本日はヒマなわが社
アンガスはお休みだし
小鉢クンと鳩のオッサンは
会社から車で数分の作業小屋に行ってしまった
俺、一人で倉庫にいました
『鳩さぁ〜ん!鳩さぁ〜ん!』
事務のババアが倉庫の中に声を掛けた
『いないよー作業小屋にいってるよ』
『社長が呼んでるのよ』
話を聞くと、社長が病院に行く日で
病院まで乗せて行って欲しいのだそうだ
…そうなると俺しかいないな
普段は鳩がやっている事だが、俺が行くことになった
病院で降ろして
会社に戻ってきた
…今度は迎えに来てくれという電話
乗せてったんだから、乗せてこないとね
病院にお迎えに行き、社長を乗せた
『そこの薬局に行って薬を貰ってきてくれ』
処方箋と、お薬手帳と、お金を渡されて薬局に。
社長は車で待ってるとのこと。(ヨボヨボなので
…
処方箋とお薬手帳を渡して座って待っていた
すると、受付の所にいた女性が出てきて
『どうですか?お元気ですか?』と聞いてきた
ん?何のこと??
社長の様子を聞きに来たのか??
『社長なら車でまってますけど?』
『えと、そうじゃなくて…』
俺の方を手で指しながらまた
『お元気ですか?お疲れになってませんか?』
あ、俺かよ!
なんでそんな事を聞くの?
俺、あなたの事知らんし。
いや、なんか疲れてるのが顔に出ちゃってるのかな…
でもなぁ知らない人に心配されてもな。
『えぇ、まぁ、元気でやってます』
『そうですかぁ、ちょっとお話がありましてね』
俺が元気かどうかを心配してくれたのはいいさ。許すさ。
でも、お話て何やねん。
彼女はそう言いながら
小さな透明のカプセルを出して
それに黒い液体を入れ始めた。
『疲れが取れるんです。無理に宣伝しちゃってごめんなさい。』
液体を入れ終わるとまた透明のカプセルで蓋をした
それを俺の手に乗せて
紙コップに入れた水を渡した
…
いやいやいやいや…
おかしい、おかしい、おかしい…
元気かどうか聞いてきて、元気だと答えたのにもかかわらず
見たこともない薬をカプセルにいれて
さぁ、飲めと言うじゃない
無理無理無理!
無い無い無い!!
しかし俺の手のひらには黒いカプセル
左手には紙コップ
もうさ、無茶苦茶じゃない。断れない状況じゃん。
しかもさ、あのさ
何で素手でやってんの?
本気で飲ませようとしてんの?
素手?なんで??
手を洗った雰囲気ゼロでしたけども??
もうね、飲まないと終わらない空気。
後で飲みますって言うのも変だし。
なんで社長のお使いで来ただけなのに
謎の薬を飲まなくちゃなのよ。
…
俺は、そのカプセルを口に入れて
100%ヤケクソで飲んだ
『はい。飲みました…。ありがとうございます。』
『強引にすみませんね』
女性は受付に戻って行った
…
…
…
…
…
…
薬の説明はよ!!!!!!
飲まして、しまいかい!!!!!
こんな事ってある?
知らない人に貰った知らない薬を飲まなくちゃいけない状況って何?
強引にも程がある
なんかこの感じも気持ち悪いし
手、洗った?(何の薬なのかよりそこなのね
最初にどういう効能があるのか
現在飲んでる薬と相性がいいのか
そういう説明って大事じゃね??
コオロギを潰した汁をあのデブに飲ませてやったわ!
とか、そういうんじゃ無いよね?
…
もしも明日、ブログの更新が無かったら
コオロギの汁だったんだなぁと思ってください。
いやぁ何か気持ち悪いわぁ…