parismaris's days*

ちいさなひとへのちいさな贈り物* 【ちいさなバッグ】

『ちいさなひとへのちいさな贈り物』ふたつめは、7歳になったばかりのたーたんへの贈り物。


このブログにもたびたび登場するたーたんは、親友の娘さんです。

誰も何も教えてはいないのに、他の友人のこどもたちのように私のことを「おばちゃん(!)」とは呼ばずあだ名で呼び、自分の「年上の友人」だと思っています。
成長するにつれて自然と「おかあさんの友達」なのだと頭では理解したようですが、生まれる前から折に触れて一緒にいるせいか、感覚的にはまた別のようで。


そんなたーたんは顔こそ親友に瓜ふたつですが、性格的にはまるで逆。
世話好きで料理好きで、かわいいものやおしゃれがが大好きな、女子力高めの女の子。


ある日の親友との電話で、友達の誕生会にお呼ばれしたたーたんの話になりました。

約束の時間に遅れそうになり、親友が慌ててその辺りにあった袋にプレゼントと携帯ゲーム機(今はこれを持ち歩くのが当たり前なんだそうですね。驚いちゃった!)を放り込んで渡し、そのお宅まで送って行ったんだそうです。

「着いてみてびっくりしたんだけど、みんなすごくかわいいバッグを持って来てて、○○(たーたん)だけがスーパーのナイロン袋だったんだよ! 適当に渡したあたしが悪いんだけど、可哀想すぎるよねー!」

そう言ってカラカラと笑う親友。
私はそんな彼女が大好きです。


…大好きではありますが。

「それはいかん!」というお節介魂に火がつき、洋裁室の布地ストックやはぎれをひっくり返して、小さなトートバッグを縫いました。






いろいろな布地で、いろいろな組み合わせを考えてはみたのですが。

7歳って難しい年齢なんですよね。
可愛らしいだけの柄や、カラフルすぎる色のものはもう好まないし。(たーたんだけ?)
かと言って幼さの残る顔や仕草には、おとな向きのシックなものは似合わない。

結果「はっきりとした色合いだけれどこども用ではない」生地でシンプルに作ったら、こんなバッグになりました。

…ちょっと地味派手だったかな f(´-`;)


* * * * *



そして先日。
親友宅へ遊びに行った際、たーたんの下校を待って渡しました。

彼女は私が来ていることを知らなかったので、親友に代わって「おかえりなさい」と玄関を開けてやると一瞬驚いたのち、「うわぁぁぁ! ぱりまりちゃんがいるなんて夢みたい!」と大感激。

この素直さ、たまりません (//∇//)

でもトートバッグを渡すと急にもじもじし始めて、あんまり嬉しそうではなくなり。
やっぱりたーたん好みじゃなかったかな…とちょっと反省しながら帰宅しました。


翌朝。
親友から、『あのバッグ、なぜかランドセルに入れて学校に持って行ったわー。 実は相当に気に入ってたみたい』とのメールが。
同封したちいさな手紙も、一晩中眺めていたそうです。

彼女は私に気を遣って嘘を言ってくれるタイプではないので(笑)、その言葉を額面通りに受け取って、朝からそれはそれは倖せな気分になりました*


ちいさな人って、ほんとにほんとに可愛いですね*
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