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【今日の気づき】/新聞を読んで   第54回 携帯放送よ! 同じ轍を踏まないことに期待

2010年08月04日 22時27分33秒 | 今日の気づき
【2010年8月4日(水)】

◆読んだ新聞

 日本経済新聞 8月3日(火) 朝刊 10面

           8月4日(水) 朝刊 10面


◆記事の見出し

 8月3日 10面 携帯放送新時代 上
 
   《ドコモかKDDIか》《免許争奪「優劣つかず」》

 
 8月4日 10面 携帯放送新時代 下
 
   《有料会員、どう獲得》《コンテンツの充実カギ》


◆記事の内容

 ★2012年春に始まる携帯端末向け次世代放送の事業者選定が大詰めを迎えている。用意された「放送免許」は1枠である。NTTドコモとKDDIの争奪戦が続いている。総務省は2つの方式が併存すると投資効率が悪く普及を阻害すると、1枠の考えを変えない。8月半ばに決めたいと、期限は迫っている。


●今日の気づき

 ★見出しにある通り、両社は譲らず、いかに優位性をアピールできるか、しのぎを削っている。

 ★技術の進歩でどんどん便利さが増していく。技術の進歩があり限り仕方のないことである。便利になることを否定する考えはない。しかし、懸念はある。つい最近まで、電話は家庭内やオフィスの中、公衆電話など電話機のあるところでしかかけられなかった。しかし、携帯電話が普及すると、人がいる場所、人が移動しているところで電話がかけられるようになった。電車の中での通話が社会問題になった。自動車やバイクの運転中に携帯電話を操作すると道路交通法違反にもなる。警察庁は「交通の方法に関する教訓」を改正し自転車運転における携帯電話の使用を「危険な運転」として禁止した。「交通の方法に関する教訓」に法的拘束力はないが、各警察本部では「道路交通規則」を改定し、罰金などの規程を設けるところが増えている。携帯電話の前はヘッドホンやイヤホンで聞く携帯型ステレオの音が公共の場で騒がしいと社会問題化した。機械が人のいる場所で、人が移動している場所で使えるようになると、便利さは急上昇するが、人の自制力が問題になってくる。次はテレビ放送かと言いたくなる。自動車やバイク、自転車だけが危険ではない。歩きながら携帯ステレオを聞いたり携帯電話を操作している人の後ろを歩いたり自転車を走らせると、前の人の動きが読めなくぶつかりそうになることも珍しくない。次世代携帯放送のインフラを整備する何倍もの努力を個人の自由と自制力、公共のマナーの教育に費やしてほしい。若者だけではない。その若者はウォークマン世代を親に持つ年代でもある。

(東)


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