parismaris's days*

うすむらさきに、煙る。

今、庭の一角が、薄紫色に煙っています。





その正体はこれ、ヒメライラック(姫ライラック)です*







まだ学生だったころ。
古書店でふと手にした、暮らしの手帖社の『すてきなあなたに』という本のなかの『札幌のリラの花』というコラムを読んで以来、ライラックはずっと私の憧れの花でした。

それで、今の庭を造るための樹木を選ぶ際に、是非にと希望してみたのですけれど。
「この地は夏の暑さがひどいので、おすすめしません」と専門家に言われてしまって、あえなく断念(苦笑)







…でもね。
引っ越して来てよくよくご近所を観察してみると、古いお宅の高い塀の内側からこぼれて見える大木のリラの花が、あちらこちらでちらほらと。

なんだ! この地でも育つんじゃないの!(笑)

けれど、時すでに遅し。
もう庭には下草ひとつ入り込むスペースはなくなっていて、植えることはできませんでした。







――そんな残念な思いを、引きずっていたわけでもないのですけれど。

それから1年ほどして、いつも行く園芸店でこのヒメライラックなるものを見つけたときには、これだ!と思いました(笑)
矮性種で暑さにも強いこれならば、鉢植えで育てられる!って。

で、30センチ足らずの小さな苗を買い求めて来て、今年で6年目です。







とても健やかに育ってくれて、今年も嬉しくなるほどたくさんの花を咲かせました。

枝ぶりも葉も花も、ライラックよりは小ぶりですが、香りはほぼ同じ。
甘く澄んだ香りが庭じゅうに広がって、毎日しあわせ気分です*

コメント一覧

ぱりまり
けいさんへ*
そうですよね、本物の(笑)リラはもう一段色が濃い。
これはちょっとトボケた色で、こうやってたくさん咲いてくれないとちょっと淋しい印象です。
『ヒメ』の名を持つ小型版の宿命ですね(笑)
ちなみに、真白なリラもすごく好きです*

うふふ*
わが家の庭は家族以外のどなたにも公開することのない場所だけど、きれいなものに目がないけいさんと大先輩ガーデナーのおかあさまならば、喜んでご招待申し上げます(笑)
けいさんのおかあさまと植物談義したい!

桜、もう花吹雪となってしまいましたか。
雪国のそちらにも本格的な春がやってくるのですね*
かく言うこちらは今日は真夏の気温で、街を歩く人の大半が半袖…
私もクーラーをかけながら運転して、タオルハンカチで汗をふきふき街を歩きました(苦笑)
けい
リラ
http://blog.goo.ne.jp/keitan2004_2004
北海道でよく見られるリラの花はもう少し濃い紫かな。でもこの薄紫も可愛いですね。
リラのあの気持ち良い匂いがここまで漂ってきそうです。
ぱりまりさんのお庭、どんなに素晴らしいことか! 想像してみてはため息をついています。母に見せてあげたいなとつい思ってしまいます。
こちらは桜がもう散り始めました。実家の玄関に桜の花びらが迷い込んでいましたよ。近くの土手の桜が風に乗ってやってきたのでした♪
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