おもしろい生地を手に入れたことで久しぶりに洋裁熱が上がり、フレア袖のブラウスを縫いました*
この生地ね、『デジタルプリント』なんですって。
…って、布地の世界でのその言葉、初めて聞いた(汗)
服地屋さんの話によると。
従来の「型」を作ってから捺染するタイプのプリントではなく、デジタルデータ化した図柄をそのまま専用プリンターで印刷する方法で作られた布なんだそう。
写真のような精密な図柄や、微妙な色のグラデーションを、自由自在な質感でプリントできるのが特徴らしいです。
*うしろ*
材質は、極薄の綿ローンです。
コットンにありがちなパリパリ感は全くなくて、ふわっとしたとても軽い生地。
その質感が私の夏の定番であるこのフレアスリーブのブラウスにぴったりだなと思ったので、仕立ててみました。
この画像は、生地の裏面。
実はただのプリント布ではなく、とても凝った意匠で。
この裏面を見てわかるように、水玉模様を織り込んだ白地が「地」の生地なんです。
そしてこちらが表面。
水玉を織り込んだ生地の上にフリーハンドのチェック柄がプリントされ、さらにその上にややリアルな花の絵が乗せられている図柄。
そこに、デジタルプリントの得意技だという鮮やかな色調の、透明水彩を用いたようなグラデーション彩色。
…リアルなんだか絵画調なんだか、よくわからない。
けれど、今までにない色柄で凝っていておもしろいなぁと店に入って一番に目が引きつけられ、手に取って鏡の前に立ったそのままお買い上げ(笑)
(もちろん、ハギレ売りで格安だったからだけど!)
裁断しながら「ちょっと派手だったかしら…」と不安になったりもしましたが、仕立て上がってみるとそれなりに夏らしい一枚になったかなと思います。
昨日、例年よりも3週間も遅れてようやく、こちらの地方も梅雨入りしました。
庭の水遣りに追われる毎日から、しばしの開放。
ありがたや!(笑)
庭仕事ができなくなるぶん、ソーイングルームに籠れるのも嬉しい*
2歳の姪に似合いそうな生地もこれと一緒に買い求めたので、しばらくは針仕事三昧です。