院でも、専門医が少なければ治療成績は上がらなかった。一方、チーム内に脳卒中が専門でない一般内科医が1人でもいると、全員が専門医である病院に比べ約0・2点分重くなった。
岡山部長は「治療成績を集め、影響する要因を分析して向上する仕組みを確立すべきだ」と話している。【高木昭午】
いまさら当たり前のことを新聞が載せています。
医療が平等なんて幻想です。人は生まれながらに不平等です。
住んでいる場所・持っている医療知識で生死がわかれることがあります。
いま日本でおきようとしていることはこの格差がますます
大きくなろうとしているということです。
是非、180日以降のリハビリの有無による生命予後のデータ
をとって欲しいですね。
あと今回の結果をもって、内科医が脳卒中の初期診療から遠ざからないか心配です。
毎日新聞 2007年3月22日 3時00分
脳梗塞:患者の後遺症の程度、病院間で大きな差
脳梗塞(こうそく)で入院した患者の後遺症の程度は、病院によって大きく異なり、同じ病状の患者が、ある病院では自力で歩いて退院できるのに、別の病院では歩けなくなるなどの差が出ていることが、厚生労働省研究班(班長=岡山明・国立循環器病センター予防検診部長)の調査で分かった。脳卒中専門の内科医が多く勤務する病院ほど後遺症が軽く、専門でない内科医が治療にあたる病院で重かった。福岡市で開かれる日本脳卒中学会で、22日に発表する。
研究班は、国立病院機構に所属する病院のうち、脳梗塞の治療に熱心な26病院を対象に、05年から06年にかけて入院した脳梗塞患者合計1775人について、入院時の病状や、退院時の後遺症の程度を調べた。後遺症は、国際的な尺度に従い、全く症状がない「0」から、死亡の「6」まで7段階で点数化した。
最初の病状を考慮して回復の度合いを比較すると、50人以上の患者を治療した病院に限っても、最も軽い病院の患者は、最も重い病院の患者より約1.2点分、退院時の後遺症が軽かった。患者数の少ない病院も加えると、差は2・3とさらに広がった。
分析すると、治療チームに脳卒中専門医が9人以上いる病院は、5人以下の病院と比べ約0.4点、後遺症が軽かった。大規模な病院でも、専門医が少なければ治療成績は上がらなかった。一方、チーム内に脳卒中が専門でない一般内科医が1人でもいると、全員が専門医である病院に比べ約0・2点分重くなった。
岡山部長は「治療成績を集め、影響する要因を分析して向上する仕組みを確立すべきだ」と話している。【高木昭午】