自宅周辺での『さくら散歩』に引き続き、地元の里山でも『さくら散策』を楽しんできました*
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こどもでも登れる低い山なので、幼児のころからよく家族で徒歩での登山をしていましたが、最近はもっぱらドライブウェイを突っ走って(笑)登っています。
その山のふもとから中腹にかけては、さくらの名所となっているほどソメイヨシノが多いのですが、そこを超えるとそれはぐんと数を減らして、古いヤマザクラが多くなります。
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そんな中に、ひときわ華やかなエドヒガンが咲いていました。
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春にここへ来たら必ず見ることにしている、ヤマザクラの大木。
まさにこの今が見ごろでした。
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低い山でも地上との気温差は常に3℃ほどはあって、例年ならば地上と山頂とのさくらの見ごろが重なることはないのですが、今年はまったく同じ咲きっぷり。
最近の春は、ほんとうに駆け足ですね。(それも韋駄天)
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少しばかり分け入ったところにあるサンシュユの大木は、わずかに見ごろを過ぎてはいましたが、今春もあたたかなカナリア色の世界をつくっていて、目も心もほんとうに和みました。
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数年前の大台風で里山全体がひどく荒れて以来、古くからあるさまざまな木がゆっくりと枯れていくさまを目にすることが増えています。
このサンシュユも年々枯れ枝が目立つようになってきているので、この大好きな景色がいつまで見られるのか…と、この山を訪れるたびに物悲しいような気持ちにもなります。
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里山らしく、人の手で生い茂るクマザサが刈り取られた斜面には、たくさんのウラシマソウが陽の光をたっぷり浴びて、開花のときを迎えていました。
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不気味な色とかたちの花ですけれど(ちなみに有毒です)、私と家族はこれを含めたテンナンショウ類が大好きで、観察することをとても楽しみにしています。
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これは、葉が展開し始めている姿。
人の掌よりも一回りほど大きな、破れ傘のように深い切込みの入った葉なのですが(成長が進むと人の顔よりも大きな葉となります)、こんなふうに丁寧に折りたたまれて、そして皮のようなものに包まれて、地上に出てくるのですね。
この姿は初めて見ました。
おもしろいなぁ。
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熟れ始めのナワシログミの実。
いろんな場所でたわわに実っていましたが、これは熟れ切っても「食べられはするけど美味しくはない」そうです。
祖父から得ていたそのマメ知識を同行していた母に伝えると、「え~…まぁでも、熟れたら試してみる?」ですって(笑)
私は食に関しては冒険しないタチなので、丁重かつ厳重にお断りしましたけれど、母は帰宅後も妙に未練を残しているようで…やだ、怖い(苦笑)
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快晴の里山では、ウグイスたちがそこここで鳴きかわしていて、『春爛漫』そのものの様子でした。
ただ…分かっていて出かけたのですけれど、当然ヒノキの花粉もものすごくて(と言うか、ヒノキの中に自ら突っ込んでいったようなものですものね…)、翌朝の私のまぶたは、ギャグ漫画のような腫れあがりっぷりでした。
『春』を無邪気に楽しめていたころの体質に、戻りたい…(≡Д≡;)