わが家のバラたちの『庭だより』、第二弾。
今回は、庭に咲く、こちらから*
『コーネリア』
しなやかな枝がよく伸長する、つるバラです。
花は小ぶり(5センチほど)ですが、房になって咲くので見栄えがします。
香りは、ムスクにティが混ざった、微香。
数年前に園芸店で一目ぼれした母が迎えた株ですが、案の定、伸びまくるつるを持て余して(またか…!)泣きを入れてきたので、私がプランを練って、実家の玄関を開けたときに真正面に見える壁に仕立てました。
…以来、もちろん世話係は、私!(なんでやねん)
自分の家からのこの景色に、母はものすごーーーくご満悦。
私の家からは、まったく見えないんですけどね!(苦笑)
『ラグナプリンセス』
切り花品種です。
わが家にある切り花品種は、すべて私がフラワーアレンジメントのレッスンで出たバラの端材の挿し木したもので、この“お姫さま”も同様です。
これは、美人。
端的に言って、美人。
…が、香りはほぼありません。
『ブルーミルフィーユ』
切り花品種。
まだ幼い株なので、今春に咲いたのはこの1輪だけなのですけれど、なかなかに凝ったロゼット咲きの花です。
香りはありません。
『スペード』
こちらも切り花品種。
パリッとした硬めの花びらが、とてもきれいなウェーブを描きながら開いていく、たくましいバラです。
咲き進んでもほとんど退色することなく、この黄色と白のグラデーションがずっと保たれるのが、切り花品種のすごいところ。
『アバランチェ』
切り花品種の白バラの、王道。
むかしはウェディングによく用いられていたそうですが、今はどうなのでしょうか。
挿し木で発根しやすいようで、うちには年齢の異なる3株があります。
(そのうちの最も年かさの株の足元に、『イブピアッチェ』が勝手に居候 →★)
元・駐車スペースである『バラ置き場』は、大入り満員。
育ててみたいバラは尽きないのに、スペースがもうない…ほんとにない…
(おまけに、昨年挿し木に成功したあかちゃん株が2つ、こことは別の育苗スペースにいたりもするんですよ…怖い…)
『ピーチ・アバランチェ』
これも切り花品種です。
シャーベットカラーが素敵でしょう*
ただ、これも、『アバランチェ』とともに、香りはありません。
今年もたくさん咲きました。
『アマダ』
切り花品種で、わが家ゆいいつの赤バラです。
花びらの数がとても多くて、ぎゅっと詰まっているので、手にするとずっしり。
咲き切ってもほとんど花のかたちが変わらない、優秀なコです。
こちらも香りはありません。
『オーシャンソング』
切り花品種。
これは一番花なので、外側の花弁がすこし乱れていますが、開花が安定すると、とてもかたちよく咲くバラです。
とても好きな花色なので、これで香りがあればいいのになぁ、と思ってしまいます。
切り花品種は、ステム(茎)を真っ直ぐ空に向かって伸ばして咲くので、冬の剪定を深めにしています。
それでもうっかりするとカーポートの屋根に突き当たるので、毎年ヒヤヒヤ(苦笑)
ミニバラ 『プリンセスオブインフィニティ』
ミニバラではありますが、直径7~8センチの大輪(ミニバラとしては)です。
驚くほど花もちがよくて、少しずつ退色しながら、4週間ほど咲き続けます。
手のひらサイズのポットで迎えて4年目ですが、今や他のバラたちとの大きさの差は、ほとんどありません。
ほのかな香りがあります。
『ファンシーローラ』
切り花品種のスプレーバラ。
名前の通りにファンシーな色に惹かれて、育てています。
香りはありませんが、たくさん花をつける、たくましいコです。
『エクレール』
元は切り花品種でしたが(私のこの株は切り花からの挿し木)、今ではガーデンローズとしても売られています。
黄緑色のポップコーンのような花が個性的で、気に入っています。
ただ…私の消毒のしかたが悪いのか、花首にうどん粉がつきやすくて、悩ましい。
そしてこれは、上の『エクレール』が枝替わりしたもの。
(株の一部分がこうなっています)
この枝にこの薄桃色の花がついたのは、昨年に続き2度目なので、「枝替わり」で決定だと思います。
本体の黄緑色のエクレールとは異なり、花弁が薄いうえに巻きも緩くて、ふわふわ。
エクレールは枝替わりしやすい(黄緑色のエクレールの写真でも、中央の花の一部が桃色に変わっています)と聞いてはいましたが、このふわふわさんは手触りも雰囲気も違うので、なかなかおもしろい。
来年もまた同じ花が咲くようならば、この枝だけを挿し木して、独立させてみようかと考えています。
そしてこれは、わが家のバラを束ねたもの。
先日、叔父宅に訪問の機会があったので、ちょうど盛りだった花を、手土産代わりに贈りました。
バラだけでなく、添えたリョウブもベビーハンズも、すべて切り花から挿し木して私が育てているものです。
叔母がとても喜んでくれて、話に花も咲きました*
*
ここからは、今春(初夏)の『庭だより』に載せていなかった、庭の花たちを。
クレマチス 『ミケリテ』
庭の小さなアーチに、バラ『スイートセレナード』(→★)とともに、このミケリテを含むクレマチスを3種類、這わせています。
これは母のお気に入り。
クレマチス 『エールフクシマ』
昨春に迎えた株で、まとまっての開花は今年が初めてです。
ぴょこびょこと飛び出して咲くツートンカラーの花がかわいらしくて、母も私もこれを目にするたびに、思わずにっこり*
つるバラの『コーネリア』と一緒に咲かせたらさらにかわいいかも!とも話しているので、来年はそちらへ移してみようかなと思案中です。
カジイチゴ(梶苺)
おいしいものが、ついに熟れて、食べごろに*
わが家のカジイチゴには酸味がまったくなくて、リンゴのように甘いんです。
ラズベリーのように独特の香りもないので、後口もあっさり。
(ちなみに、タネも気にならないので、口当たりもよいです)
今年はとてもたくさん実って、その実も大きいので、「食べても食べてもなくならないね!」と、つまみ食いばかりする母が申しております(笑)
そんな私たち人間は、ひととおり美味しくいただいたので、鳥よけのネットを外して、残りはスズメたちに。
「どうぞご自由にお召し上がりください」
*
バラの季節は、そろそろおしまいです。
昨日、軽い剪定と施肥をして、二番花に備えました。
雨の季節も、もう間もなく。
季節の巡りに後れを取らぬよう、毎日コツコツと庭仕事に励んでいます*