<グライダー墜落で男性死亡 福島・三春町の山中>
5日午後2時15分ごろ、福島県三春町富沢五本木の山中にグライダーが墜落し、操縦していた仙台市泉区南中山、会社員、高森晴樹さん(43)が全身を強く打ち死亡した。田村署によると、墜落したグライダーは1人乗りで、他にけが人はいないという。
運輸安全委員会は航空事故調査官2人を6日に派遣することを決めた。
国土交通省仙台空港事務所によると、このグライダーの飛行計画は、同日午前10時に宮城県角田市の角田滑空場を離陸し、午後6時に戻る予定。しかし、実際の離陸は午前11時55分ごろだった。田村署によると、グライダーにエンジンは付いておらず火災は発生していない。墜落を目撃した人が110番通報した。
近くに住む男性会社員(57)は「事故当時は、風がかなり強かった。この周辺をグライダーなんて飛ばない。流されてきたのかな」と話した。
福島地方気象台によると、事故当時、現場周辺は強風注意報が出ており、最大瞬間風速12・5メートルの風が観測されていた。