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Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

妖精のいたずら.。.:*・゜

2022-01-25 | 想い出の...




昨日の「カフェにて(At cafe)」の記事の中で
女性がアクセサリーを1つも身につけていないように見えることに触れました。
「1つも」ということに、何か意味でもあるのかしら...
そんな疑問が浮かんだからです。
「カフェにて(At cafe)」が制作された1949年とは、時代が大きく違いますが、
私はフランスでアクセサリーを1つも身につけていない女性と出会ったことがないと思うからです。
特別な意味を込めたのか...もちろん私に分かるはずもないのですが、心の中には
小さな疑問が生まれたままです。

そして、ふと思い出したのが、先日アクセサリーを整理整頓したときに、次々と登場した
パートナーを失ってしまったアクセサリーのことでした。
作業を進めるうちに、懐かしいパートナーと出会えたものもありましたが、いまだに
行方不明のパートナーを待ち続けている状態のものも何点かあります。





チェーンが切れてしまったまま放置状態のペンダント
片方が行方不明のピアス

寂しげに見えたので、小さな袋に入れてから、迷子さん用に用意した場所にしまいました。
中が見える袋にしたのは、うっかり忘れてしまわないように...です。

何十年も前のことですが、フランス人の友人がお気に入りのピアスの片方がどうしても
見つからないと話してくれました。
私と違って、全てに几帳面できちんとした暮らしをしている彼女には珍しい出来事です。
でも...その割には落ち込んでもいなくて、笑顔で失くし物の話をしてくれているので
がっかりしていないの?と聞いてみたら...
昔から彼女の故郷では「小さなアクセサリーが見つからないのは、妖精が持っていってしまったから。」
そう言われているのよ、と話してくれました。
妖精が、そのアクセサリーを気に入ってしまうと、持っていってしまう代わりに小さな幸せを
置いていってくれるのだそうです。
スイスとの国境に近い、森の美しい街が彼女の故郷です。
1992年に冬季オリンピックが開催された、アルベールヴィルのすぐ近くだそうです。
「森の妖精かしら?」と聞いてみると「森と雪の妖精かも...」と言っていました。
えっ、それではパリにはいないのではないかしら?
そんな疑問を言うと、彼女は笑って「故郷の妖精ですもの、いつだって私の近くにいてくれるはず。」
笑いながら、心配しなくても大丈夫...そう言っていました。

後日、友人に妖精のことを確認したら...
きっと、一旦落ち着ちつきなさい...ある程度時間が経ってから、思いもよらない場所で見つかることもあるでしょう。
「まずは。落ち着きなさいね。」という意味なのだと思うわ。
そう笑いながら言っていましたよ。

懐かしい友人は、昨年12月に息子さんご夫婦が暮らすカナダでしばらく過ごし年越しをしてから
1月下旬に戻ると知らせてくれていました。
その後、パンデミックだから、2月頃まで帰れそうもないと連絡があり...
先日のメールでは、オミクロン株のことがあるから当分の間は帰れそうもないとのことです。
「一旦」収束してくれるのを待つしかないと思う...そう書いてあります。

確かに、ここは落ち着いて待機することが大事なのでしょうね、「まずは、落ち着きましょうね。」 


新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...








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妖精のいたずら (ジュリア)
2022-01-25 18:58:07
Passyさん こんばんは

なんて素敵なお話なんでしょう
そして、どうやら私の周りにも妖精さんがいるみたいです
突然姿を消したアクセサリーがいくつかあって
不思議だなぁ~と常々思っていました
不注意極まりない私のことだから
きっとどこかで落としたに違いのですが
それを妖精が持っていったと考えれば
なんだかちょっと諦めが付いちゃったりします
きっと今頃、妖精さんが仲間たちと
あちこちから集めたアクセサリーを囲んで
パーティーでもやっているかもしれませんね

それにしても、Passyさん、フランスに住まわれていたそうですけれど
フランス人の友達とのこの会話も全てフランス語なんですよね・・・
すっごーい!!!
返信する
ジュリアさんへ♪ (Passy)
2022-01-26 02:08:54
ジュリアさん、こんばんは。

ジュリアさんの近くにいる妖精さんたちは、きっとジュリアさんを見守ってくれていますね。
もしかしたら、たまには肩の辺りをちょんちょんと「忘れ物はないですか?」って...ね。
フランス語はね、ゼロスタートだったから緊張しましたよ。
半年間は、朝から午後まで学生みたいに講座に通いました。娘のお迎えに直行。
いわゆる会話学校を選ばなかったので、深夜まで勉強しないと追いつけないから
大変ではあったけれど、愉しかった...つかの間の留学生気分。
友人は、娘のクラスメートのママです。
時々、ランチやお茶、お買い物に誘ってくれて、その後一緒に学校にお迎えに行きました。
「私たちは一生の友人になる」彼女の予言のような言葉は、どうやら本当のことになりますね。
帰国後はフランス語を話す機会はゼロですから、すっかり忘れてしまいました。
ジュリアさんの英語のお勉強、応援していますよ。
努力は報われます、本当よ。
返信する
Unknown (michi)
2022-01-26 03:24:27
Passyさま
妖精さんが持っていったのなら仕方ない、と思えますね😊
Passy様のお話を読んで、Saint Antoine de Padouを思い出しました。大らかで、時々神頼みなフランス人、、、わたしはそういうフランスが好きなのかもしれません☺️
Passy さまの素敵な日々を日本から祈っております✨
返信する
michiさんへ♪ (Passy)
2022-01-26 05:56:43
michiさん、おはようございます。

michiさんの「フランスが好き」という気持ちはフラン人たちに必ず伝わりますから
フランス人たちも「michiが好き」になって当然ですね。
Saint Antoine de Padouはフランス国民から圧倒的に支持されていますよね。
おおらかさは人の心を明るくしますね。
「C'est La Vie」の言葉にも...そんな気持ちが表れているような...ね。
私も「C'est La Vie」を忘れずに...
michiさん、くれぐれもお身体おいといくださいね。
健康第一ですから。
返信する

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