田舎の電気屋なんて。

ソニーの2.1chサウンドバーって言うのが

一体、実物がどういうものなのかと電気屋さんに見に行きました

…

開店間もない所へ入ったのでお客さんも少なかった

きっとサウンドバー的なものはテレビコーナーだろう

そちらの方に向かって行くと50代半ばぐらいのオバサン店員が。

まだお客さんもまばらな店内の誰もいないテレビコーナーに俺が来たので

俺の動きを注視している感じがビンビンに伝わる

…コレは俺の嫌いなパターンである

店員の方から声を掛けてくる感じが俺は大嫌いだ

オススメされているというよりも押し付けてくる感じを受けるからだ

そして俺はある程度、一人で商品を見たい

何か聞きたいことがあった時はコチラから声を掛けるので

その時だけ対応してくれればいいのに。

これはABCマートの店員もそうなのだ

すぐに客の気配を感じるとスッと寄って来て声を掛けてくる

『何かお探しですか』

『いや、見てるだけなんで』

『どういったものをご覧になりたいですか？』

『あ…ま、適当に見てるだけです』

『無いサイズとか出しますのでお声を掛けてくださいね』

…言われなくても勝手に試着するし

欲しいサイズが無かったら、あるかどうか聞くよ

いちいちうるせぇよ

…って心の狭い、人間の出来ない俺はそう思ってしまう

電気屋のババアも然り

『何インチのテレビ？』

俺がテレビを探しに来ていると思ったのか知らないが

自分の息子に話しかけるように超フレンドリーに来た

『洗ってって言ってた体操着、どこ置いたの？』

ぐらいのテンションだった

俺のオフクロかよ！

この時点で俺とババアの間に壁ですよね

…

『テレビじゃなくスピーカー見てました』

『あぁ、コレね。いいですよ。オススメ。』

俺が欲しいなと思っていた商品よりも下位の機種で

それなのにネットで調べたよりも値段がやたらと高い

俺は若干の不機嫌さもあったので

『ネットで色々と見たけど、それよりもコレは随分高くてビックリしました』

ズバッと言いました

『あ～でも、コレほら。税抜き価格だから。これに税金が掛かっちゃう』

…もっと高くなるんかい！！さらにビックリだわ！！

『一応、パンフレットだけもらって行ってもいいですかね』

『あぁ、どうぞ。そのパンフレット確か古くなったけど』

いらねぇよ！

田舎の電気屋なんてこんなもんだ

東京の色んな電気店がひしめき合っている地区などはこんな対応しないだろうに。

『ちなみに値引いてもらえるとしたらどれぐらいになります？』

『あぁ…○○円で税込みぐらい。』

それでもネットで調べたよりも随分と高い。さらに俺が欲しい機種よりも下位なのに。

『あはは』という俺の笑い方は『そんな程度ですか』を多めに配合したやつだった。

そして最後は

俺の欲しいと言っていたウーハーが付いていないタイプの

ソニーじゃないメーカーのサウンドバーを勧めてくるし

田舎の電気屋はこんな程度でも商売できるからいいな

近所に電気店が無いから好きな値段設定、戦う事もない。

そして岩手の人の特徴として『値引き交渉をしない』ってのがある

表示された価格でそのまま買っちゃう

そりゃ儲かるわ…