ひっくり返ったおもちゃ箱

アジアのドラマや映画、少女マンガ、アニメ、小説などの感想と妄想箱。
ネタばれ全開です。未見の方はご注意ください。

映画『スノーホワイト』

2013-12-18 | 映画 さ行
これも少し前、映画「スノーホワイト」を観ました。







あらすじ(シネマトゥデイ)
あらすじ: とある王国の王と王妃の間に生まれ、肌の白さがまるで雪のような美しさを持つスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、一家で仲むつまじく生活していた。ところが、スノーホワイトが幼いころに王妃が事故によってこの世を去ってしまう。大きなショックを受けた王だったが、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)という美女に一目ぼれし、彼女を王妃として迎えることを決める。しかし結婚式の夜に、王はラヴェンナによって殺されてしまい……。


解説(シネマトゥデイ)
解説: 世界中で愛されているグリム童話「白雪姫」を大胆にアレンジした、白雪姫と女王が死闘を繰り広げるアドベンチャー。戦術とサバイバル術を身に付けた白雪姫ことスノーホワイトには『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートがふんし、『モンスター』のシャーリーズ・セロン、『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが共演。メガホンを取るのはCMディレクター出身のルパート・サンダーズ。オリジナリティーを加えたストーリーはもちろん、白雪姫の斬新なイメージを演出するスタイリッシュな映像やファッションも要チェックだ。
          

監督 ルパート・サンダーズ
出演 クリステン・スチュワート シャーリーズ・セロン クリス・ヘムズワース サム・クラフリン



原作とは大違い、闘いまくる白雪姫でした。
Yahooレビューなどの評価はあまり良くないみたいですねぇ。
「何をやりたいのか分からない」と辛口の意見も書かれてます。



セットは大掛かりで、CGも素晴らしいです。
でも、ストーリーに「??」なところが多すぎる。

白雪姫は長いこと、塔に閉じ込められたのに抜け出すや否や、走る走る、逃げる逃げる、そして結構、強い。
あんなに走れるわけないけど、きっとスノウ(白雪姫)は密かに身体を鍛えて復讐の日の為に筋トレしてたんでしょうね(笑)

狩人さんが王子の立ち位置だし。
王子さまは何のために出てきたか分からなくて、がんばってる割にはいいとこ全然無いし。

女王の魔法使い(?)が半端なく強いので、わざわざリンゴを持ってくる意味も分からない。
リンゴ使わなくても、簡単に殺せそうな勢いなんですよねぇ。
何より、引っ張って盛り上げた割には、最後、あっけなさすぎです。
「え?これで終わり?」みたいな?


女王のシャーリーズ・セロンは熱演してました。
すごく魅力的な魔女で、ラストはもっと華々しくあって欲しかったなぁ…と思うあたり、女王に魅了されてるんでしょうね。
DVDのラベルを見ると、白雪姫より女王さまが真ん中に居るので、この話の主役は彼女だったのか?とも思えます。


衣装も素敵。風景も綺麗です。
白雪一団がお城に攻め込む情景は圧倒的でした。
スノウが「綺麗じゃない!」という声もありましたが、私は充分、美しいと思いました。

でも、何より、森の中でシシ神様(@もののけ姫)が出てきたのには驚いた。
これってパクリなの?…それともシシ神伝説って万国共通なの?
そして、どこの国にも不届き者はいるんだねぇ。



といろいろ書きましたが、実は私、結構、楽しめました(えええ)
「もうひとつの白雪姫」という戦闘ゲームを眺めているような、面白い二次創作を見ているようで、あっと言う間に終わってしまった。
辻褄の合わないところもスピードと力で押し切ってる感じかなぁ。
ラストがもう少し、なんか欲しかったなぁ。


深い造詣とか感動とかは感じられないので、寒い冬、コタツで気楽に見るのがお勧めかと思います。



映画『スノーホワイト』予告編