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「空の散歩」の思い出話:①霧のお話(その2)

2023-04-07 17:52:29 | 日記

これまでの13年間にわずか2回だが、今日は飛ぼうと決めて、いつもの天竜川の河口に行った時、そのあたり一帯が霧に覆われていたことがあった。

最初、霧の中を飛ぶのはリスクがありそうな気がして、飛ぶ気はなかったが、暫く霧を見上げていると、霧の所々が薄くなっている部分があることから、飛んでいても、地上が見えると判断し、飛ぶことにした。

そうは決めても、初めてのことなので、少し心拍数が上がっていて、いつもより緊張しているのが分かった。それを誤魔化すように準備を進め、微風の中、クロスでテイクオフした。

その後すぐは、地上は見えていたが、5mほど上昇すると、次第に霧の中に入って行くようで、時々、地上が見えなくなるときがあり、見えたり、見えなくなったりを繰り返しながら、20m弱の高度で水平に飛んだ。
念のため、砂浜の波打ち際に沿って飛ぶことで、私自身の位置を確認しながら飛んではいたが、突然、濃い霧に包まれ(濃い部分に突っ込んでしまい)、波打ち際が見えなくなり、ホワイトアウトの状態になってしまった。
後で冷静に思い出すと、10秒足らずだったと思うが、慌てずに、それまでと同じ操作を続け、多少、高度を落としながら、直進していたつもりだったが、眼下に海面が見えた時は、かなり驚き、焦った。直進していたはずが、海側にそれてしまっていたのだ。
海上のフライトは、万が一、エンジンが止まっても、砂浜に戻ることができる距離と高さを考えて飛んでいるが、この時は、波打ち際までの距離に対し、高さが十分でなく、そのことで焦ったのだった。
結果は、何事もなく、砂浜まで戻ってきたが、「霧の中のフライト」の怖さを知った。

■写真の説明
  霧の中のフライトでは、首から提げたカメラに水分が付いてしまうため、カメラを持参せず、撮った写真はない。その替わりに、波打ち際を飛ぶパラモーターを上空から撮った写真を貼り付けた。

2回目の「霧の中のフライト」は次回に。



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