parismaris's days*

『ハンガリーの名窯 ヘレンド』展

大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の、『ハンガリーの名窯 ヘレンド』展に行ってきました*





母の影響を受けて、焼きものには目がない私。
陶器も磁器も、和食器も洋食器も、そして見るのも使うのも大好きです。

そんなふたりにとっては、見逃せないこの展覧会。
照りつける日差しにもめげず(笑)、目の保養をしに出かけてきました。












これは会場に設営されていた撮影スポット。
(使い慣れないスマホのカメラで撮ったので、微妙な写真ばかりでごめんなさい

展覧会の展示品はヘレンド社の歴史に添ったその時代の品々ですが、これらは恐らく現行品。

器に合わせたテーブルセッティングが素敵で、うっとりしました。

エレガントなのにすごくシックで、なんて素敵*













私ね、ずっと『西洋から見た東洋趣味』なものが苦手だったんです。

中国とも日本ともつかない不思議な国の図柄や、西洋でも東洋でもない摩訶不思議な色味。

ユニークで他にはない面白さがあることは理解できるのだけれど、見るにつけて、どこか身の置き所がない気がして消化不良になるので、苦手でした。


…でも。
今回の展覧会で、そんな苦手意識が吹っ飛びました。


どれもこれも、すごく素敵で面白い。

一見、装飾過多にも思える、細かすぎるカットワークや立体装飾。
「いったい何色使ってるの?!」と言いたくなるくらいに溢れた色彩。

おまけにその色合わせときたら、反対色のオンパレードで。
「この色とこの色との組み合わせって、アリなの?!」と、一瞬目が点になることもしばしば。

それでもその全てが見事に調和していて、ただのひとつも嫌味に感じるものはありませんでした。


なんだか、目からウロコがぽろぽろ落ちて。

いつもならば、単独の組織や作家ものの展覧会では、観終わったときには「おなかいっぱい!」な気分になるのですけれど。

展示数が少なくなかったにもかかわらず、今回は「まだ観たい」気分のまま会場を出てきました。





展覧会のチケットとチラシ。





お皿のかたちをした絵葉書(『ヴィクトリア』という文様です。最高にかわいい!)と、図録。





こちらは図録の背表紙。
とても凝った美しい装丁に、またうっとり*



なんとも眼福なひとときでした。
出かけてよかった*

コメント一覧

ぱりまり
chiiさんへ*
おはようございます、いらっしゃいませ♪

そうそう、まぁるいバラの絵柄が有名ですよね*
かく言う私も、デパートの売り場やこうした展覧会でしか見たことがないのですけれど(笑)
「好き」が嵩じて眼だけはどんどん肥えてしまって、困ったものです。

そうです、テーブルコーディネイトのお花はアーティシャルフラワーです。
でもとってもリアルで、同行した母などは本物の植物だと思って疑わなかったくらいなんですよ(笑)
この色の組み合わせと大胆さは、洋食のテーブルならでは。
大胆で豪華で優美で、でも決してあつかましくはなくて、うっとりホレボレしました*

まぁ! 隅っこに入れた花にまで目を留めていただき、ありがとうございます。
一応私がアレンジしたものではあるのですけれど…
レッスンで活けたものが暑さでダメになったので、まだきれいなものだけを寄せ集めてアレンジし直した、テキトーなものなんです(汗)
きゃー、お恥ずかしい
chii
ヘレンド
ぱりまりさん、おはようございます(^^♪

ヘレンド・・・薔薇の絵柄のイメージが強い食器です
と言っても残念ながら、私は実際に目にした事がありません
食器とテーブルクロスを含めたテーブルコーディネートの色合わせは、本当に素晴らしいですね
テーブルフラワーは、アートフラワーですか?
最初の黄色いボールブーケのようなお花は
インパクト大ですね(#^.^#)

展覧会のチケットに置かれたアレンジはぱりまりさんのアレンジされたお花でしょうか?
グリーンと白のお花にルリタマアザミがアクセントになって、素敵なアレンジですね
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