ハーブ好きの私がダンナの情報とHPから
「まちかど博物館」指定のハーブ園を見つけました。
電話をすると女性の声で、
「個人で管理している庭で、今は季節の変わり目で
あまり花も咲いていませんよ」との返事。
地方都市である私の街の郊外の田舎ですから
大都市のような大規模なハーブ園ではないことは承知の上で訪ねました。
鈴鹿の山が近いその「てふてふはーぶがーでん」と名付けられた
そのハーブ園を一目見て私は心躍りました!
まさしくワイルドハーブの名にふさわしいハーブの園(その)でした!
枯木に根付く小さな植物たちと、その場所を終の住処にするであろう
虫たちの歌が聞こえてきそう!(一番上の写真)
園長さんである年配のその女性の年齢を聞いてビックリ!
86歳という年齢でありながら現役の歯医者さん、
医院を営みながらハーブ園の世話をしてハーブ教室を開いていると言う。
ウイットに富んだ歯切れの良い会話と魅力ある人柄に
もう、私もダンナも惚れてしまいました。
お名前は本名で「萩こてふ」さん…漢字に置き換えるとしたら萩小蝶さんです。
名は体を現すと言うけれどそのとおりですね!
ご苦労もさまざまにあったのでしょうが
蝶々のように軽やかに生きて来られた方と思いました。
庭で摘んだハーブティー(ミント&カモミール&レモンバーベナ)の
素晴らしく素晴らしく美味しかったこと!
2時間以上もお邪魔して、ずっと、こてふさんのお話に引き込まれてしまいました。
こてふさんが言うのは
老人が甘えるような老人ホームや家庭ではなく
楽しく自立できるような環境を作る力になりたい
これからの夢は、この庭で、自然を愛でながら、ジャズの演奏を聞き
ハーブ料理やハーブティを楽しめるお店を作りたい…とのこと
こてふさんの写真は何枚か撮ったのですけど
本人にお聞きしていないので今回はイラストで…
帰りに「お代は…」と尋ねると
「お代は次回からね。今日はお話を聞いてくれてありがとう」と言われました。
こちらこそこんなにも充実した一日を過ごさせていただき
心から感謝した素晴らしい一日でした。
その日の来園者は私たちふたり、それがまた
一人占めできたようで嬉しく思いました。
(感激したのでとても長くなっちゃいました
長文をお読みいただきありがとうございました)
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まちかど博物館は、観光施設ではなく館長さんの生活の場、
仕事の場をボランティアで公開していただいてるものです。
いなべまちかど博物館