murmure de tous les jours

日々浮かぶよしなしごとを書き綴る...公開ひとりごと。

こんなもの!

2009-06-07 22:21:43 | レシピ、保存食、作った料理
昨日から夫はニーダーでそばを作る気満々。

いつもの店のそば粉ではなく、近所のスーパーに売っていた適当なそば粉なもんだから「粉がおいしくないからなあ」なんて、いっぱしのそば打ち人みたいなことを言い出す始末。

「でもさ、そばは水回しが一番大切なんだから、やっぱり手ごねでないとだめなんじゃないの?」と夫のやる気に水を差してしまう私。だって、学校で半年もそば打ってたのよ!

それでも一回は機械で作ってみないと、と夫の意志は鉄の如し。まあせいぜい頑張って、と見守ることにした。

そしたら、ニーダーに張り付いた夫が「あれ?これでいいのかなあ」「ちょっと固いのかな」と気弱な声を上げる。見ると、そば玉になってるけど、微妙にひび割れている。水が足りなかったみたい。

もう後戻りはできないと、伸しの段階へ進む。が、やっぱりのしにくい。なんとかのばして、折りたたんで切るか、と生地を持ち上げたところ。べりっと割れた!

夫は断食の疲れや空腹も手伝ったのか、イライラして「もう!こんなの知らない!」とせっかく苦労してのばした生地をベラベラに破って伸す前の玉にしてしまった。癇癪を起こした幼稚園児じゃあるまいし!

期待していた分がっかりしちゃったのかな。「もうショック。そば、食べられない…」とがっくりとうなだれる。「もったいないじゃない。そばがきにしようか」と言ってそばがきレシピを見たが、そば粉と熱湯で練り上げるんだよね。「じゃあ私が伸してそばにするよ!待ってな!」と引き受けた。

そしたら夫も珍しく癇癪を起こしてしまったことに恥じ入ったのか、「もう一回ニーダーにかけてみようか。ちょっと水足して」と前向きな姿勢を示す。数分ニーダーで回して再び玉にし、久しぶりに私が伸した。あー久しぶり。夫がそば打ちをするようになって、すっかり私の出番はなくなったが、調理師学校で最も成績が良かったのが「そば」。フレンチでも学科でもなく…実習先もそば屋だったし。素質はあるかも(笑)。

なんとか折りたたみ、切ったけれどうどん並の太さになってしまった。まあ、食べられればいいか。

予想通り、ぶっちぶちに切れて箸ですくうのに苦労したけれど、大根おろしで食べたらおいしかった!VIVA大根!(笑)