地上波で放送してた「おおかみこどもの雨と雪」を観ました。
映画「おおかみこどもの雨と雪」予告1
この映画、評価が高いみたいですねぇ。
アニメーションはすご~~~く綺麗でした。
タイトルどおり雨や雪、山の滝など水の描写は秀逸でした…雨と雪が雪の中を走りまわる姿は見てるだけで楽しくなり、雪遊びがしたくなったよ。
音楽もとても良かった。
半分人間で半分オオカミの子どもをひとりで頑張って育てるお母さん、花ちゃんの健気な姿。
オオカミになったり、人間になったりして、無邪気に育つ子供達。
三人をあたたかく見守ってくれる田舎の人々。
そしていつか子供達は親から離れていき、親も子供の幸せを願い静かに暮らしていく…という内容も良いと思う。
この話はファンタジーだと考え、アニメーションの美しさだけを観れば、とてもいい話だと思います。
実際、小さいこどもと見れば楽しめると思うし。
でも、気になるところがあるんですよねぇ。
以下、私の妄想です。
この映画をお好きな方、未見の方はお控えください。
主役のお母さん、はなちゃんに全くリアリティが無い。
アニメにリアリティは必要ないんだろうなぁと思いつつも、あの状態で、どうして笑っていられるのかが分からない。
おじいちゃんが「へらへら笑ってるんじゃない」と言ったように、彼女の「へらへら」を支えるものが描かれていないから、そう感じるのかなぁ。
シングルで子供ふたり育てていくのって、大変なことなんだから。
彼女が泣いて苦しんで、そして「へらへら」までたどり着く過程が見えたら、きっと感情移入出来たんだろうなぁ。
父親の亡くなり方も、なんだか納得いかない。
事故よね?
絶滅種のニホンオオカミなのに…あんな扱いですか…(泣)
貯金を崩して暮らしてたということですが、ちょっと考えられない。
狼パパ、どんだけたくさん貯めてたんだよ!と突っ込んでみたり。
…そういえば、この狼パパって、名前も出て来ないよねぇ…。
そういうところは曖昧なのに、子ども達が狼になって暴れるシーンはすごくリアルですよね。
ま、ここがアニメの見どころなんだろうけど。
「予防注射や検診を受けてない」と役所の人が訪ねてくるところとかね。時々、リアルな現実が見え隠れします。
でね、この役所の人が訪ねてくるシーンで感じたんだけどね。
もしかしてだけど。
もしかしてだけど。
これって、全部、花ちゃんの作り話、思い込みなんじゃないだろうか。
語り手は娘の雪で、全部、お母さんから聞いたことなんだよね。
お父さんと出会って恋に落ちて、二人の子どもが生まれた…までは実話で。
でも、お父さんは何らかの形で居なくなって。
事故で亡くなったのかもしれないし、もしかしたら…あまり言いたくないけど(なら、書くなよって話ですが)蒸発したのかもしれない。
二人の子を育てながら生きていかなきゃならない花ちゃんは、子ども達に「お父さんはオオカミだったんだよ」と言い、自分にもそう言い聞かせてきたんじゃないかな。
夜泣きする赤ん坊、歩き出して、いろんな物を手に取り何でも口に入れる、何でも投げる子どもなんて、ある意味、オオカミや怪獣みたいなものですよね。
都会での子育てはいろいろ大変でしょう。
夜泣きだけで、周りに気を使うからねぇ~。
シングルでマザーで、年子でしょ?
検診や予防注射を受けに行く時間の余裕が無いのも分かる気がする。
それで三人で田舎へ行く。
あの家を花ちゃんひとりでリフォームするというのも、あり得ない話だけど、まぁ、そこは置いといて。
自然の中で遊ぶ子ども達の姿は花ちゃんにとってオオカミの子どもみたいに見えたのかもしれないね。
オオカミになるから幼稚園、保育園に行けない…という部分がありましたねぇ。
雪は感情の起伏が大きくて元気いっぱいで、力のセーブが出来ない子だから、カッとしたら時には人を傷つけてしまうこともあったでしょう。
雪のそういう部分を「オオカミになる」と表現していたのかなぁ…なんてね。
実際、通わせる余裕も無かったし、そんな雪を集団に置くのが心配だったのかもしれない。
花ちゃん自身、身寄りが無くて、寂しい思いをしていた。
友だちも居ないみたいだし…そこに狼パパと出会って、家族になった。
でも、パパは居なくなった。
この二人の子を育てることが、彼女の生きる支えになった…。
田舎で、あったかい人達に助けてもらって子供たちは大きくなった。
そして雨は10才で何らかの形で居なくなった。事故で亡くなったのかもしれない。
もしかしたら、大人の都合で父方に引き取られたのかもしれない。
でも…10才やそこらで居なくなるなんて…考えただけで泣けてきます。
あんなに甘えん坊で「大丈夫して~」の雨が………悲しすぎる。
森の中で、雨を探しつづけた花ちゃんがうわごとのように「守ってあげるから、大丈夫だから」と言うシーンは辛かったね。
雨はオオカミとして山で生きていく道を選んだ…そう思うことで、花ちゃんは生きていけるのではないかな。
そして成長し彼女の中の「オオカミ性」が消えた雪は普通の女の子として生きて、この話の語り手になった。
そう思うとね、いろんな「???」が私の中では、ナットクがいくんですよね。
と我ながら穿った見方だなぁ…と思うんですが。
そうちゃん(雪の彼氏?)がかっこよかったねぇ。
そして、宮崎のおじいちゃん? さりげに指輪してるんですよねぇ~。
アニメはすごくすごく綺麗でした。
あれこれ考えずに、アニメだけを楽しむのもいいと思います。
映画「おおかみこどもの雨と雪」予告1
この映画、評価が高いみたいですねぇ。
アニメーションはすご~~~く綺麗でした。
タイトルどおり雨や雪、山の滝など水の描写は秀逸でした…雨と雪が雪の中を走りまわる姿は見てるだけで楽しくなり、雪遊びがしたくなったよ。
音楽もとても良かった。
半分人間で半分オオカミの子どもをひとりで頑張って育てるお母さん、花ちゃんの健気な姿。
オオカミになったり、人間になったりして、無邪気に育つ子供達。
三人をあたたかく見守ってくれる田舎の人々。
そしていつか子供達は親から離れていき、親も子供の幸せを願い静かに暮らしていく…という内容も良いと思う。
この話はファンタジーだと考え、アニメーションの美しさだけを観れば、とてもいい話だと思います。
実際、小さいこどもと見れば楽しめると思うし。
でも、気になるところがあるんですよねぇ。
以下、私の妄想です。
この映画をお好きな方、未見の方はお控えください。
主役のお母さん、はなちゃんに全くリアリティが無い。
アニメにリアリティは必要ないんだろうなぁと思いつつも、あの状態で、どうして笑っていられるのかが分からない。
おじいちゃんが「へらへら笑ってるんじゃない」と言ったように、彼女の「へらへら」を支えるものが描かれていないから、そう感じるのかなぁ。
シングルで子供ふたり育てていくのって、大変なことなんだから。
彼女が泣いて苦しんで、そして「へらへら」までたどり着く過程が見えたら、きっと感情移入出来たんだろうなぁ。
父親の亡くなり方も、なんだか納得いかない。
事故よね?
絶滅種のニホンオオカミなのに…あんな扱いですか…(泣)
貯金を崩して暮らしてたということですが、ちょっと考えられない。
狼パパ、どんだけたくさん貯めてたんだよ!と突っ込んでみたり。
…そういえば、この狼パパって、名前も出て来ないよねぇ…。
そういうところは曖昧なのに、子ども達が狼になって暴れるシーンはすごくリアルですよね。
ま、ここがアニメの見どころなんだろうけど。
「予防注射や検診を受けてない」と役所の人が訪ねてくるところとかね。時々、リアルな現実が見え隠れします。
でね、この役所の人が訪ねてくるシーンで感じたんだけどね。
もしかしてだけど。
もしかしてだけど。
これって、全部、花ちゃんの作り話、思い込みなんじゃないだろうか。
語り手は娘の雪で、全部、お母さんから聞いたことなんだよね。
お父さんと出会って恋に落ちて、二人の子どもが生まれた…までは実話で。
でも、お父さんは何らかの形で居なくなって。
事故で亡くなったのかもしれないし、もしかしたら…あまり言いたくないけど(なら、書くなよって話ですが)蒸発したのかもしれない。
二人の子を育てながら生きていかなきゃならない花ちゃんは、子ども達に「お父さんはオオカミだったんだよ」と言い、自分にもそう言い聞かせてきたんじゃないかな。
夜泣きする赤ん坊、歩き出して、いろんな物を手に取り何でも口に入れる、何でも投げる子どもなんて、ある意味、オオカミや怪獣みたいなものですよね。
都会での子育てはいろいろ大変でしょう。
夜泣きだけで、周りに気を使うからねぇ~。
シングルでマザーで、年子でしょ?
検診や予防注射を受けに行く時間の余裕が無いのも分かる気がする。
それで三人で田舎へ行く。
あの家を花ちゃんひとりでリフォームするというのも、あり得ない話だけど、まぁ、そこは置いといて。
自然の中で遊ぶ子ども達の姿は花ちゃんにとってオオカミの子どもみたいに見えたのかもしれないね。
オオカミになるから幼稚園、保育園に行けない…という部分がありましたねぇ。
雪は感情の起伏が大きくて元気いっぱいで、力のセーブが出来ない子だから、カッとしたら時には人を傷つけてしまうこともあったでしょう。
雪のそういう部分を「オオカミになる」と表現していたのかなぁ…なんてね。
実際、通わせる余裕も無かったし、そんな雪を集団に置くのが心配だったのかもしれない。
花ちゃん自身、身寄りが無くて、寂しい思いをしていた。
友だちも居ないみたいだし…そこに狼パパと出会って、家族になった。
でも、パパは居なくなった。
この二人の子を育てることが、彼女の生きる支えになった…。
田舎で、あったかい人達に助けてもらって子供たちは大きくなった。
そして雨は10才で何らかの形で居なくなった。事故で亡くなったのかもしれない。
もしかしたら、大人の都合で父方に引き取られたのかもしれない。
でも…10才やそこらで居なくなるなんて…考えただけで泣けてきます。
あんなに甘えん坊で「大丈夫して~」の雨が………悲しすぎる。
森の中で、雨を探しつづけた花ちゃんがうわごとのように「守ってあげるから、大丈夫だから」と言うシーンは辛かったね。
雨はオオカミとして山で生きていく道を選んだ…そう思うことで、花ちゃんは生きていけるのではないかな。
そして成長し彼女の中の「オオカミ性」が消えた雪は普通の女の子として生きて、この話の語り手になった。
そう思うとね、いろんな「???」が私の中では、ナットクがいくんですよね。
と我ながら穿った見方だなぁ…と思うんですが。
そうちゃん(雪の彼氏?)がかっこよかったねぇ。
そして、宮崎のおじいちゃん? さりげに指輪してるんですよねぇ~。
アニメはすごくすごく綺麗でした。
あれこれ考えずに、アニメだけを楽しむのもいいと思います。